Kabukicho, Tokyo

名残の梅を求めて裏高尾クライム[前編]

saruvera

梅は咲いたか、桜はまだかいな。などと唄ってる間に、都内の桜は満開を迎えようとしてます。でも今春は、まだ梅をじっくり見てないんだよなあ。名残の梅を愛でられる場所はないものか調べたところ、高尾梅郷は3月下旬でも観梅できるらしい。ならば行ってみますか、裏高尾へ。
 
高尾梅郷は旧甲州街道と小仏川に沿って約10,000本の梅が咲く一帯のことで、大小7つの梅林が点在してるそうです。中でも再奥部の木下沢梅林は絶景だとか。期待に胸を膨らませながら朝6:30に浅草橋の我家を出発。曇天を気にしつつ、チタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 で蔵前橋通りを西走します。


 
大久保通りを西走して市谷柳町の坂を通過蔵前橋通りから壱岐坂を経由して牛込小石川線に入り、筑土八幡前で大久保通りへ。新隆慶橋〜筑土八幡の400m区間が開通して以来、台東区・文京区から新宿方面へのアクセスが格段に向上しました。ということで大久保通りをしばらく進み、若松町で抜弁天通り(都道302号)に入ります。
 
新宿歌舞伎町の裏手で信号待ちをするチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451そのまま都道302号を進めば新宿歌舞伎町の裏手へ到達。ここまで我家から30分。いやあ、新宿も近くなったものだ。そのまま西走を続けて青梅街道に合流し、中野坂上から山手通りを1kmほど南下。そして清水橋を右折し、方南通りで再び西走を続けます。
 
方南町から環七を越えて和田堀公園へ20年前に住んでた頃の面影が薄くなったなあと思いながら方南通りを進み、丸ノ内線の車両基地を横目に方南町へ。沿道の方南銀座は、以前と変わらぬ姿でありました。妙に落ち着く景観ですな。そのまま環七を越え、和田堀公園に向かって方南通りを前進。
 
大宮八幡前から荒玉水道道路を桜上水まで南下そして和田堀公園の南端・大宮八幡入口から、荒玉水道道路で桜上水まで南下します。杉並区と世田谷区を縦断するときは、この一直線で信号も少ない道が便利ですね。で、桜上水で甲州街道(国道20号)に出て再び西進を開始します。大動脈道路も朝方は交通量が少なく、車速が上がりやすい。
 
旧甲州街道と鶴川街道の交差点に停車するチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451とはいえ、単に甲州街道を走り続けても面白味に欠けるというもの。そこで調布の万年渋滞を抜けた先、電気通信大脇の下石原交差点を左折して鶴川街道へ出ることにしました。桜に染まった多摩丘陵を前方に見ながら、多摩川原橋まで南下します。
 
多摩川原橋の北詰から多摩川左岸CRにアプローチこうして8:20頃、多摩川原橋の北詰に到達。ここまで1時間50分かけて走行距離27kmという体たらくであります。信号に引っかかるから仕方ないよ、とは自己弁護か。ともあれ、ここから多摩川の左岸サイクリングロードで日野方面へ向かおうじゃないか。
 
多摩川左岸サイクリングロードの風景多摩川CRは車速を上げられる道ではないけど、信号や自動車を気にせず走れるのはありがたく、また川の匂いで気分がアガるってもんです。荒川CRと比べてゆるい空気が漂う道だもの、ポタリング気分を味わいながら走るのが吉ですかね。焦らずポタポタ走ろう。
 
府中四谷橋に佇むチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451こうして8.5kmほど多摩川左岸を遡上し、府中四谷橋で右岸へ渡河。この橋は歩道兼自転車道が幅広なので、高所恐怖症でも安心して渡れるぜい。で、そのすぐ上流から浅川CRに入り、浅川を遡上しながら八王子方面を目指します。高尾まで可能な限り登坂を避ける作戦。
 
浅川右岸サイクリングロードを遡上する浅川は護岸をコンクリート整備してないこともあり、のどかで懐かしさのある風景が続きます。旅情を味わえるサイクリングロードだけど、本来は滝合橋で左岸へ渡るところを間違えて一番橋を渡ってしまい、迷走がスタートする始末。うーむ、ここはどこだ?
 
延伸工事中の日野バイパスを西走ということで、一番橋の北で延伸工事中の日野バイパスに突入。そこから発掘調査中の古墳群を抜け、再び浅川を渡ったり支流の湯殿川に沿って走ったり。ようやく北野駅の北口へ出たので、ここから京王線に沿って八王子駅方面へ向かってみよう(北野街道は登坂が続くので走りたくない)。
 
北野橋人道橋の東詰で野猿街道へ出るそんな線路沿いの道は、最終的に階段と化してました。愛車を担いで登れば、そこは野猿街道。この西に起点のある子安公園通り〜富士森公園通りを西走すれば、高尾は目前のはず。迷子を脱したことで得たモチベーションを原動力に、せっせとペダルを回すのでありました。
 
富士森公園の桜並木やがて見えてきた富士森公園の桜並木。この満開ぶり、高尾の梅が散ってないか心配になってきた……。それにしても既視感のある公園だと思ったら、かつて忌野清志郎☆聖地巡礼ライドで訪れてましたね。名曲「スローバラード」に登場する “市営グランドの駐車場” はココにあります。
 
高尾駅北口を臨むチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451富士森公園通りの西端から少しだけ北上し、台町交差点から万葉けやき通りを西走すれば高尾駅だ。ところが、この道ときたら平坦のように見えて実は微妙な上り勾配なんだもんなあ。ジワジワと脚を削られながら10:20過ぎに高尾駅北口へ到着。想定から30分遅れた原因は、迷子かそれとも登坂か。
 
いずれにせよ、空腹であることに違いはない。高尾といえば蕎麦だろうと辺りを見回したものの、高尾駅北口に蕎麦屋は皆無。南口に回るのも面倒だし、旧甲州街道までの道中に1〜2件はあるでしょ。そんな甘い見通しで走行を再開し、裏高尾の洗礼が待ち受ける[後編]へ続くのでした。
 

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