おいしい “うどん” をテーマにあちこち走るツール・ド・うどん(TDU)が、今年も開幕。2018年の第1ステージは、ときがわ町のセルフうどん「高柳屋」を目当てに、森林公園〜物見山〜越生町〜ときがわ町を巡る丘陵コースです。初夏のような陽気の4月下旬に決行と相成りました。
ヒルクライマーに人気というセルフうどんや丘陵コースを目当てに、合計11人のライダーが参加。途中合流する2人を除く9人が、8:30過ぎに森林公園の中央口ゲート前へ集まりました。2人の初参加者を迎え、今年は開幕戦から充実した顔ぶれですなあ。
| TDU2018 stg.1 ときがわセルフうどん 参加者 | ||
| saruvera | GIOS FELUCA | 451ミニベロ |
| まりぽさん | Pocket Rocket Pro | 451ミニベロ |
| テルさん | GIANT IDIOM 1 | 451ミニベロ |
| ペーターさん | KHS P-20R | 451ミニベロ |
| KONさん | GIOS FELUCA | 451ミニベロ |
| くわさん | JAVA FRECCIA | 451ミニベロ(初参加) |
| くらたまごさん | TREK EMONDA SL6 | 700Cロード(前年マイヨ) |
| ろいろいさん | TREK MADONE 2.1 | 700Cロード |
| ゆめさん | GIOS NATURE | 700Cロード(初参加) |
| SADAさん | GIOS FELUCA | 451ミニベロ(物見山で合流) |
| sambeさん | ANCHOR RNC3 | 700Cロード(物見山で合流) |
朝から強烈な日差しが降り注ぐ中、森林公園の南口で参加メンバーを待ちわびるミニベロおやじたち。これからスタートだというのに、すでに荒川CRを数十km自走してきた強者どもであります。よくやるなあと感心しながら、トランポから愛車GIOS FELUCAを運び出すsaruveraでした(根性なし)
顔合わせの雑談を交わし、9:30頃に森林公園を出発。まずは埼玉県道307号を東進し、国道407号を目指します。のどかな里山風景を眺めながらポタポタ走るつもりが、背後から迫る8人のプレッシャーに負けてペースアップ。30km/h巡航を意識して脚を回すsaruveraは、早くも涙目であります
続いて国道407号バイパスを南下し、いくつかの起伏を越えながら高坂方面へ。ところが、右折するはずの交差点を直進して国道254号との三叉路まで来ちゃった。リカバリーしようにも頭の中が真っ白。巡航速度を意識するあまり、脳内地図が飛んじゃいました。テルさん、残りの先導は任せた (´Д⊂
紆余曲折しながら県道212号へ出て、これまた自走組のSADAさん&sambeさんとこども動物自然公園前で合流を果たします。ここから物見山の頂上まで、1.3kmの直線坂(平均勾配6.5%)を各自のペースでヒルクライム。なお、撮影してて出遅れたsaruveraは、それを口実にスローペースで脚力温存(セコい)
物見山の山頂に到着した一同は、日陰で休息中。そりゃそうだ。まだ10:30なのに、気温が32℃を超えてるんだもの。水道水を頭から浴びてクールダウンした後、涼感仕様のサイクルキャップとネックカバーも濡らして熱中症に備えます。これから物見山ヒルクライムTTするので、万全を期さなくちゃ
さて、クールダウンを終えた一行は、県道343号で物見山の南端まで坂を下って石坂三叉路へ。ここから物見山公園入口までの2.1km(平均勾配3.4%)が、物見山ヒルクライムTTの舞台です。ぶひひ、このTTでビリにならないために、脚力を温存してたのでありますよ(志が低い)
この坂道は、最大勾配14%の序盤700mさえ越えれば、勢いで上りきれるレベル。ヒルクライマーな4人(sambeさん、ペーターさん、くわさん、くらたまごさん)とパワーマンなテルさんの背中を追い、序盤勝負に全てを賭けて中団ゴールに成功でやんす。が、策を弄するあまり、タイム計測を失念……
その後は物見山の西側へ出て、下り基調の農村公園通り〜県道41号で鳩山町を横断。前方に広がる秩父連山の美しい山並みを眺めながら、越生町までクルージングを楽しみます。ジリジリと照りつける日差しがやわらぐような清々しいコントラスト。これぞ初夏サイクリングの醍醐味ですね
のどかな風情あふれる八高線の踏切を越えれば、越生町の中心部はすぐそこ。その前に、道端のドラッグストアで給水しようよ。ドリンクボトルが2本とも空になっちゃった。駐輪場の隅でミネラルウォーター+麦茶+CCDの謎ドリンクを調合。マズそうとドン引かれたけど、味も外聞も気にしない!
