開幕戦を散々な結果で終え、今後は「第2回 榛名山ヒルクライム in 高崎」「第11回 Mt.富士ヒルクライム」と、苦手なヒルクライムが続きます。これに備えてフィジカル面の強化も当然ながら、愛車GIOS FELUCAもヒルクライム仕様にすることにしました。
といっても、リアスプロケットを従来の11-23Tから、歯数が大きくて軽く漕げるものに換装するだけ。11速になった新ULTEGRA(6800系)を恨めしく思いつつ、FELUCAに装着してるコンポーネントに適したCS-6700(10速)の在庫品を物色します。
新たにワイドレシオ(11-28T)なCS-6700を購入。できればより歯数が大きい12-30Tにしたかったけど、それにはリアディレイラーもキャパシティーの大きいRD-6700-GSに変更しなくてはならないので、予算の都合で断念しました
ともあれ、逸る気持ちを抑えながら、これまで使ってた11-23Tのスプロケットを外すとしよう。スプロケットリムーバーとフリーホイールリムーバーを取り付けて、フンッ!と力を入れたら、あっけなく外れました
外れたスプロケットはフリーザーバッグに入れ、たっぷりのCRC 5-56で洗浄。袋をシャカシャカと振るたびに、底に溜まったCRCがドス黒くなっていきます。ウエスで軽く拭いてから洗浄したのだけど、見た目以上に汚れてたことが判明しました
洗浄したスプロケットは、そのままCRCに2時間ほど漬け込んだ後、ウエスで拭いてから乾燥。部品が紛失しないように気を付けながら、歯の順番通りに積み重ねてプラスチックの芯を通しておきます
手前がクロスレシオ(11-12-13-14-15-16-17-19-21-23T)、奥が新たに購入したワイドレシオ(11-12-13-14-15-17-19-21-24-28T)。ワイドのシルエットは、裾野が広い富士山みたい。登り坂での効果に期待
フリーハブボディーの表面に固着防止のDURA-ACEグリスを薄塗りしてから、11-28Tのスプロケットを装着。フリーホイールリムーバーを使ってグイッと締めれば作業は完了です。新品のパーツを取り付けると、心が躍りますなあ
これまでより大きいギアが2枚入ったことで、いくらか登坂しやすくなることでしょう。4月13日のsambeさん監修ヒルクライム練習@和田峠で、その効果を体感するのが楽しみです。まあ、最大の課題がフィジカル面であることに変わりはないんだけど……。
ヒルクライム
強風の荒川峠でド貧脚ぶりを晒しながら、秩父まで40kmを残すところまでやってきました。緩やかに登坂する国道140号をひた走り、関越自動車道の花園ICを越えて寄居町へ突入。約10kmごとに小休憩を入れてもらいながら、秩父を目指します。
緩やかな登坂を走り続けるのは何とかなるけど、陸橋などの急坂を登るのは難行苦行。急坂に出会う度に、心と脚が折れそうになります。みんなの励ましの声を受けて、坂をエッチラオッチラ登るのでありました
14:00頃に波久礼駅前を通過し、走行距離が100kmに達しました。ここまで来ると、かなり山間に入ってきた感じで登坂の度合いも増してきました。紅葉に映える風景を楽しみながら、先行するメンバーを追いかけます
時にはフロントギアをインナーに落としもして、とにかく脚を回すことを心がけて坂を登り続けます。そうやって走り続けるうちに、長瀞町を抜けて皆野町へ。親鼻橋で渓谷のような荒川を渡って右岸へ出ました
14:50頃、ついに秩父市へ突入、走行距離は約110kmに届きそう。「もうゴールは近いはず」と、すっかり重くなった脚にも元気が戻ってきます。ここまで来たら、休憩を入れず一気に走りきるぞ!
そして15:20頃、ついに西武秩父駅に到着! ここまで約122.4kmの道のりはキツかっただけに、達成感もひとしおです。一人で走ってたら途中で挫折してたかもしれません。励ましながら一緒に走ってくれた仲間に感謝!
西武秩父駅に併設された「西武秩父仲見世通り」でお土産を物色した後、愛車を輪行袋にパッキング。武甲温泉で入浴してくるというyuzanさんと別れ、特急レッドアローで帰京することにしました
帰路は西武池袋線(特急)と山手線を使い、御徒町駅まで輪行。その帰りの車中で、東京に木枯らし1号が吹いたことを知りました。どうりで風が強かったわけだと納得するやら感心するやら。この日の総走行距離は約123.7km。走行ルートはコチラです。
秩父を目指して榎本牧場を後にした一行は、桶川市に入ったあたりで再び荒川左岸のサイクリングロードへ。吹きつける向かい風は強さを増し、さながら峠道を登坂しているようです。この“荒川峠”と呼ばれる状況に、saruveraの脚が悲鳴をあげはじめました。
4カ月ぶりのロングライドで、すっかり脚力が衰えてたことが発覚。みんなに強風を遮ってもらったり引いてもらったりと、“saruveraシフト”を組んでもらって先へ進む有様。ありがたいやら申し訳ないやら…orz
ギアをアウタートップ近くにして、やっとの思いで脚を回すsaruvera。脳裏に「熊谷駅で折り返そうかな」という弱音がよぎったけど、一行は熊谷駅付近を通過して走り続けます。這々の体で付いていき、埼玉県道385号へ。眼前は、秩父へ続く国道140号だ!
