くれよんレンジャーさんがブルベに目覚めたのはイイけれど、巻き込み力が半端ない。イヤだよ、SR(スーパーランドナー)の称号なんてほしくないよ。そう抵抗するのに「やるのかい? やらないのかい? どっちなんだい? すーる!」と迫られて、“BRM111東京200 曽我梅林” にエントリーしました。トホホ……。
エントリーしたからには完走を目指さねばなるまい。クソ寒い1月に走りたくないなあと思いながら、ルートマップを作成。レンタカーに LIGHTCYCLE Ti451 を積んで、スタート地点のとどろきアリーナへ。すでにはじまってたブリーフィングに加わりながら車両の状態チェックをしてると、フロントが変速しません……。

みんなが車検を受ける中、車両をひっくり返してDi2のエレクトリックケーブルを抜き差しするうちに復旧し、どうにか車検をパス。ふう、やれやれという思いでスタートし、くれよんレンジャーさんと一緒に序盤戦のメインルートである中原街道へ向かいます。

この中原街道が曲者で、第三京浜から西側はアップダウンが連続。続く緑産業道路も同様で、特にズーラシアの手前は階段状に続く登り坂が見渡せてしまう地獄絵図です。おえー。何が「ほぼ平坦なコースです」だよ。ヒル嫌イマーを舐めんな!

地獄の中原街道を走り終えた後は環状4号を南下し、長後街道〜横浜伊勢原線を西走。戸沢橋で相模川を渡って厚木市に突入であります。そして渋田川分水嶺を左折し、神奈川県道605号を南下。いつの間にか伊勢原市を通過して平塚市に入ってました。

県道605号を南下してるうちに、結構な向かい風が出てきました。坂が終わったと思ったら、今度が風が脚を削りにきやがった! くれよんレンジャーさんの後ろにピタリと張り付いて、曳いてもらうことにしました。そのくらいイイでしょ、ゴリゴリの700C(BIANCHI OLTRE XR4)に乗ってるんだから。

こうして走りながら岡崎大橋を渡った先で、正面に富士山が見えてきました。このくらい大きく見える場所まで走ってきたんだなと、ちょっと感動。時刻はそろそろ10:00。序盤に登坂が連続してたとはいえ、3時間で47.3kmはかなりスローペースです。大丈夫か?

金目川を越えて平塚市の畑の中を進む二人。のどかな風景ではあるけど、これで向かい風じゃなかったらなあ。この後、県道63号(相模原大磯線)に出て国道1号を目指すのだけど、地味に登坂が続くものだからタイム短縮が難しい。これは詰みか?

大磯町に突入し、東海道新幹線の高架を潜った先のコンビニでトイレ休憩。ついでに炭水化物とニコチンを補給して国道1号の西走に備えます。ウソです。単純に走る気持ちが切れただけです。一服して気持ちを入れ直し、走行を再開。CP1までノンストップでいきます。

こうして10:50頃、国府新宿で国道1号に接続。なかなかの渋滞っぷりで、これじゃあ車速を上げられないじゃないか。うーむ、当てが外れたなあ。もうちょっと下調べをすればよかったかな。とりあえず、先行するくれよんレンジャーさんを追いかけるか。

渋滞するクルマの左脇を進んでると、左手に相模湾が見えてきました。おお、海だー! とはしゃぐ海なし県出身者。小田原市に突入したみたいだし、CP1は近いはず。多分。一応、グロス平均速度は15.6km/hくらいだから何とかなるはず。多分。

そして国府津駅のやや西にある岡入口交差点を右折。住宅地を貫く生活道路を北上してると、折り返してくる参加者とすれ違うことが増えてきました。お互いに軽く会釈やハンドサインをしながら走り続けます。こういうのがブルベのイイところですね。

などとポエミーな余裕をこいてると、再び登坂なんだもんなあ。ぐひー、もう坂は勘弁。何度も言わせてもらいますけどねえ、全然 “ほぼ平坦なコース” じゃないよ! だからイヤだったんだよ。梅林なんて平地にあるはずがないもの。おのれ〜!

こうして11:30頃、CP1のミニストップ小田原曽我原店に到着。先行してたくれよんレンジャーさんと合流を果たします。レシートを取得するためにミネラルウォーターとおにぎりを購入。駐車場脇で非人権飯をパクついてると、西から突風が吹き付けて停車中のオートバイが横転。荒れてきたなあ。

11:50頃に走行を再開、これまで登ってきた県道72号〜生活道路を下り、国道1号へ出ます。ダウンヒル中にブレーキが効かなくなり、足ブレーキで停車。ひいー、ソールが削れる😭。確認すると、リムとブレーキシューの間に、突風で飛んできた紙屑が挟まってました。こんな奇跡いらないから。

ここからは吹き荒れる西風を背にしてスピードアップ。グロス平均速度を16.2km/hまで上げながら大磯で西湘バイパスに沿った国道134号に入ります。ここで競輪選手の後ろに付けたので曳いてもらおうと目論んだものの、瞬く間にぶっちぎられました。

仕方なく、エアロポジションになって単独走行。風はますます強さを増し、海側からも山側からも突風が吹き付けます。その度に1mくらい横に煽られるもんだから怖くて仕方ない。何度、ガードレールやクルマに接触しかけたか。道の駅 湘南ちがさき前で信号待ち中も横風に煽られて落車しかけました。

茅ヶ崎あたりは突風で舞う浜砂で空が黄色くなってるし。もう口の中がジャリジャリ。そして江ノ島から先は大渋滞。鎌倉高校前駅の側はこの有様です。しかも左側ギリギリに寄せるクルマもあって腹立つ。ああ、せっかく稼いだグロス平均速度がどんどん落ちていく。

こうして稲村ヶ崎を抜け、由比ヶ浜を抜け、材木座海岸へ。ようやく渋滞がなくなり車速を上げられるぞとペダルを踏み込んだ瞬間、右からの突風に煽られてガードレールに激突。怪我はなかったものの、左ブラケットが内側に曲がりました。もう無理ぽ。

くれよんレンジャーさんが休憩中という渚橋のファミマへ行くと、何人もの参加者がDNFを申請してました。この先の三浦半島はさらに強風らしい。命を賭けてまで敢行するものではなし。我々もDNF申請を行い、輪行で帰るべくJR逗子駅へ向かうのでありました。
こんなこともあるさと横須賀に揺られてると、戸塚駅で緊急停車。突風で電線にゴミが絡まったそうです。最後まで突風に振り回されたこの日の走行距離は約110.9km、獲得標高は968m、走行ルートはこちらです。ええっ、1ヶ月後にリベンジ200kmブルベだって!?





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