多摩川の水を板橋まで送っていた「荒玉水道」をトレースしながら遡上するポタリングは、配水塔や商店街を通り抜けつつ中野区・杉並区を縦断。井の頭線の踏切を渡ると、荒玉水道道路の前方に神田川が見えてきました。さあ、世田谷区は近いぞ!
窓の外 坂を下った先は神田川。目を凝らせば、前方に首都高と中央道の高架も見えるではありませんか。その南側は世田谷区。坂を下った勢いで、一気に突入しよう。
ということで、首都高の下を走る甲州街道(国道20号)を渡って、京王線・桜上水駅前へ。この街に来るのは学生時代以来、20年ぶりです。面影はあるけど、さすがに変わったなあ
脳裏に湧き出た黒歴史な記憶を消去してる間に、桜上水を抜けて船橋へ。住宅の合間に畑が散見される風景になってきました。しばし、MOULTONの人とランデブーを楽しみますかな
荒玉水道道路の行手を遮る環八を、30mほど北の横断歩道で渡ります。往来にサイクリストが増えてきました。この水道道路を使って多摩川CRへ出る人が多いようですね
環八を渡って荒玉水道道路へ復帰。車幅制限のポールが出てきたけど、自転車には影響なし。飛び出てくる歩行者に注意しながら、先へ進むだけであります
小田急線を越えて南下を続けると、道端に日大商学部が見えてきました。これまた20年ぶり(何度か遊びに行ったんだよなあ)。おやまあ、随分と立派な建物におなりだこと!
ともあれ、日大商学部の南側で世田谷通りを渡った先で、国分寺崖線の急斜面を下って野川へ。多摩川流域の典型的な地形に、ゴールが近い手応えを感じます
思ったとおり、5分も走らずに砧浄水場へ到着。多摩川の伏流水を取水する施設で、昭和3年に建てられたそうな。大谷口給水所からの走行距離は……。げっ、17.8kmしか走ってないじゃん
そのまま荒玉水道道路を戻ってもおもしろくないので、別の道で帰ることにしようかな。砧浄水場を囲う道を進むと、多摩川CRに出ました。正面に富士山を望んで、得した気分
荒玉水道を終端から水源まで遡上するポタリングは、かなり短距離で終わっちゃいました。自宅からの総走行距離も約29.4kmと不十分。ということで、多摩川左岸CRをウロウロして、おもしろそうな帰宅ルートを探しました。どんな道かって? それは[次回]のお楽しみ。
ご感想をどうぞ