交通量の少ない国道140号旧道(秩父往還)を西走したものの、休憩できそうなコンビニも見当たらない。そこで相談した結果、国道140号バイパス道(彩甲斐街道)へ出ることに。畑の中の道を走ってバイパス道を目指します
バイパス道へ出た先にベイシアのショッピングモールがありました。時刻は12時過ぎ、走行距離は約84.4km。店内を探るとフードコートがあったので、ここで昼食を兼ねた休憩をとることにしました。やっと休める~ (;´Д`A
味噌バターコーンラーメンとマヨハム鯛焼を食べてカロリーを補充。ヘタレ脚でも食べるものは食べるのさ。40分ほどの昼食兼休憩を終えて屋外に出ると、赤城山がきれいに見えます。ここは深谷市。北関東特有の冷たい“からっ風”が凍みますなあ~
ベイシアを後にして国道140号のバイパス道を走る一行。はるか前方に見えるのは秩父の山々か。西走するので向かい風と戦うことはなくなったものの、この辺りから緩やかではあるけど登坂がはじまります
前方に連なる秩父の山々を目にして「目的地が見えてきた」という手応えを感じる一方、「あそこまで登るのかよ」というヘタレっぷりも顔を出す我が胸中。目指す秩父まで40km続く登坂を、この貧脚で走りきることができるのか。その顛末は[次回]で。
風が冷たくなってきた11月下旬の日曜日、荒川サイクリングロードを遡って秩父を目指すロングライドへ出かけてきました。秩父ロングライドは、雨で途中断念した7月以来。そのリベンジを果たすべく、朝6:40に浅草橋を出発したのであります。
荒川下流のサイクリングロードは随所で工事中という情報を得たので、一般道で笹目橋を目指します。まずは春日通りを西走して朝焼けに映える上野の街を抜け、本郷通り(国道17号)を北上
板橋区役所から北の国道17号は、頭上を首都高が走る幅広な道。ようやく体が温まってきたものの、風が冷たくて鼻水が垂れそう……。志村坂下の交差点で左折し、高島通りを西走して笹目橋のたもとへ向かいます
自宅から19.9km、約1時間ほどで笹目橋の北詰に到着。雪化粧した富士山が見えます。ここでチーム小輪爺のsambeさんとyuzanさん、Twitter友だちのこてっちゃんと合流。8:20頃、荒川左岸のサイクリングロードへ降りて、4人で荒川の上流へ向かいます
荒川左岸を走る一行は、彩湖や秋ケ瀬公園を抜けて遡上を続けます。目指すは、次の合流地点・榎本牧場。サイクリングロードから見える田園風景は、晩秋というより初冬という感じを帯びてます
9:30頃に榎本牧場へ到着。ここでチーム小輪爺のSADAさんとTwitter友だちのテルさんと合流を果たします。ミニベロが6台集まると、なかなか壮観ですな。この日は北西の向かい風が強く、ここまで約50km走った時点で結構な疲労感…orz
今回のロングライドの一行が全員集合して雑談した後、9:50頃に榎本牧場を出発。6台のミニベロで編成されたトレインは、しばし一般道を走って荒川左岸のサイクリングロードへ向かいます
榎本牧場で一行が揃い、いよいよ秩父を目指すロングライドの本番を迎えた様相。ところが、この先には(saruveraにとって)試練が待ち受けてました。果たして、今回こそ秩父へ辿り着くことができるのか? [次回]に続きます。
いよいよTOKYOエンデューロ2012 River Stageの開催日が迫ってきました。残る日々は自主トレに励みたいけど、まとまった時間は作れそうにありません。そこで通勤路を活用し、脚力強化に努めることに。テルさんのアドバイスを受けて、往路はアウタートップ縛りの激重ペダルで走行。帰路は登坂を含む遠回りコースを走るのであります。
職場と自宅の周囲を地図で確認すると、靖国通り北側に“本郷台地”という地形が広がってます。東西を白山通りと不忍通りに挟まれた高地で、ここを縦横に走って登坂を繰り返すことで脚を鍛えようという試みです。名付けて「本郷台地ヒルクライム」。
脚の持続力強化を主題にした本郷台地ヒルクライムは、大きな登坂を3つ繰り返すコース取り。最大標高差は約24m、総距離は約11kmとなってます。ケイデンス低下を回避するため、帰路はアウタートップ縛りはしません
第一の坂は本郷通り。小川町から本郷二丁目まで、1.5kmで21m上る登坂となります。ニコライ堂を横目に高ケイデンスでアタック
第二の坂は春日通り。春日町から本郷三丁目まで、700mで12m上る登坂です。後楽園遊園地のネオンを背にダンシングで一気に駆け上がります
本郷台地を下った後は不忍通りを北上し、第三の坂の言問通りへ。根津一丁目から300mで8m上ります。ここもダンシングで登坂
坂と坂をつなぐ平地区間は、やや重めのギアでケイデンス100rpm前後を維持できるようにして走行。起伏に富んでるので、苦しいながらも楽しく走れるコースです。自転車通勤の活用で、どこまで脚を鍛えられるか。レース本番まで、あと7日……。