気持ちいい!日泉ケーブル SP31 の操作感

saruvera

何この気持ちよさ! GIOS FELUCA の経年劣化したケーブル類を、日泉ケーブル製“SP31に全交換すべく御徒町ハクセンに預けること2週間(前回記事)。作業が完了したFELUCAを軽く走らせたら、ブレーキレバーの軽いこと、シフトチェンジの滑らかなこと。まあ、見てください。
 
美しい 日泉 アウターケーブルインナーケーブルの交換に併せて、アウターも日泉のステンレスアウターケーブルに交換しました。素線をコイル状にした構造は曲がり抵抗が少なく、スムーズな取り回しができます。触ってみると、フニュッとした手応え。曲げ角度がキツい部分でも、無理なくインナーケーブルが動作してる感じがします


 
日泉SP31にしたら指1本でブレーキを引けるステンレスアウターケーブルは内面にも低摩擦加工が施されてるそうです。これがSP31インナーケーブルの低摩擦加工と相まって、指1本でブレーキレバーを引けるようになりました。レバーとキャリパーの距離が近くなったような、10段階だったコントロール性が無段階になったような、そんな感覚
 
SP31 は曲がりやすく取り回し性が向上シフト操作も軽くなった感じがします。シフトチェンジする際に、エイッと入れる力が減った印象。ケーブルを引く感覚が、ヨイショからトゥルンに変わったような。やはり、レバーからディレイラーまでの距離が近くなったような気になります。それでいて、カシッと噛み合うULTEGRAらしさは健在
 
SP31 は曲がりやすく取り回し性が向上しなやかに曲がるアウターケーブルのおかげで、ケーブルが集中する場所に無理なくヘッドライトを配置できるようになりました。一方、アウターケーブルの反発力で補えてた直進安定性は低下。日泉ケーブル伝道者・テルさんの言葉を試そうと手離し走行をしたら、危うく転倒しかけたよ (;゚Д゚)
 
fi’zi:k Tempo Bondcush Soft 手触りがクセになるアウターケーブルの交換に伴って、バーテープもfi’zi:k Tempo Bondcush Softに新調しました。スエードというより、かすかに湿り気を帯びたバックスキンのような手触り。しっとりグリップする握り心地がナイスですね、汚れやすいけど。路面からの衝撃吸収性は、もう少し走ってみないと分りませんな
 
GIOS FELUCA に SP31 導入完了ケーブル全交換を終えたFELUCAちゃんは、外見こそほぼ変わらないものの、明らかに“走る楽しさ”がグレードアップしました。ケーブルの引きが軽くなることは、疲労削減と安全性向上に直結するものね。クロスレシオなスプロケット(11-23T)を多用する身には、ありがたい限りです
 
今やシフト/ブレーキのケーブルはハンドルに沿わせる配線が標準化し、その影響でケーブルの引きも重くなりました。そんな常識を覆す存在ですね、日泉ケーブルSP31は。物事を追求するってのは、こういうことなんだなあ。こんなに褒めてイイものかしら。何かしらデメリットがあるんじゃないの?
 
SP31は初期伸びが少ないと聞いてるけど、ゼロってことはないでしょう。今後、走行距離が増える中で課題も出てくるはず。それは検証を重ねる過程で対処しましょうか。ということで、今週末は花見ポタリングに出かけるとしよう。テストライドでは見えなかった課題が出てくるかもね。

2 コメント

  1. 名無しのゴンベイ
    2022.5.15 at 00:05 — 返信

    「アウターケーブルの反発力で補えてた直進安定性は低下」とありますがそもそも反発力の対象であるフレームへ行くワイヤーは左右の本数が揃ってないので柔らかくなろうと固くなろう張力は揃いませんが、シフトが2本リアブレーキ1本がフレームから影響を受けるのでフロントはブレーキに直なのでどちらかへ引っ張られる要素は無いです

    • 2022.5.15 at 05:47

      > 名無しのゴンベイさん
      そうなのですね。ご指摘ありがとうございます! すると、ケーブル交換後に直進安定性の低下を感じた原因は何だろう……。もしかして単なる気の所為? 原因になりそうな要素を教えていただけたらありがたいです!

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