ドラッグストアから700mほど走って、五大尊つつじ公園へ到着。時刻は12:00、ますます日差しが強くなってきました。最盛期を迎えた1万株のツツジを愛でながら、麦茶をあおるもよし、木陰で休むもよし。後半を走りきるために、この暑さで消耗した体力を少しでも回復させるのだ
森林公園から五大尊までの走行距離は約34.2km。距離の割に体力を削られてるのは、丘陵地帯を走ったせいか、暑さのせいか。目指すセルフうどん高柳屋までは約7km。そこまで走るためのカロリーを、サイクリストに名高い “あのパン屋” で補給だ! 期待に腹を鳴らしながら[後編]へ続きます。

都幾川の畔にある高柳屋のうどんは製麺所の直営店で、滑らかな食感でコシのあるうどんと、武蔵野系らしい甘辛いツユが人気。数多くのヒルクライマーが、この店に立ち寄って空腹を満たしてるそうです![TDU2018[ときがわセルフうどん]変更ルート](https://saruvera.jp/wp-content/uploads/2018/03/udon1802003.jpg)
TDU2017マイヨジョーヌは、”No Udon No Life” Tシャツを調達しました。もちろん、来シーズンを通して着用していただきますよ。このマイヨに袖を通すのは、果たして誰なのか? 全3ステージのリザルトを見てみましょう
ともあれ、このリザルトを出力し、チーム小輪爺2017忘年会&TDU表彰式へ向かうのでありました。今年の会場は、オープンしたばかりの
絶品やきとんを肴に「そこの生ビール&焼酎サーバーから好きに注いで呑んでね」というデタラメな酒宴が進む中、TDU2017のリザルトを発表。くらたまごさんとsambeさん、新旧チャンピオンによる受賞スピーチもデタラメな勢いで進みます
2017マイヨジョーヌに袖を通したくらたまごさんは、副賞
結局、西口やきとんに4時間も長居して、一次会は終了。二次会を望む有志でバーへ向かう途中、恒例行事のように失踪する泥酔sambeさんを保護し(アサゾー付近の山手線ガードに話しかけてた)、どうにか終電がなくなる前に散会できました
ついに到着した
ここで合流したkaneさん@ANCHOR RNC3へジャージを引き渡し、メニューを確認。うどん&名物のパンチ(もつ煮)を食べられる
1時間ほど山田うどん本店で過ごしたオヤジたちは、次の目的地・深井醤油(ヤマホ醤油)へ向かう支度を開始。と、ここでペーターさん@KHS P-20Rがリタイアを宣言。すでに100km近く走ってるので集団走行がキツイとのこと。その意志を尊重し、行田市まで帰る彼の無事を祈りながら別れます
さて、一行は山田うどん本店から2.2kmほど西進し、所沢市役所の裏手にある
そんな深井醤油の直売所で、いろいろ試食した末にお土産を購入。てっぽう漬けはたまり醤油の旨味や塩気、青唐辛子の辛味のバランスが絶妙で、燗酒のアテにぴったり(呑みすぎた)。その他、いりこだし醤油、蔵出し醤油、さわやかな酸味がクセになる
目的を果たした一行は、テルさんの先導で彩湖までの帰途へ着きます。これがまたマニアックな道の連続で、よく見つけてきたなというルート。まずは東川に沿って所沢の住宅街を東進。秋から冬へ移りつつある
何となく地理感が掴めてきたと思ったら、今度は木々の茂った
その後、
その目当ては、志木市ご当地B級グルメの
我々の到着時刻に合わせてコロッケを揚げてくれた女将さんに一礼し、
そして、14:20頃に
往路の向かい風のせいか、連続した緩勾配の影響か。今回は妙に脚がキツイ。右ヒザ裏に痛みが走ってきたし。それを見かねたテルさんから、脚の筋肉を使わない走り方を指導してもらいながら
集合場所の都市農業公園
この日はチーム小輪爺ジャージを購入者へ引き渡すため、計5着をワイズロードの買物袋に入れて出動です。大容量・背負える・小さく折りたためるの三拍子そろったスグレモノなので、少々ボロくなっても捨てられません。自転車屋さんの買物袋は、かくあるべきですな
ジャージ引渡会を無事に終え、所用で帰宅するKONさんに見送られながら、9:20頃に荒川CR左岸の遡上を開始。テルさん@NINER RLT9を先頭に、くらたまごさん@TREK MADONE 2.1、ろいろいさん@TREK MADONE4.5、ペーターさん@KHS P-20R、saruvera@GIOS FELUCAが続きます
荒川峠な向かい風の中を50分ほど走って、中継地の
まずは彩湖のすぐ北を通る志木街道(埼玉県道40号)で西進。
志木市を横断するうちに志木街道は県道40号から県道113号へ。
国道254号を越えてそのまま直進し、住宅街を通り抜け、関越道の下を潜って、気が付けば
やがて交差する小金井街道(県道24号)で北上を開始。
小金井街道から合流する県道6号を西進すれば所沢市街。中心街へ進むに連れ、渋滞が増してきました。川越市と所沢市を結ぶ動脈だもんなあ。ここまで交通量の少ないマニアックな脇道で走行ルートを組んだテルさんの名采配か。そんなことを考えてたら、渋滞の先に山田うどんの看板が見えてきました!
チーム小輪爺ジャージは、各自の希望サイズでメーカー制作中。新アイテムのドッグジャージも、先行プリント版のチェック返答を経てメーカー制作に入ってます![ツール・ド・うどん[山田うどん]ルート](https://saruvera.jp/wp-content/uploads/2017/10/shoringi1710002.jpg)
国道16号に面した
カレーうどん(温)大盛りに牛肉チャーシューをトッピング。コシの強い讃岐うどんとクリーミーなカレースープの組み合わせが絶妙で、これはウマし! 思わず小ライスも追加しちゃった (´・ω・`)
いやあ満足。近くのコンビニで給水&食休みして、13:00頃に復路走行を開始。国道16号から
町田市に突入し、
約1kmの4.4%勾配を登坂し、頂上にある
最後の休憩を終え、13:40頃に走行を再開。鶴川街道(都道19号)は次第に斜度を増し、
願望が叶って(?)下り基調の鶴川街道を北上し、
ゴールを目前にしながら、妙にフラつくし、よだれが垂れるし。熱中症になりかけてるのかな? 見かねた佐式さんの先導で14:30頃に
とりあえず駅前のローソンへ飛び込み、氷カップに注いだコーラを飲んでクルールダウン。落ち着いたところで、
まりぽさん@Pocket Rocket Proは帰路も自走するというので、無事の帰還を祈ります。サーセン、あたしゃ京王線〜都営新宿線で輪行して帰ります(今朝、輪行袋を駅ロッカーに預けておいたのだ)