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これはもう、空力性能が高いディープリムのホイールを履くしかないな。ただし、横風の影響を受けやすいバトンホイールやリムハイト60mm超のホイールは避けたいな。そう考えて調査した末、カーボンホイールを手組してくれるという築地のVelostyle TICKETへ。現物を見て、その場で発注しちゃいました。
詳細な仕様を詰めて待つこと70日、カーボンホイールが組み上がってきました。DT SWISS CHAMPION スポーク を20Hラジアル組したフロントホイールは、タイヤ・チューブ・ベロプラグを含む総重量が実測814g。タイヤが190g、チューブが58gなので、ホイール単体の重量は566gです。まあ、お軽い!
リアホイールはフリー側が2クロス組、反フリー側がラジアル組の24Hとし、掛かりの良さを求めた仕様。総重量は実測1200gなので、スプロケット・タイヤ・チューブ・ベロプラグを除いた単体の重量は671gになる計算です。前後ホイールの合計重量は、従来の NOVATEC JACKY 451 より37g軽い1237g。うひょう!
ハブは前後とも DT SWISS 350 を採用。DT SWISSハブの特徴であるスターラチェットの歯数が上位グレードの240と同等の36Tになったので、これに決めました。ラチェット音はジェントルながら、ペダルを踏んだときの反応性とパワー伝達性の良さが魅力的。メンテナンス性が良好なのも素敵です。
そしてリムハイト40㎜のカーボンリムは、工作精度の高いNEXTIE製。ブレーキ面に刻まれた溝が美しくて惚れる! 表面仕上げはマットなUDにしました。ちなみにタイヤは Panaracer Minits Lite で、サイズを推奨幅の20×1-1/8(23C)に変更したことで従来の20×7/8より衝撃吸収性が向上しました。
ホイール交換に伴い、ブレーキシューもリムへの攻撃性が低い GOKISO カーボンリム用シュー に変更。従来の SHIMANO R55C4 のようなガツンと強烈な制動力はなく、減速やコントロール性に重きを置いたような効き具合です。これは慣れが必要だなあ。特に雨天走行時は気を付けねば。
DT SWISS ハブにはクイックリリースが付属しないので、スキュワーは引き続き DT SWISS RWS Road を使用。まあ、ホイール剛性が上がるので気に入ってるパーツだから構わないんですけどね。これで足周りの回転系が、図らずも DT SWISS で統一されることになりました。
待望の451カーボンホイールを履いたチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 は、以前よりもレーシーというかマッシブというか、何だか凄みを帯びた姿になりました。いかがでしょう? この姿だけで白メシ3杯は行けます。ああ、カーボンホイールを導入してよかった!
このカーボンホイールを履いた LIGHTCYCLE Ti451 を、走り慣れた荒川CRでシェイクダウンしてみようと思います。秋冬の荒川CRは向かい風が強いので、このホイールの空力性能も体感できるはず。折しもInstagram友達が入間航空祭の見物ライドを企画してくれたので、それに便乗することにしました。
ということで100kmほど走ってみました。まず、28km/hからのスピードの伸び方がすごい。ポタリング気分で脚を回してるだけで32km/hくらいの巡行ができます。こんなに楽にスピードが出るなんて!という驚きが止まりません。向かい風の中を走っても、700Cロードに離されることが大幅に減少しました。
巡行速度を楽に維持できることは、ブルベなどでも有利に働きますね。こいつは頼もしい。一方、横風にはまるで弱い。走行中に突風のような横風を受けたら1mくらい横に流されました。斜め後方にクルマがいたらと思うとマジで怖い。あまりにも怖くて、北風が吹き付ける羽根倉橋を渡れませんでした。
こうしてディープリムの長所と短所が端的に現れたことから、分かりやすい性格のホイールなのかもしれませんね。とはいえ、DT SWISS ハブのダイレクトな反応も相まって、機敏で小気味よいホイールではあります。何より、こんなに楽に速く走れることが感動的で、すっかり虜になっちゃいました。
タイヤ径が小さくてスピード面で不利なミニベロとはいえ、直線で700Cロードに離されるのはやっぱり悔しい。とはいえ巡行速度を上げようとすると、ギア比のジレンマにぶつかります。LIGHTCYCLE Ti451 の非真円チェーンリングは最大56Tなので、リアが12Tだとギア比は4.67、リアが11Tだと5.09。
時速を求める計算式は(ギア比×タイヤ周長×ケイデンス)×0.06なので、前述のギア比を当てはめると下表の数値になります。これで11Tだと登坂が苦しくなるのだから、やってられんわってジレンマです。
| スプロケット歯数 | ギア比 | タイヤ周長 | ケイデンス | 速度の理論値 |
| 12T | 4.67 | 1545mm | 85rpm | 約36.8km/h |
| 11T | 5.09 | 1545mm | 85rpm | 約40.1km/h |
これはもう、空力性能が高いディープリムのホイールを履くしかないな。ただし、横風の影響を受けやすいバトンホイールやリムハイト60mm超のホイールは避けたいな。そう考えて調査した末、カーボンホイールを手組してくれるという築地のVelostyle TICKETへ。現物を見て、その場で発注しちゃいました。
詳細な仕様を詰めて待つこと70日、カーボンホイールが組み上がってきました。DT SWISS CHAMPION スポーク を20Hラジアル組したフロントホイールは、タイヤ・チューブ・ベロプラグを含む総重量が実測814g。タイヤが190g、チューブが58gなので、ホイール単体の重量は566gです。まあ、お軽い!
