光陰矢の如しとは、よく言ったものですなあ。先月、我らがミニベロ集団 “チーム小輪爺” が、結成から10年目を迎えました。岩淵水門近くのジョナサンで結成談義をした日から、そんなにも歳月が経ったなんて! 月日が経つのは早いと驚くやら、関係者に感謝するやら。
チーム結成時に4人だったメンバーは、いまや20人近くにまで拡大。ここ数年はコロナ禍でリアルに集まる機会がないけど、ゆる〜い繋がりを保ってます(現在もメンバー募集中ですよ)。で、コアメンバーを中心に “結成10周年に向けて内外の人と楽しもう” とアイデア出し。どんなものかというと……。
まずは最も要望の多かったチーム小輪爺ジャージ[10周年記念モデル]。メンバーのまりぽさん(本職デザイナー)と協議し、色褪せずに着られる特別デザインを検討してます。ベースはWAVE ONE レジェフィット2.0にする予定。従来モデルのジャージも、購入希望者が多ければ追加生産しますかね。
もちろん、誰でも(チーム小輪爺メンバーではなくても)購入できるように、受注窓口の整備も進めてます。こちらも乞うご期待! その他に記念アイテムとして挙がってるのは、ポタリング用バックポケット付きポロシャツ、ゼッケンプレートといったところ。みなさん、いかがでしょうか?
一方、チームでのイベント参加も多数の要望が出てます。Mt.富士ヒルクライム、Fleche、筑波8耐……。とはいえ、コロナウイルス感染が収まらない限り、集団でのイベント参加やグループライド主催はできないですね。オンラインイベントのアイデアがあったら、ぜひコメント欄にお寄せください。
ともあれ、チーム小輪爺が結成10周年(満10年)の節目となる2023年1月に向けて、いろいろと楽しい企画を考えて実行したいですね。そうだ、ツール・ド・うどんも再開したいよなあ。とりあえず、オンラインのワイガヤ会議(という名のZoom呑み会)を定期開催しますか。

いつものように
おかげで、キッチンとれたてから30分弱で彩湖に到着しました。時刻は8:00。集合時間まで30分もあるから、Instagramで知った “ニョロ活” でもしようかな。要は
で、
中でも注目を集めたのが、テルさんのリカンベントトライク
貧脚詐欺パワーマンのテルさんは、サドルポジションが合わないことを訴えながら平地で45km/hオーバーを記録。曰く「路面からの突き上げを吸収する車両でありながら、コーナリングはきっちり安定感のある旋回をする。30km/h以上の速度域で走るのがおもしろいミニベロ」との評価です。
みなみさんは、カーボンミニベロを乗り継いでる経験に基づいてインプレしてくれました。「ウィップする分、カーボンフレームほどの速度維持力はない。反面、車重と漕ぎ出しが軽いので、鋭く加速できますね。ゼロ発進やコーナー脱出が得意な印象」と語りつつ、単独走行で46.1kmをマーク。
そして、
トリを飾るのは、406タイヤの Tyrell SV を愛車とするmisaさん。はじめて451ミニベロに乗ったそうで、タイヤ径に由来する走行感の違いも新鮮に感じたとか。で、インプレを求めると「でへへ、楽しい」の一言。LIGHTCYCLE Ti451 を試乗した全員に共通する評価は「楽しい」でありました。
蛇足:彩湖からの帰宅中に荒川右岸CRを走行してたら、
チーム小輪爺サイクルキャップは、
キャップの帽体は、全面メッシュ構造の生地を用いた3パネル構造で、軽くやわらかい快適な被り心地。ちなみに、右側頭部にはチーム小輪爺ロゴマーク、反対側の左側頭部にはアルファベットロゴとチームポリシーがプリントされてます。さりげなくアシンメトリーなデザインが大人っぽいぞ
キャップの内側は、こんな造作になってます。帽体のパネル接合部が目立つけど、生地がやわらかくて伸縮性があるので、被ったときに障る感じはありません。気温30℃超のツール・ド・うどんで使用した限りでは、放熱性と蒸発性も上々で満足してます。この辺りの機能性は、さすがWAVE ONE
これを機に、ショート丈グローブも新調しました。今回は
というのも、これまで使ってた CRAFT PUNCHEUR GLOVE の掌がバックスキン製で、ヒジョーに心地いいグリップ感と触感だったからなんですよねえ。3年使ってボロボロになったので新品を探したところ、残念ながら生産中止だそうで。これには涙を飲むしかありません
そんな矢先、チーム小輪爺のKONさんから小粋なプレゼントをいただきました。
このドタバタっぷりに、チーム小輪爺・名誉監督のピースくんもあきれ顔。陣中見舞に来てくれたSADAさんやDさんと戯れて機嫌を直した名誉監督の下に、ようやく[万年リハビリ]最終ライダーのテルさんが現れました。他の車両はバラしたままとのことで、406ミニベロのTyrell FXを持参
コース上へ視線を戻すと、先頭以外に大きなトレイン集団がなくなり、かなり走行車がバラけてミニベロには不利な状況。そんな中[がんばるマン]のみなみさん@LITEC BREEZEは、相変わらずのパワフルな走りでポジションアップを図り、238チーム中110番手あたりへ浮上します
みなみさんからバトンを受けたyuugaさん@DAHON Visc. P20も好ペースで周回を重ね、じわりじわりとポジションアップを果たします。ラスト40分を走るsambeさん@BILLION LIONELへ少しでも好位置で繋ぐため、ポーカーフェイスの裏に熱い心を秘めて力走
かたや、ドタバタとコースインした[万年リハビリ]くらたまごさん@TREK EMONDA SL6は、2周目に入って安定感を取り戻した様子。牽引する先行車を乗り換えながら3周回し、238チーム中140番手あたりでピットへ戻ります
そんなくらたまごさんから継走するsaruvera@GIOS FELUCAは、montaくんのサポートを受けてピットで待機。責任重大な場面になってない? ともかく、ポジションを落とさずに最終走者テルさんへ繋げなくては。どんどん強くなる南風を浴びながらライダー交代を済ませ、コースへ向かいます
ぐえ〜、南風が強すぎる! それなのに、迂闊にも小集団をコース北面でパスしてしまい、向かい風の裏ストレートを単独走行する羽目になっちゃいました。スピードは伸びないわ、脚は削られるわ。結局、この展開を3周とも繰り返してピットイン。多分、ポジションは下げてないと思うけど……
そして14:00直前、[万年リハビリ]最終走者のテルさん@Tyrell FXがコースイン。15:00のゴールまで、きっちり1時間を走ってもらいます。とはいえ、出張明け+ポジションの出てない406ミニベロ+荒川峠の三重苦では、さすがにキツそうだなあ
猛者系[がんばるマン]も、14:20頃に最終ライダーのsambeさん@BILLION LIONELがコースイン。ゴールまでに1つでも順位を上げようと、キレのある走りで周回を重ねて最終局面へ。ゴールまでのカウントダウンがアナウンスされる中、わずかに残った力を振り絞って表ストレートを駆け抜ける!
