突風に吹き飛ばされてDNFに終わったBRM111(前回の記事を参照)から1ヶ月。雪辱を晴らそうと半ば強制的にエントリーさせられた “BRM223東京200 真岡” を迎えました。今回は5:00スタートなので早起きしたものの、装備チェックに手間取って家を出たのは3:50。あ、心拍センサーを忘れた!
浅草橋から京葉道路を東進し、スタート地点の篠崎ポニーランドへ。どうにかスタート時刻に間に合ったと思いきや、集合場所の手前で参加者らしき集団とすれ違います。車検が終わった人から順次スタートしてたのね。ポツンと残ってたのは、くれよんレンジャーさんと友達のピロ氏さんだけ。これは詰んだか?

暗闇の中で車検を終え、5:02過ぎにスタート。小雨が降る中、行徳橋で江戸川を渡って千葉県に入ります。顔に当たる雨粒にモチベーションは下がる一方。雨中200kmライドなんてしたくないよ。すでに先頭から10分以上も遅れてるし、適当なところで終わりにして帰ろうよ。

市川浦安線(県道6号)を北上して本八幡まで来ると、いよいよ雨が本降りになってきました。ウインドブレーカーのおかげで体は濡れないけど、路面は滑るし、カーボンホイール+リムブレーキは効かないし、マジで怖い。マンホールや白線を踏まないように気を付けながら、市川柏線(県道51号)を北上します。

6:00を過ぎ、柏市増尾あたりにくると雨が止んで、空も明るくなってきました。ああ、棄権する口実を失った。路面も道幅も走りやすくなってきたので、3人でトレインを編成。前走車が跳ね上げる雨水を顔面に浴びながら、県道51号〜手賀沼はくちょう通りを北上します。

ちょっと進むと柏ふるさと大橋。右手には手賀沼が広がり、辺り一面が美しい朝焼けに染まってました。二人を曳いてるので感慨に耽ってる余裕はないけど、微妙な郊外感と相まって印象的な風景。これが、強制的に早朝の知らない土地を走らされるブルベの醍醐味ってやつなのかな。

右を振り向くと、手賀沼の奥から朝日が昇りはじめてました。都内では絶対に見られない日の出に遭遇して、ちょっと感動。こうして1日がはじまっていくのだなあ。みんなの生活がはじまっていくのだなあ。ただ、出遅れてスタートした我々に、景色を楽しむ余裕など本当はないのだけど。

そんな手賀沼から根戸城跡の脇を抜け、県道47号を北上。利根川に架かる新大利根橋に差し掛かりました。この橋は自転車走行帯が反対車線にしかなく、二段階右折が必要。地味にタイムロスを強いられますな。あと、橋の全長がありすぎて高所恐怖症は体がカチコチに固まる。

利根川を渡った後は守谷市を抜け、守谷藤代線(県道328号〜県道251号)で取手市を東進。ローカルな佇まいの住宅街を走り抜けていきます。が、路面が荒れててミニベロにはキツい。路面からの突き上げが酷くて、背面ポケットに入れてた懐中電灯が落下して昇天しましたわい。

こうして7:00頃、PC1のファミリーマート取手山王店に到達。もうPC1なんて今回は楽勝じゃね? そう思ってサイコンを見ると、まだ39km地点だったのね……。まあ、グロス平均速度は19.2km/hあるから何とかなるでしょ。先行集団の影すらないのに、根拠ゼロの余裕をかまして談笑&おにぎり補給で20分を浪費。

PC1に長居しすぎてグロス平均速度を16.4km/hまで落とした我々は、小貝川を渡ってつくばみらい市へ突入。つくば真岡線(県道45号)をひたすら北上するのでありました。とはいえ、延々と一本道を進むものだから、徐々に飽きてきました。次のPC2は35km以上も先かあと、道端で一服したりだべったり。

やがて右前方に筑波山が見えてきました。で、いつになったら終わるんだ、この直線。はるか前方まで見えてるのに周辺の景色に変わり映えがなく、精神と時の部屋にいるみたいに時間だけ溶けていくぞ。じわじわとメンタルを削られ、エアロポジションになる気力も喪失。だるだると前進します。

しばらく走ってると、ピロ氏さんが突如「ああ!」と叫ぶではありませんか。パンクかと思って声をかけると、道端のセイコーマートを見て北海道出身者の血が騒いだらしく、どうしても寄りたいと譲りません。現在のグロス平均速度は17.2km。時刻は9:20。少し補給するくらいなら問題ないか。

で、しっかり20分休憩とか。ピロ氏さんはアメリカンドッグを喰ってるし。結果、グロス平均速度は16.1km/hまで低下しました。PC2まであと10km。小貝川に架かる養蚕橋の中途半端な登坂を、怨念を込めて越え、筑西市の中心街へ向かいます。

そして10:15頃、PC2のセブンイレブン筑西市役所前店に到達。ここで再びおにぎりを補給し、ドリンクボトルを満タンにします。たまには人権飯を食べたいなどと言いながら、ここでもきっちり20分を消費。マンホールカードをもらってくるという二人と別れ、単独で17km先のPC3(真岡駅)へ向かいます。

昭和の面影が濃い商店街を貫く大町通り〜旧国道294号を北上するも、なかなか車速が上がりません。筑西市役所から真岡駅まではずっと上り勾配なんだもの。15.5km/hまで低下したグロス平均速度を、15.9km/hに戻すので精一杯。そして真岡バイパスの交差点ですれ違う折り返しの先行者たち。あー、これ終わったな。

それでも11:30過ぎ、ついにPC3の真岡駅に到達しました。ここまで104.2kmを6時間30分。すぐに折り返せば制限時間の13時間30分以内にゴールできる計算です。まだ間に合う。えーと、PC3の通過証明は「あるものを撮影すること」か。……あるものって何だ?
ブルベカードを見返しても記載はなく、出走案内にも書かれてません。くれよんレンジャーさんに電話をしても、走行中で応答なし。時間が刻々と溶けていく中、できることはマンホールカード収集に旅立った二人の到着を祈ることだけ。今や遅しと二人を待ち侘びながら、次回[後編]へ続きます。










> 戸田さん コメントありがとうございます。ちょっと心配になりますよね。残念な…