自転車用スリッポン CHROME DIMA 3.0 に惚れた

saruvera

近ごろ、ブルホーン化+10速化した BRUNO SKIPPER に乗る機会が増えてます。クォータークリップ付きフラットペダルなのでサクッと乗り出せて、406タイヤのおかげで小回りも利くので、買物や50km未満のポタリングに便利なんですよね。我ながら、よいカスタムをしたものだ。
 
ただ、乗る頻度が増えるとワガママも出るもので、一般的なスニーカーの剛性不足に不満が募ってきました。フラペといえど専用シューズが必要かな。そう思案してた矢先、CHROMEから “新しい自転車用シューズを試してみない?” との打診があったので、話に乗ってみることにしました。

この記事は CHROME より CHROME DIMA 3.0 を提供いただいて書きました

 
CHROMEの自転車用スリッポンとしては第3世代となる CHROME DIMA 3.0 は、ライディング時の利便性や耐久性を大幅アップデート。新たに Panaracer が開発したアウターソール、衝撃吸収性が向上したインソール、ラバー製トゥバンパーなどを採用してます。その実力を検証してみますよ。


 
CHROME DIMA 3.0 自転車用スリッポンCHROME DIMA 3.0 は日本法人が主導した製品だけあって、やや細めなシルエットながら日本人の足に馴染みやすく作られてます。甲高幅広な足でも、使用中のスニーカーと同サイズでフィットする傾向にあるようです。saruveraの足にフィットした28.0cmサイズは、片方で実測448gと重め。
 
CHROME DIMA 3.0 自転車用スリッポンCHROME DIMA 3.0 のヒール部には、リフレクターが設けられてます。また、CHROMEの意匠であるグリフィンの刺繍が、ちょっとした所有満足感をくすぐりますね。こうした “さりげないようで凝った造作” が何ともCHROMEらしく、大人っぽいセンスを感じさせます。
 
CHROME DIMA 3.0 のアッパーは疎水性が高いCHROME DIMA 3.0 のアッパーは、疎水性の高いハイドロフォビックナイロンを全面的に採用。水が浸入しにくく速乾性に優れてるそうで、試しにシャワーでかけた水は見事に弾かれました。生地そのものの疎水性が高いので、効果の持続性に期待が持てますね。ジテツーにも使えそう。
 
CHROME DIMA 3.0 ソール構造CHROME DIMA 3.0 の多層化構造ソールは、先代モデルから快適性で定評のあったPowerPlateテクノロジーを発展させ、最下層にPanaracerが開発したアウターソールを採用。グリップ性と耐摩耗性という相反する特性を、高次元で両立することに苦心したそうです(Panaracerの開発秘話より)。
 
CHROME DIMA 3.0 アウトソールそして、これがPanaracerによって開発されたアウターソール。グリップ性と耐摩耗性を高次元で両立するために、コンパウンドに使用する天然ゴムや化学薬品の配合率を刷新し、社内試験とブラッシュアップを重ねて製品化に至ったそうです。排水性のよさそうな溝パターンはCHROMEによるデザイン。
 
CHROME DIMA 3.0 インソールインソールの絵柄は、CHROMEとPanaracerのテクニカルコラボレーション製品を示す新デザイン。外から見えない部分に凝るところが、にくい演出ですね。こういう “裏勝り” は江戸時代から続く日本らしい美的感覚で、CHROME INDUSTRIES JAPANの意気込みが伝わってきます。
 
CHROME DIMA 3.0 をクオータークリップで履くそれでは CHROME DIMA 3.0 を履き、クォータークリップを装着した BRUNO SKIPPER で下町ポタリングへ。履きはじめは左右にタイトさを覚えたものの、これが絶妙なホールド感を生んでます。また、ソールの剛性が高くて安定感があるので、ペダリングがスムーズかつ楽に感じます。
 
CHROME DIMA 3.0 トゥクリップつま先に設けられたラバー製トゥバンパーが、クォータークリップとジャストフィット。疎水性の高いシューズ本体が傷つかなくて済むので、ありがたい装備ですね。新開発アウターソールの耐久性と釣り合うように、長く使い続けられるための配慮と受け取れました。
 
CHROME DIMA 3.0 はグリップ力が秀逸何といっても秀逸なのは、アウターソールのグリップ性。雨で濡れたコンクリート縁石に足を預けても、その後にコンビニ店内を歩いても、まったく滑る恐れがありません。絶大な安心感を得られるので、心理的な疲労が減りますね。本気で感動しました。これがPanaracerの開発力か!
 
CHROME DIMA 3.0 自転車用スリッポンポタリングやジテツーに使用することを考えたとき、スリッポンとは目の付けどころがイイなあと感心しました。ペダルや路面とのグリップ性がよく、日常生活からライディングまでをカバーしてくれます。サイクルTシャツやクロップドパンツと組み合わせて、気楽に走りへ出られる1足ですね。
 
いくら商品を提供されたからって提灯記事は書かないよと身構えてたけど、実際に履いたら機能性とデザインにベタ惚れしちゃいました。自転車用として、とてもよく考えて設計・開発されたシューズという印象。これは BRUNO SKIPPER の出動率がますます増えちゃうなあ。
 
さて、CHROMEとPanaracerがテクニカルコラボレートしたシューズには、スリッポンの DIMA 3.0 の他、SPDに対応したシューレース式の KURSK AW PRO やスニーカー型の KURSK AW、グラベルに向いたミドルカットの SOUTHSIDE 3.0 PRO などがあります。こりゃあSPD用も履いてみたいですね。
 

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