夏になると、恒例行事のように観てしまう映画「茄子 アンダルシアの夏」。わずか47分に喜怒哀楽が凝縮されていて、濃密なのに乾いた独特の余韻をたびたび味わいたくなります。そして視聴後は必ず、劇中に出てくるナスのアサディジョ漬けを肴に酒が呑みたくなるわけです。
で、今夏も視聴した挙句に食べたい欲求が頂点に達したので、作ってみることにしました。そもそもアサディジョって何よ? と調べたら、架空の料理なんですね。原作の新装版に大まかなレシピが出てて、それを基に作った人の記録も多々あるので、それらを参考にできるだけ手を抜けるレシピにしました。
要は、ピリ辛なナスのピクルスを作るって話。そもそも架空の料理なんだから、正解があるわけでもないし。アサディジョ=辛いペーストと定義して進行します。いいんだよ細けえことは!
saruvera式ナスのアサディジョ漬けのレシピ
小ナス | 24本 | |
オリーブオイル | 大さじ3 | |
アサディジョ | 輪切り唐辛子 | 大さじ3 |
パプリカ(粉末) | 大さじ2 | |
クミン(粉末) | 小さじ1 | |
おろしニンニク | 小さじ2 | |
ピクルス液 | 水 | 1カップ |
酢 | 1/2カップ | |
白ワイン | 1/2カップ | |
塩 | 大さじ2 | |
砂糖 | 大さじ2 | |
ローリエ(ホール) | 1〜2枚 | |
※1 クミンは無理に使わなくてもOKです ※2 1週間以内に食べきるつもりで作ってください |










試食ついでに、お酒とのマッチングも試してみました。ビールとの相性はイマイチ。冷えた白ワインとはイイ感じ。そして、重い赤ワインとの相性が頭抜けて秀逸。アサディジョ漬けの個性に負けることなく、飲み味が丸くフルーティに感じられます。エルナンデスが言う「ワインが法律」に偽りなし。
2017年のブエルタ・ア・エスパーニャは8月19日にスタート。これからナスのアサディジョ漬けを仕込んどけば、ブエルタ観戦に余裕で間に合いますね。呑兵衛サイクリストは、ぜひお試しあれ。
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