カーボンホイールには憧れるけど、あれは決戦用。普段のサイクリングで履くホイールではないでしょう。ならば、チタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 の “常用ホイール” は何にしよう。そもそも選択肢が多くない451完組ホイールを、コストパフォーマンスで絞り込んで探索します。
コストパフォーマンスと入手しやすさで見れば、A-CLASS、FAXSON、VELOCITY、NOVATEC、韋駄天ってところかな。DAHONはカッコイイけど、ペアードスポークの耐久性が心配。で、ネットショップを徘徊するうちに、ヤフオクで未使用の NOVATEC JACKY 451 を発見しました。こりゃあ買いでしょ。
我家にやってきた NOVATEC JACKY 451 は、11速対応の2019年型です。およその性能は、チーム小輪爺のmontaくんが所有する2012年型で体験済み。価格の割に軽量で、よく回転する印象です。あとラチェット音がうるさい。かつて赤色だったハブやリム装飾が、近年はsaruvera好みの黒色になりました。
フロントホイールの重量は実測値548gと、公称値+10gながら結構な軽さ。ハブは NOVATEC A291SB 24H で、スポークは24本ラジアル組みです。リム高は28mmで、ミニベロ用アルミ製クリンチャーとしては高め。リム幅は20mmなので、昨今のトレンドより細めですかね。
赤色アルマイトのフリーボディが目を引くリアホイールの重量は、実測値726g(公称値+26g)でした。ハブは NOVATEC F482SB-SL 28Hで、かの TNI エボリューションライトハブ の正体として有名。スポークはフリー側が14本タンジェント組みで、反対側は14本ラジアル組みです。
NOVATEC JACKY 451 は満足感の高いミニベロ用アルミ製クリンチャーホイールなんだけど、銀色のスポークが LIGHTCYCLE Ti451 に似合わないことが残念。そこで銀色スポークを、金属用ペイントマーカーで黒色に塗装してみました(スプレー塗装はマスキングが面倒なのでパス)。
スポークを黒色に自家塗装した NOVATEC JACY 451 は、こんな見た目になりました。グッと引き締まった印象になり、塗装した甲斐があったかな。所々に塗りムラがあるので、あまり近寄って見ないでくださいまし。ムラなく塗装するなら、やはりスプレーかエアガンですね。
このホイールに装着するスプロケットは、ULTEGRA CS-R8000 11-25T であります。ビチアモーレ御徒町店で、かなりの美品を発見。約3,000km使用したという割に高コンディションながら、新品定価の半額で入手できました。これがあるから、中古店巡りはやめられぬ(池波正太郎風)。
早速、この中古 CS-R8000 を、NOVATEC JACKY 451 に装着してみました。ああ、やっぱりクロスレシオのスプロケットは、山なりシルエットが美しい。ミニベロで平地メインの場合、このレシオが一番しっくりきます。変速する頻度は多くなりますが。
さて、お次はチューブの装着。とはいっても、NOVATEC JACKY 451 は最初から布製リムテープが装着されてるので、作業はチューブのバルブをリムに通すだけ。今回も Panaracer R’AIR を使用します。あらら、バルブ長34mmだと際どいなあ。48mmにすればよかった。
タイヤもsaruvera定番の Panaracer Minits Lite(20×7/8)を使用。空気圧130psi(900kPa)までイケる高圧タイヤです。それはさて置き、ビードをハメるのに苦労しました。NOVATEC JACY 451 のリム外周は、GIOS FELUCA に使用してる ALEXRIMS R390 より少し大きいのかなあ。
ともあれ、これで常用ホイールの準備は完了。マッチングを確認するため、チタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 に NOVATEC JACKY 451 を装着してみました。おお、なかなか似合ってるじゃない。やっぱり、スポークを黒色に塗装してよかったわい。はい、自画自賛です。
ホイールを履いたことで、かなり LIGHTCYCLE Ti451 の輪郭が明確になってきました。GIOS FELUCAと比べると、トップチューブの位置が高いです。ロングホイールベースです。ああ、コイツを走らせる日が待ち遠しい! そんな逸る気持ちを抑えつつ、ちまちま組み立てていきますよー。
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