戦々恐々としてます。自分で引いたルートさえ逸脱しまくるサル頭ゆえ、ブルベ最大の難関は「指定ルートを正しくトレースすること」じゃないかと。最短でも200kmの細かく定められた初見ルートを、LEZYNE SUPER GPSのターン・バイ・ターンだけで間違わず走れる気がしません。
そうはいってもブルベ主催団体は、キューシートやルートマップを提供してくれます。要は、それらを走行しながら確認する手法がポイント。多くの先達はスマホのブルベ用アプリで表示しつつ、万一に備えて出力紙を携帯してます。ならば、信頼性のあるスマホホルダーを調達するしかあるまい。
玉石混交のスマホホルダーの中から、使い慣れてるiPhone SE2をステム上にガッチリ固定できる製品を探すこと1週間。シンプルな構造で評判も悪くない RIXEN&KAUL PHONEPAD LOOP に辿り着きました。ある程度のスマホ機種サイズ差やカバー有無を問わず、着脱もしやすい構造です。
RIXEN&KAUL PHONEPAD LOOP は、スマホの四隅をシリコンラバー製バンドで挟んで固定するホルダーです。実に単純明快。また、スマホ背面との接触面に6個のシリコンラバー台座が設けてあり、その摩擦抵抗でスマホの横ズレを防いでます。saruveraのシリコンカバー装着済iPhoneはガタ付く気配なし。
RIXEN&KAUL PHONEPAD LOOP の背面を見ると、シリコンラバー製バンドが6方向に延びてることが分かります。中央はステムやハンドルバーに固定する基部で、やはり接触面がシリコンラバーで覆われてます。20mmと幅広の面ファスナーが共締めされ、これをステムに巻いて固定します。
RIXEN&KAUL PHONEPAD LOOP の面ファスナーをステムに巻いてから基部のバックルに通し、強く引いた後にベルクロで止めれば固定が完了。LIGHTCYCLE Ti451 に使用してる One by ESU スージーステム は四角断面なので固定力が心配だったけど、問題なく固定できてます。
LEZYNE SUPER GPSとiPhoneが共存しながらも、スッキリ整理されたコックピット周りにできました。進行方向〜サイコン〜iPhoneの動線が縦に統一されてるので視線移動のロスが少なく、事故や疲労のリスクを減らすことに繋がるレイアウトになったと自己満足してます。
さて、長距離走行ではLEZYNE SUPER GPSのバッテリー残量に不安があったので、Amazonのタイムセールでモバイルバッテリー Anker PowerCore 10000 Redux を購入しました。出力ポートが1つで急速充電(PD)非搭載だけど、実測183gと軽量小型で安定性に定評があります。そして安い。
小型とはいえ、Anker PowerCore 10000 Redux の容量は10,000mAhと大きく、iPhoneを2回フル充電できます。また、PowerIQスピード充電や過充電防止といった機能は搭載してるので、想定してる運用は回せると踏んでます。どうしても役不足を感じたら買い足せばイイし。
ちなみにLEZYNE SUPER GPSは使用しながら充電可能なので、走行中にバッテリー残量が少なくなってきたらmicro USBポートへケーブルを挿し、Anker PowerCore 10000 Redux から充電する運用を考えてます。ありゃ、雨天の場合を考えてなかった。
使用中のLEZYNE SUPER GPSにmicro USBケーブルを挿すために、Rec-Mountsのサイコン搭載位置を一番前に変更しました。で、USBケーブルはステム下方へ導かれ、ブレーキケーブルやDi2ケーブルの間を通ってフレームの方へ向かい……。
このようにトップチューブバッグへ収納した Anker PowerCore 10000 Redux に接続されるのでありました。そうなんです、ブルベに備えてトップチューブバッグも調達しちゃったのですよ。このバッグについては、またの機会にお話ししますね。
前後ライトの追加、スマホ固定、そしてモバイルバッテリーを用意したことで、およそのブルベ用機材が整ったのではないでしょうか。と言いながら、ばるさん謹製「ブルベ新規参加者のための装備チェックリスト」を再確認。うーむ、サドルバッグとトップチューブバッグの収納物を精査しないと。
ということで、ブルベに向けた装備品の話は[トップチューブバッグ編]へ続きます。あとは梅雨に走れなかった分を取り戻して体を作らなくては。うへえ、この炎天下にロングライドはしたくないなあ。
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