Onekan, Tokyo

五輪ロードレース東京区間をミニベロで走る[後編]

saruvera

東京2020の遺物を訪ねるサイクリングは、晴海選手村〜新国立競技場〜武蔵野の森公園を経て、五輪ロードレース東京区間に突入。競技の実質スタート地点である是政橋を通過した直後の登坂路で、早くも涙目になる始末です(前編を参照)。まだ丘陵地帯が26.5kmもあるのに……。
 
五輪ロードレース東京区間の主舞台は、都内クライマーの大好物・尾根幹(南多摩尾根幹線道路)。とはいえ尾根幹自体の走行区間は少なく、尾根幹から周辺道路に出入りしながら多摩センターまで “2〜3kmの登坂と同距離の下降を繰り返す” コースになってます。ヒル嫌イマーには、ちょっとありがたい。


 
向陽台・公園通りを登坂さて、涙目になりながら城山通りの頂上まで登坂したsaruveraは、城山公園交差点を右折して向陽台公園通りへ。この住宅街にある郵便局を過ぎたあたりで登坂が終わり、待望の下り坂がはじまります。ここから尾根幹と交わる向陽台小学校南交差点まで、意気揚々とダウンヒル。
 
尾根幹道路をやや東進して堅台こぶし通りへダウンヒルに興じながら向陽台小学校南交差点を左折して尾根幹を450mほど東進。そして稲城五中入口交差点を右折し、堅台こぶし通りへ入ります。ここから再びヒルクライム。くじら橋を中継しつつ上谷戸大橋通り〜長峰西通りを走って尾根幹へ戻り、しばし西走した後に若葉台公園西通りへ入ります。
 
若葉台丘の手通りをヒルクライム若葉台公園西通りを南下して、若葉台小学校南交差点でUターン。そして、マンション群を周回する若葉台丘の手通りを走って町田調布線へ。ここまで5kmのヒルクライム区間は多摩東交差点で終了し、続けて尾根幹〜聖ヶ丘学園通り〜ひじり坂〜馬引沢北通りと、3kmのダウンヒル区間がはじまります。
 
多摩中央公園通りを西走その後は都道18号で多摩東交差点に戻り、右折して尾根幹を3.5kmほど西走。続けて南豊ヶ丘フィールド前から上之根大通りを北上し、多摩センターへ到達しました。キツイと思いつつヒルクライム区間を走破できたのは、ビッグプーリーの効果かも。以前よりリア0.5T分くらいペダルが軽く感じたもの。
 
松が谷トンネルに突入する LIGHTCYCLE Ti45111:40を過ぎて著しい空腹感が襲ってきたので、コンビニで炭水化物と水分を補給。休憩後、多摩ニュータウン通りの西走を開始します。が、その直後の松が谷トンネル手前で、フロントを変速した拍子にチェーン落ち。歩道に入ってチェーンを掛け直すも、休憩と合わせて40分のタイムロスであります。
 
多摩ニュータウン通りを西走して町田街道へともあれ、多摩ニュータウン通りは終端手前の小山内裏公園を除いて平坦基調。遅れを取り戻す心持ちで幅広な道路を一気走し、町田街道との交差点を目指します。ただ、サイコンの気温計で35℃を超える暑さが容赦なく体力を削るのか、脚に疲労感が出てきたぞ……。
 
坂下交差点の国道16号八王子バイパス側道気温が上昇を続ける中、渋滞する町田街道をノロノロと西走し、13:00頃に国道16号八王子バイパスとの坂下交差点へ到達。五輪ロードレースでは、さらに津久井湖を経由して道志みちへ向かうのだけど、この先は神奈川県相模原市。今回は越境を回避するため、ここで折り返すことにします。
 
帰路は都道20号(柚木街道・野猿街道)を東進帰路は国道16号を少し北上(天然温泉ロテン・ガーデン前が本日の最高標高!)し、鑓水交差点から都道20号(柚木街道〜野猿街道)をひたすら東進。下り基調の幅広道とあって車速が上がると思いきや、路面が荒くて走りにくいんだものなあ。路面からの突き上げが絶えず、心身ともに削られるばかり。
 
殿田橋の裏手で瓶コーラ自販機と遭遇照り付ける日差しと突き上げ振動で疲労が蓄積する中、殿田橋の手前で “妙に気を惹く物体” が視界をかすめました。正体を突き止めるために裏通りへ入ると、やっぱり瓶コーラの自販機だ! くう〜、キンキンに冷えた瓶コーラはウマイね! こんなことで回復を図れちゃう単純な人間です。
 
関戸橋で多摩川を渡河して北上勢いに乗って一ノ宮交差点から川崎街道に入り、聖蹟桜ヶ丘駅の西側を左折して関戸橋で多摩川を渡河。その先のコンビニで空になったドリンクボトルに給水しつつ、新府中街道を北上します。37℃から下がらない外気温で熱を帯びた体に、ボトルの冷水を浴びせながら走行。もう輪行して帰りたい……。
 
東八道路で府中から久我山まで東進その後、西原町一丁目から東八道路で東進を開始。路面コンディションが良好になったことで、30km/h超クルージングが可能になりました。さらに久我山から人見街道〜旧五日市街道とつないで東進中、善福寺川緑地あたりで右太ももが痙攣。上死点でピクピク、下死点でピクピク。何だこりゃ!
 
高円寺純情商店街を進むこの痛みのない痙攣は、おそらく発汗によるマグネシウムの流失で起きたものでしょう。Mag-onの摂取量が足りなかったか……。幸い、高円寺純情商店街を極低速で流すうちに治まりました。四半世紀ぶりに訪れた高円寺は、相変わらずギターを背負った70年代ファッションの若者がいて微笑ましい。
 
気さくな自転車店 I.D.E.STORE に立ち寄るそんな商店街を抜けて早稲田通りを横断し、大和町中央通りを北上。あるアイテムの現物合わせをする目的で、I.D.E.STORE という自転車店にやってきました。気さくな店主さんは、子供用自転車からカスタム車まで親身に応じてくれると評判。saruveraは件のアイテムの別色を取り寄せ注文しました。
 
高田馬場駅ガード下に佇む LIGHTCYCLE Ti451さあ、自宅まで残すは15kmばかり。早稲田通りを東進して、浅草橋・蔵前方面へ向かいます。高田馬場駅ガード下の手塚治虫キャラ壁画を横目にしつつ、神楽坂に向けてダウンヒル。そして筑土八幡町交差点からは、牛込小石川線で後楽園遊園地前へ向かいます。
 
最後に壱岐坂通りを登坂して本郷通りに出た後、蔵前橋通りをダウンヒルしながら東進。17:00頃に帰宅を果たしました。この日の総走行距離は約126.2km、獲得標高は904m。走行ルートは[コチラ]です。オリンピアンはスゴイねえ。今回のヒルクライム区間が、ただの序盤戦に過ぎないんだもの。

今回のサイクリングをRelive動画で振り返る


 

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