黒糖クラフトコーラを作るよ

saruvera

こうも酷暑が続くと、早朝ポタリングが精一杯。夏の日差しにさらされて体が火照ると、冷たいコーラでクールダウンしたくなりますなあ。今夏は専門店が手作りするクラフトコーラの人気がブレイクしたようで、後続店だけでなく大手メーカーの類似品も増えてます。
 
クラフトコーラの定義は明確ではなく、ただし主にスパイスや柑橘類で個性を出す・添加物や着色料を使わない・果糖ブドウ糖液糖を使わないことを趣旨としてます。これなら自分でも作れるんじゃない? そう思って何度か試した末の、現時点でベストな “黒糖クラフトコーラ” のレシピを紹介します。


 

黒糖クラフトコーラのレシピ(約8杯分)

スパイスシロップ黒糖150g
300cc
シナモン(ホール)2本
カルダモン(ホール)5g
クローブ(ホール)3g
ブラックペッパー(ホール)1g
バニラビーンズ(ホール)1/2本
スターアニス(ホール)1個
レモン(ノンケミカル)1/2個
カラメルシロップ黒糖50g
30cc
その他無水エタノール(器具や手の殺菌用)適量
ソーダガラス密封ビン750ml容量
 

黒糖クラフトコーラの作り方

黒糖クラフトコーラの材料クラフトコーラに使用するスパイスは、カレーと重複するものが多いです。バニラビーンズはバニラエッセンスで代用可能。砂糖はグラニュー糖を使うとクセが控えめになります。レモンは皮を使用するので、必ず国産やノンケミカルなどの防カビ剤不使用を使うこと。
 
黒糖クラフトコーラに使用するシナモンシナモンは成分が浸出しやすくなるように手で折って4分割。コーラ特有の風味をもたらすスパイスで、素材の甘みを引き立てます。また漢方では、腹痛や関節痛の緩和に用いられてますね。
 
黒糖クラフトコーラに使用するカルダモンカルダモンは包丁の腹で実を押し割り、中の種子を浸出しやすくします。この実と種子が、コーラ特有の爽やかな香りに欠かせません。胃腸の働きを高める他、ストレス緩和も期待できるそうですよ。
 
黒糖クラフトコーラに使用するブラックペッパー同じくブラックペッパーも包丁の腹で押し割り、粗挽き状態にします。ミルで挽いても可。ピリッとした辛味がコーラの隠し味になります。食欲増進の作用があるスパイス。
 
黒糖クラフトコーラに使用するバニラビーンズバニラビーンズは包丁で縦に切り、鞘をしごいて種を出します。鞘と種は両方とも使用するので、捨てちゃダメ。安価で入手しやすいバニラエッセンスで代用できます(投入タイミングは異なります)。
 
黒糖クラフトコーラに使用するレモンレモンは薄い輪切りにします。今回は輪切りをスパイスと一緒に煮込むけど、皮だけ先に煮込んで後で果汁を加える人も。レモンの風味を浸出する方法は様々で、ここに個性が現れます。
 
黒糖クラフトコーラの材料を煮込むスパイスとレモンの下ごしらえが終わったら、水と黒糖を入れた鍋を弱火にかけます。黒糖が崩れてきたらスパイスとレモンを加えて中火にし、沸騰から2〜3分ほど煮込んだらスパイスシロップの完成。火を止めて粗熱が取れたら、消毒済みのボウルなどへ移します。
 
黒糖を煮込んでカラメルを作る空になった鍋で今度はカラメルシロップを作ります。水30ccと黒糖50gを中火にかけ、ときどき鍋をゆすりながら茶色くなるまで煮詰めます。煮詰まってくると泡が大きくなり、色も濃くなってきます。
 
黒糖を煮込んでカラメルを作るちょっと焦げた感じの匂いがしたら火を止めて完成。ヘラでこすると鍋肌が露出する粘度がベストです。ここに先のスパイスシロップを加え(バニラエッセンスはここで投入)、弱火で煮ながら混ぜます。
 
黒糖クラフトコーラのシロップを保存ビンに注ぐスパイスシロップとカラメルシロップが混ざったら火を止め、消毒した密封ビンへ注ぎ入れます。そして粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて一晩ほど寝かせ、味が馴染むのを待ちます。
 
黒糖クラフトコーラのシロップを保存ビンで保管冷蔵庫で寝かせることは意外と大切なことで、作って半日くらいだと味に角が残ってます。クラフトコーラならではのリッチでまろやかな味わいを楽しむためには、じっと一晩ガマンしましょう。
 
黒糖クラフトコーラを濾してグラスに注ぐ今回のレシピは、コーラ1:炭酸水3の割合がベストでした。氷を満たしたグラスの1/4程度まで、黒糖クラフトコーラを茶こしで濾しながら注ぎます。濾し残ったスパイスは保存ビンへ戻しちゃおう。
 
自家製の黒糖クラフトコーラで、黒糖クラフトコーラを注いだグラスに炭酸水を加え、マドラーで優しく上下にステア。くるくる回しすぎると炭酸が飛んじゃうので、グラスの上下を対流させるイメージでマドラーを3回だけ上下します。
 
こうして完成した黒糖クラフトコーラはスパイシーな香りがふんわりと漂い、爽やかな味わいの後に深いコクが訪れるプレミアムな味わい。ゴクゴク飲むというよりは、一口ごとの余韻をゆっくり楽しむコーラになりました。冷蔵庫で10日ほど保存できるので、しばらく飲めるぞ。
 
クラフトコーラの楽しさは、作る人の数だけバリエーションがあること。スパイスの比率を変えたり種類を増やしたりして、マイ・ベスト・ブレンドを楽しんではいかがでしょうか。かくいうsaruveraは、次回はジンジャーを加えてみようかと画策中であります。
 

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