ポタキャン装備の中軸は結局メスティンに戻るのだ

saruvera

何だか青い鳥みたい。ポタリングキャンプに最適なクッカーをいくつも試した末、初期に購入したトランギアのメスティンに戻ってきました。その理由は、❶サドルバッグに収めやすい形状と寸法、❷アルミ製なので調理しやすい、❸非コーティングだからハードに使える、という点。
 
そして、このメスティンの750mlという容量が “ポタリングの途中で1回の野外食+コーヒーを楽しむためのギリギリの携行品とは何か” を考えさせてくれるんですよねえ。ということで、メスティンを中軸に据えたsaruveraのポタキャン装備を紹介します。
 

 
4年ほど使い込んだトランギア製メスティン4〜5年ほど使ってるトランギアのメスティンは、煤やら傷やらが付いて貫禄が出てきました。加熱ムラが少ないアルミ製でフタの閉まりもキツいため、最高に旨いご飯が炊けます。肉厚が薄いので強火や空焚きには弱いけど、煮る・炊く・焼く・揚げる・蒸すに使える調理器兼収納容器。
 
DUCKNOT製メスティンハンドルは使い勝手が良いちなみにメスティンのハンドルは、ダックノットのステンレスハンドルに換装してあります。メスティンのフタをロックして炊飯時の水蒸気圧が抜けることを防げるほか、この写真のように展開すれば火中へ突っ込むときに便利。かなり気に入ってるカスタムパーツです。
 
saruveraのメスティンの中はカップやツール類でぎっしり携行時は、メスティンの中にキャンプギアを詰めまくり。カップを2つ、アルコールストーブと燃料類、着火器具、ナイフ代わりの肥後守、コーヒードリップバックホルダー、基本的な調味料など。1つ1つのギアは軽いけど、これだけ集積するとずっしり重い。
 
EVERNEW Ti Demitasse 220 NH と Belmont チタントレールカップ 280常備してる2つのカップのうち、左側のベルモント チタントレールカップ280は専ら小鍋として使用し、右側のエバニュー Tiデミタス220 NHは飲料専用で使ってます。どちらも純チタン製で合計85gと軽量。あと熱伝導率が低いので、熱湯と接してない部分は素手で触れます。
 
EVERNEW Ti アルコールストーブ、IMCO 自動炊飯シリンダー、EXOTAC nano SPARK、FIREDRAGON SOLID FUEL熱源はエバニュー Tiアルコールストーブで、燃料用アルコールはセリア液体調味料ボトルで60mlほど携行。右端の円柱はイムコ自動炊飯シリンダーです。着火器具は大きな火花を飛ばすことに特化したエクソタック ナノスパーク。そして予備熱源としてファイヤードラゴン固形燃料も1つ携行。
 
ヨシカワ ドリップバックホルダー、ちょいすきエース、SOTOマイクロリフター、肥後守VG10割込その他の器具は左から、湯を細く注げるちょいすきエースヨシカワ ドリップバックホルダー、鉄板などを掴むSOTOマイクロリフター肥後守VG10割込(硬く鋭い切れ味のVG10ステンレス鋼をステンレス軟材で挟んだ刀身)。タレビンに入ってるのは岩塩・黒胡椒・オリーブオイル。
 
Gaobabu メスティン用マルチグリルプレートあとはフライパン代わりのガオバブ マルチグリルプレートを、必要に応じてメスティンの下にスタッキングしてます。アルミ合金製で207gと軽量な部類に入るとはいえ、無計画に携行する気にはなれません。これで肉を焼くと旨いんですけどねえ。代打の切り札みたいな存在。
 
トランギア製メスティンとGaobabuグリルプレートをスタッキングメスティンとグリルプレートをスタッキングするときは、このように間にダイソーのワックスペーパーを挟んでます。その目的は、グリルプレート表面のフッ素コートが傷付いたり、使用後のグリルプレートでメスティンの底面が汚れたりを防ぐため。つまりは後々の手間を省くための小細工です。
 
ZEN Camps アルコールストーブホルダー(五徳兼風防)一方、ZEN Camps アルコールストーブホルダーは必ず携行。アルコールストーブの炎は風に弱いので、風防と五徳を兼ねたコイツが欠かせません。3枚の極薄ステンレス板と受け皿で構成され、とても軽量。アルコールストーブだけでなく固形燃料でも使えます。
 
UCO ユーティリティスポーク、EVERNEW NICKTSUCAM、ダイソーもんじゃヘラ、無印良品 箸袋カトラリーは相当数を試した結果、UCOユーティリティスポークに落ち着きました。頑丈で使いやすい形状の耐熱樹脂製で、何より金属同士が触れる音がしないことが素敵。小さいくせに使い勝手が抜群なエバニュー NICKTSUCAMや、飯粒をこそぐダイソーもんじゃヘラと一緒に無印良品の箸袋へ収納。
 
ofukuroya Kinchaku Outdoor メスティン用リネンキャンバスここまでに紹介したキャンプギア一式をスタッキングし、ofukuroyaメスティン巾着に収納。麻の風合いが心地よいハンドメイドの巾着で、メスティン炊飯の予熱蒸らし袋としても使ってます。グリルプレートを含めたギア一式を包んだ総重量は実測886g。なかなかのウエイトですな。
 
メスティン巾着を90°倒してサドルバッグ(FAIRWEATHER Seat Bag Mini)へ入れるで、このギア入り巾着を90°倒してサドルバッグ FAIRWEATHER Seat Bag Miniへ収納します。その両脇にミドリ安全の耐熱耐炎軍手を押し込み、超コンパクトにたためる敷物 マタドール ポケットブランケット3.0、固形燃料の受け皿、ウェットティッシュを放り込んでロールアップ。
 
ポタリングキャンプ道具一式を収めたサドルバッグ FAIRWEATHER Seat Bag Miniこうしてギリギリ3回ロールアップした FAIRWEATHER Seat Bag Mini の総重量は1205g。パツパツです。これ以上はモノを詰めたくありません。でも、キャンプギア一式は携行できたとして、肝心な食材はどうすんの? それはですね……。
 
FAIRWEATHER Stem Bag を装着したハンドル周り食材は FAIRWEATHER Stem Bag に収納するのですよ。1合分の無洗米と使用する食材をそれぞれビニール袋に入れてからアルミホイルで包み、このステムバッグへ。ビニール袋は調理後にゴミ袋として、アルミホイルは保温材や覆いとして使えます。水はドリンクボトルを使えばよし。
 
LIGHTCYCLE Ti451 に FAIRWEATHER Seat Bag Mini を装着キャンプギアを詰めた FAIRWEATHER Seat Bag Mini を、チタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 に装着。その後端には、BLUE LUG の小型リフレクターをぶら下げておきました。そして左ハンドル基部に、食材を詰めた FAIRWEATHER Stem Bag を装着。
 
LIGHTCYCLE Ti451 ポタキャン仕様横から見た LIGHTCYCLE Ti451 ポタキャン仕様。サドルバッグの前後長が265mmに収まったので、あまり左右に振られることなく走行できます。欠点はメスティンの中身がガチャガチャと音を立てることでしょうか。あっ、予備チューブや工具を積載してなかった!
 
とりあえず、日帰りソロキャンプを兼ねた片道30km程度のポタリングを何度か試した分には、この仕様で問題なし。あとはアクシデントに遭遇する前に、ツールボトルを装着できるようにしなくては。BBシェル付近に増設したいけど、上手く行くかなあ。そのトライ&エラーはまた別の機会に。
 

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