その直後の15:00に4時間耐久レースのゴールが宣言され、裏ストレートのゴールラインを越えたライダーたちがピットへ帰ってきました。ここに開幕戦・TOKYOエンデューロ2019が決着。燃え尽きた感いっぱいのテルさんとsambeさんを、チーム小輪爺メンバー全員で出迎えます
迎えたレース当日。今年は4時間エンデューロが10:40スタートというスケジュールなので、余裕を持って会場入り。10:00までには待機場へ出走メンバーが集合しました。ただ1人、テルさんを除いては……。やきもきしてたら電話着信。曰く「ラスト1時間までには会場に着くから走ってて」だとさ
かたや最若手みなみさんは、ニューバイク
第1ライダーのみなみさん@LITEC BREEZEと、くらたまごさん@TREK EMONDA SL6は、かなり前方グリッドへ着くことに成功。好スタートが期待できるポジションなので「先導の
混乱のローリングスタートを終え、弱虫ペダルサイクリングチーム率いる先頭集団が最終コーナーに飛び込んできました。何という立ち上がり加速! さすがプロ&トップアマチュアと脱帽するばかりです。無茶なこと言ってゴメンよ、みなみさん
と思ったら、その直後の集団にみなみさんがいる! しかも、ミニベロとは思えない速度でロードバイクを次々とパスしてるし! ドラフティングなしに50km/hオーバーで走り続ける勇姿に唖然呆然。そのパワフルな走りを、ぜひ
みなみさんから交代したyuugaさん@DAHON Visc. P20は、安定した好ペースで3周回。堅実かつ虎視眈々としたレース運びで、着実にポジションを上げていきます。長丁場のエンデューロレースは、こういう人が強いんだよなあ
ところが好事魔多し。第3走者のペーターさん@KHS P-20Rが勢いよくコースインするも、
それでも第4走者のsambeさん@BILLION LIONELに悲壮感は微塵もありません。日頃の自転車通勤とヤクルトで培ったしなやかな走りを魅せつつ、なぜかサムズアップ、なぜか軍手。もう何が何だか分からないけど、これがsambeワールドなのだ
さて、もう一方の[万年リハビリ]第1走者のくらたまごさん@TREK EMONDA SL6も出足は好調そう。中位集団に食らいついてオープニングラップを終えた後も、巧みに脚を稼ぎながら3周回。中位ポジションを堅持してピットへ戻ってきました
そのバトンを受けたsaruvera@GIOS FELUCAは、なかなか適度なペースの集団に遭遇できず、日頃の練習不足との相乗効果で2周目には昇天寸前。死相を浮かべながら集団に張り付いた時点で脚が潰え、もはやFELUCAの旋回性に頼ったコーナリングパスが精一杯という有様です
息絶えそうなsaruveraからライダーチェンジしたmontaくん@MICHEL 801は、初周から猛チャージをかける奮戦ぶり。傍目にも「あれで60分も脚が保つのか」という走りに、一抹の不安が過ります。落車することなく帰ってきてくれ。そう祈らずにはいられません
こうしてる間に、そろそろ2時間が経過。4時間エンデューロレースは折り返し時間を迎えます。心身ともに疲労が出てくる頃合い。にわかにピットへ届く落車情報が増え、コースに搬送車が入る場面も。誰もがチームメイトの身を案じ、固唾を飲んでレースの行方を見守ります
はい、TDU2018マイヨジョーヌは “素うどん” Tシャツ。2016
副賞は10月末に仕込んだ
ところが、優勝者KONさんと2位yuugaさんを筆頭に、合計4人がインフルエンザでダウンして欠席。猛威を振るってますなあ。職場にも罹患者が多いし気をつけよう。そんな言葉を交わしながら、8人のミニベロおやじたちは店裏手に拡張されたテント内で酒宴を開始
名物のゲタ盛り(鶏ハム・タコマリネ・鴨スモーク・ピクルス・チーズせんべい・チーズ春巻き・燻製ポテサラ・マグロアボカド)やバジルソースが香るモツ煮を突きながら酒盃を重ね、自転車談義はヒートアップ。今年はTOKYOエンデューロに加えて、金精峠と湾イチかあ
この日、昨年のTOKYOエンデューロで助っ人参戦してくれた