Brg. Joshui, Tokyo

角筈水道道路と玉川上水ポタ[後編]

saruvera

かつて新宿にあった淀橋浄水場の跡地からまっすぐ延びる角筈水道道路と、その西側に続く玉川上水の流路を遡上するポタリングは、約3kmのダート走行を経てJR三鷹駅の東側へ到達(前編を参照)。このあたりに太宰治の入水地があるはずだよなあ、と玉川上水の右岸をポタポタしてると……。
 
三鷹駅の手前にある太宰治の入水地右岸の一方通行路(風の散歩道)の脇に、太宰治の記念碑を発見。その50m下流には太宰を偲ぶ玉鹿石。どうやら、このGIOS FELUCAを停めた一角が、太宰治と山崎富江が入水心中した場所のようです(正確な場所は判明してません)。命日の桜桃忌は6月19日か


 
三鷹駅南口にある井戸の組み上げポンプとGIOS FELUCAと太宰治の入水地から玉川上水に沿って300mも進めばJR三鷹駅の南口。玉川上水の流路は暗渠になって、駅舎と線路をアンダーパスする形になってます。南口の駅前ロータリーを見回すと、旧三鷹橋の畔に井戸のポンプがありました(水は出ないけど)。水辺の道に似つかわしいモニュメントですね
 
三鷹通り側道でJR中央線をアンダーパス再び玉川上水の流路へ出るために、駅の西側を通る三鷹通りの側道を使ってJR中央線・総武線をアンダーパス。三鷹駅北口のロータリー脇から、玉川上水の左岸(桜通り)を遡上することにします。その名の通り桜並木が続くので、春先は美しい道筋だろうなあ
 
玉川上水の左岸の桜通りを進むと右手に境浄水場そんな桜通りをポタポタ走ってると、東側に境浄水場が現れました。その東側には、やはり水道道路の井ノ頭通り〜多摩湖自転車道が並行してるはず。とすれば、ここは何気に水道道路のメッカ的な場所じゃないの? そう考えると感慨深いものがあります
 
境橋のたもとに建つ 史跡 玉川上水の碑玉川上水の左岸の道は、境浄水場の西側・境橋交差点で五日市街道と合流。その境橋の畔に、玉川上水の碑が建ってました。ここは板橋・池袋方面へ注ぐ千川上水との分水点であり、近くには境水衛所(淀橋浄水場とともに閉鎖された水路監視所)があったそうです
 
小金井公園付近は玉川上水に沿って桜並木が続くさて、五日市街道を西走して小金井公園付近に至ると、玉川上水に沿って6kmほど続く桜並木が見えてきました。戦前まで小金井桜(ヤマザクラ)の名勝地として知られた桜並木で、近年は補植が進められてます。ここも春先に再訪したい道ですなあ
 
小川橋から再びダートに突入その先にある喜平橋から上流は、玉川上水の右岸を走って小平市を横断。そして立川市との境に架かる小川橋で、ついに両岸とも再びダート化しやがった。濡れ落葉に覆われた泥道で、タイヤをズルズル滑らせながら前進。オレハナゼシクロクロスシテルンダロウ
 
現在の玉川上水の水源に掲げられた清流復活事業の碑しばらくダートを走ってると、せせらぎが聞こえてきました。道端には苔むした土階段。こうなりゃヤケクソだ。GIOS FELUCAを担いで土階段を降りてくと、現在の玉川上水の水源・清流復活事業の放流口がありました。すぐ上流の小平監視所(かつての小平水衛所)で浄水してるみたい
 
小平監視所の上水小橋から放流される玉川上水放流口の近くにある上水小橋は親水テラスになっていて、玉川上水の水面を間近に見られます。承応2年から昭和40年にかけての312年間、ここから新宿(淀橋浄水場と四谷大木戸)へ送水されてたんだなあ。江戸・東京の歴史に触れ、ちょっと物思いに耽るひととき
 
上水小橋から玉川上水を眺める GIOS FELUCA新宿から放流口までの走行距離は約30.2km。上水小橋にGIOS FELUCAを停めて帰路ルートを検討します。ここから上流の多摩川・羽村取水堰までと、下流で分水する野火止用水は以前に走ったしなあ。となれば、和泉水圧調整所で角筈水道道路と分水する玉川上水の旧水路へ行ってみるか
 
西武拝島線に沿って東大和市駅方面へ進む時刻は13:30を過ぎ、日に陰りも出てきました。玉川上水駅前から西武拝島線に沿って東大和市駅前へ出て、そこから青梅街道〜多摩湖自転車道〜井ノ頭通りをつないで渋谷方面へ。途中で讃岐うどんを補給しつつ、東京都下を南東へ突き進みます
 
井ノ頭通りを下って和泉水圧調整所へ戻ってきたそして15:30、戻ってきました和泉水圧調整所。このまま井ノ頭通りを南下し、建替工事が進む和田堀給水所の北面を回って代田橋駅へ向かいます。かつては、駅北側の甲州街道に玉川上水を越す代田橋が架かってたそうな。へえ、そんな由来がある土地だったんだ
 
代田橋駅の南にあるゆずり橋と玉川上水さて、GIOS FELUCAを押して駅前商店街を進むと、その先にある親水公園の途中で玉川上水の旧水路と対面。レンガ造りのゆずり橋が架かる一角だけ、水面が見える開渠になってました。橋の反対側(下流)は暗渠(公園整備工事の真っ只中)なので、この開渠だけは残ってほしいものです
 
初台にある三字橋の欄干と玉川上水の流路代田橋から甲州街道で新宿方面へひとっ走り。山手通りと交差する初台で、妙な嗅覚が働きます。そのセブンセンシズに従って昔アスキーが入居してたトーシンビルと伝説の吉野家の間にある公園へ行ってみると、奥に三字橋の欄干と埋め立てられた玉川上水の流路がありました
 
文化学園大学前の遊歩道となった玉川上水の流路これより下流は京王線の軌道を経て、文化学園短大前の遊歩道に姿を変えてます。その地下には、しっかり流路が保全されてるそうな。ちなみに遊歩道には、明治時代の暗渠水管がモニュメントとして現存してます。そこで駄弁ってる当の学生は気づかないだろうなあ
 
玉川上水の終端・四谷大木戸に建つ水道碑記と GIOS FELUCAそのまま甲州街道〜新宿通りを東進し、新宿御苑の北東端にある四谷大木戸跡へ。江戸時代の関所跡であり、玉川上水旧水路の終端であります。かつて四谷水番所があった場所には東京都水道局新宿営業所が建ち、その脇には巨大な水道碑記がそびえてます
 
これにて角筈水道道路と玉川上水を巡るポタリングは終焉。新宿通りを東進して皇居脇を抜け、浅草橋へ帰着します。今回の総走行距離は78.6km、走行ルートはコチラです。やたら疲れたのは、練習不足のせいか、それともダートを走ったせいなのか。楽しくも疲労感を覚えたポタリングでありました。

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