ハンドルとのコミュニケーションを高める5つの試み

saruvera

最近、チタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 のハンドルポジションがしっくりきません。少しライディングフォームが変わったのか、それとも車両を倒しちゃったときにブラケットの位置がズレたのか。いずれにせよ上半身に変な力が入ってる感じがして、車速も距離も伸びません。
 
“自転車は体幹で乗る” とはいえ、ハンドル周りの微妙な狂いが及ぼす影響の大きいこと。ここは基本に立ち返ってハンドルポジションを再調整するとともに、ハンドルとのコミュニケーションを高める施策を試してみよう。ハンドルは自転車にとって、インフォメーションデバイスでもあるのだから。


 
ブラケットの取り付け角が上がっているまずは固定ローラーで LIGHTCYCLE Ti451 を水平に自立させ、現在のハンドルポジションを確認。ハンドルのショルダーはスージーステム(77°アングル)と並行、つまり水平から13°ほど上向いてます。さらにブラケットは上向いて、これ20°近くあるんじゃないかな。
 
ブラケット取り付け位置はハンドル下限そうはいっても、ブラケット取り付け位置は下限ギリギリなので下げようがありません。規定範囲を逸脱する装着をして、カーボンハンドルに変なストレスを与えたくないもの。ならば、ハンドル自体の取付角度を調整することで、最適なハンドルポジションを見出すとしますか。
 
ブラケットがほぼ水平になるように調整ハンドル取付角度を変えては固定ローラーで試走を繰り返すこと約2時間。ようやく納得のいくポジションが出ました(コミュニケーション向上施策①)。横から見るとブラケット基部がほぼ水平で、上から見るとブラケットの内向き具合がショルダーの延長線上に収まる程度まで緩やかに。
 
SW-R9150のスイッチをアダプターにセットコミュニケーション向上施策②は、Di2変速スイッチの増設。これまでハンドルのフラット前面に設置してたDi2スプリンタースイッチ(SW-R610)を下ハンドルに移し、空席となったフラット前面にサテライトスイッチ(SW-R9150)を設置します。これで下ハンを握りながらでも変速できるぜえ!
 
SW-R9150をハンドルに仮止めサテライトスイッチは付属の扁平ハンドル用アダプターにセットしたうえで、ハンドルの装着したい場所にビニールテープで仮止め。次いでスイッチから延びるエレクトリックワイヤーの端子を、ブラケット内部にあるE-TUBEポートへ接続します。ちゃんと変速するか動作検証も忘れずに。
 
Di2ケーブルをブラケットの根本にまとめるそして、エレクトリックワイヤーをブレーキケーブルと一緒にハンドル下部のガイド溝に通し、整形しながらプラスチックテープで固定。なお、余ったエレクトリックワイヤーはブラケット基部の内側にまとめてます。この余分が大切で、ブラケットが曲がった拍子に端子が外れることを防げます。
 
バーテープをfi’zi:k Vento Microtex Tackyに交換バーテープは同じfi’zi:k製ながら、2.7mm厚のVento Solocush Tackyから、2mm厚のVento Microtex Tackyに変更。ハンドルから伝わるロードインフォメーションを多く得ることや、シャープな握り具合と操作感を得ることが目的です(コミュニケーション向上施策③)。
 
スプリンタースイッチ取り付け部バーテープを巻きながらスプリンタースイッチを覆う部分に鉛筆で印を付け、デザインナイフで小さく切り欠いてスイッチが顔を出すようにしてます。説明書のように隠しバーテープを使うより厚みが出ないけど、耐久性や失敗時のリスクは大。何事もトレードオフでありますな。
 
サテライトスイッチ取り付け部を下側から見るバーテープをサテライトスイッチの手前ギリギリまでエレクトリックワイヤーごと巻いたら、スイッチを仮止めしてたビニールテープを剥がします。そこからはスイッチを巻き込まずにバーテープ巻きを完了させ、最後に付属の結束バンドでスイッチを固定。ハンドル裏側のワイヤー導線が見えますかね。
 
フラットバー前面にサテライトスイッチを装着車両を正面から見ると、増設したサテライトスイッチの存在感が際立ちますね。扁平ハンドルならではのエアロ効果が減る? そんな速度で走れないから無問題。それより、フラットを握りながら変速できることによる登坂時のロス削減を優先しますね。ヒル嫌イマーとしては。
 
サテライトスイッチは中指で操作ちなみにサテライトスイッチは本来、もっとステム寄りのハンドル後面に設置して、親指で操作するそうです。でも、それだとヒザが当たる恐れがあるんですよね。そこで、スイッチが人差し指と中指の間に収まるように設置し、中指を微かに内側へ入れると変速するようにしてます。
 
STIレバーの引き量をアジャストボルトで調整そうだ、下ハン使用時にブレーキレバーが遠く感じたことも解消しておこう。ブラケットカバー前半部を開け、アジャスターボルトを2mmヘックスレンチで右に回して握り幅を狭め、人差し指と中指の第1関節がブレーキレバー外側の角に掛かるようにしました。これがコミュニケーション向上施策④。
 
ポジション調整の末、ブラケットが水平になったここまでの調整作業によってブラケットがほぼ水平になり、ブレーキレバーは8mmほど近くなりました。以前の状態(最上部の写真)と比べると、かなりの変貌っぷり。でも不思議なことに、腕や体が突っ張る感じはしません。むしろ、上半身の力みが抜けて自由度が増した気がします。
 
OTION レバーグリップのシワを伸ばす仕上げのコミュニケーション向上施策⑤は、ブレーキレバーに貼った OTION レバーグリップ のシワ伸ばし。滑り止め効果は申し分ないのだけど、徐々に発生したシワの感触が不快なのよね。ってことで、ヘアドライヤーの温風を当てて接着剤をやわらかくし、指で慣らしながらシワを伸ばします。
 
ハンドルポジションを見直したチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451こうして丸1日かけてハンドル周りをブラッシュアップしたチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 のサイドビューは、ありゃりゃ遠目にはシェイクダウン直後とほとんど変わってないぞ……。まあ、それで当然だよね、ポジション調整が中心なんだもの。いいんだよ、走りやすくなってれば。
 
固定ローラーで試走した限り、今回の施策は上々の手応え。でも、ハンドルとのコミュニケーションの真価が問われるのは、やっぱり路上の走行だよね。そうとも、今度の週末こそロングライドに出かけるぞ。それまでに長時間テレワークで負った腰痛を治癒せねば!
 

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