今年は夏の到来が早いと思いきや、7月上旬に長雨が続きましたね。ようやく暑く晴れた夏日が続くようになったので、下漬けしてた小梅を干すことにしました。天気予報をチェックし、梅の天日干しに必要な “暑く晴れた3日間” を見計らって実行です(レシピは[下漬け編]参照)。
まずは5月下旬から小梅を下漬けしてた密封ビンを開栓。そして、重石にしてた水入りビニール袋を取り出します。袋のしばり口を開けて水をお玉ですくい出し、水量が減ってきたら内側の袋を摘出、次いで外側の袋を摘出。袋が破れたり水がこぼれないよう、慎重に作業します。
次に下漬けしてた小梅を密封ビンから取り出し、水を張ったボウルへ移します。そして小梅を軽く水中で泳がせてから、ザルにあげて軽く水切り。小梅の皮が破れないように、やさしく扱うべし。
一緒に漬けてた赤シソは、密封ビンの中で梅酢を絞ってから取り出し、梅とは別のザルにあげます。このときに手でほぐしておくと、干したときに乾きやすくなります。梅酢は密封ビンに入れたまま。
ベランダが狭い我家では、干物作りなどに使う “干網” を使用。干網の3段それぞれに貼り付き防止のクッキングシートを敷いて小梅を並べ、日当たりと風通しが良好な場所に吊るします。
我家のベランダに直射日光が差す時間を考慮して、朝6:00から干しはじめます。4時間ほど干したら小梅をひっくり返し、16:00まで放置。14:30以降は直射日光が当たらないので陰干し状態です。
16:00を過ぎたら小梅を取り込み、梅酢が入った密封ビンに戻します。梅酢に漬け戻すと、しっとり感が出て赤色も鮮やかになるからです。これにて初日の作業は完了。
翌朝、梅酢に戻しておいた小梅を取り出し、再び干網に並べて天日干しを行います。2日目は小梅を3時間ごとにひっくり返し、合計6時間が経ったら干網ごとエアコンが効いた屋内で放置。
3日目は小梅を干網ごとベランダに出し、また3時間ずつ両面を干します。そして夕方、干網から取り出した小梅にまんべんなく甲類焼酎をスプレー噴射した後、無印良品の密閉保存容器に入れて常温保存。ゆっくりと熟成が進み、味に丸みが出てくるのは半年後くらいですかね。
これにて、自家製やわらか小梅干し作りは完了。副産物である梅酢はミョウガやショウガを漬けたり、酎ハイの割材として活用できます。また乾燥させた赤シソを細かく砕けば、キュウリやナスと合わせて柴漬けを作れます。夏にぴったりの家庭料理に、あれこれ重宝しますよ。
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