リアホイールはフリー側が2クロス組、反フリー側がラジアル組の24Hとし、掛かりの良さを求めた仕様。総重量は実測1200gなので、スプロケット・タイヤ・チューブ・ベロプラグを除いた単体の重量は671gになる計算です。前後ホイールの合計重量は、従来の NOVATEC JACKY 451 より37g軽い1237g。うひょう!
ハブは前後とも DT SWISS 350 を採用。DT SWISSハブの特徴であるスターラチェットの歯数が上位グレードの240と同等の36Tになったので、これに決めました。ラチェット音はジェントルながら、ペダルを踏んだときの反応性とパワー伝達性の良さが魅力的。メンテナンス性が良好なのも素敵です。
そしてリムハイト40㎜のカーボンリムは、工作精度の高いNEXTIE製。ブレーキ面に刻まれた溝が美しくて惚れる! 表面仕上げはマットなUDにしました。ちなみにタイヤは Panaracer Minits Lite で、サイズを推奨幅の20×1-1/8(23C)に変更したことで従来の20×7/8より衝撃吸収性が向上しました。
ホイール交換に伴い、ブレーキシューもリムへの攻撃性が低い GOKISO カーボンリム用シュー に変更。従来の SHIMANO R55C4 のようなガツンと強烈な制動力はなく、減速やコントロール性に重きを置いたような効き具合です。これは慣れが必要だなあ。特に雨天走行時は気を付けねば。
DT SWISS ハブにはクイックリリースが付属しないので、スキュワーは引き続き DT SWISS RWS Road を使用。まあ、ホイール剛性が上がるので気に入ってるパーツだから構わないんですけどね。これで足周りの回転系が、図らずも DT SWISS で統一されることになりました。
待望の451カーボンホイールを履いたチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 は、以前よりもレーシーというかマッシブというか、何だか凄みを帯びた姿になりました。いかがでしょう? この姿だけで白メシ3杯は行けます。ああ、カーボンホイールを導入してよかった!
このカーボンホイールを履いた LIGHTCYCLE Ti451 を、走り慣れた荒川CRでシェイクダウンしてみようと思います。秋冬の荒川CRは向かい風が強いので、このホイールの空力性能も体感できるはず。折しもInstagram友達が入間航空祭の見物ライドを企画してくれたので、それに便乗することにしました。ということで100kmほど走ってみました。まず、28km/hからのスピードの伸び方がすごい。ポタリング気分で脚を回してるだけで32km/hくらいの巡行ができます。こんなに楽にスピードが出るなんて!という驚きが止まりません。向かい風の中を走っても、700Cロードに離されることが大幅に減少しました。
巡行速度を楽に維持できることは、ブルベなどでも有利に働きますね。こいつは頼もしい。一方、横風にはまるで弱い。走行中に突風のような横風を受けたら1mくらい横に流されました。斜め後方にクルマがいたらと思うとマジで怖い。あまりにも怖くて、北風が吹き付ける羽根倉橋を渡れませんでした。
こうしてディープリムの長所と短所が端的に現れたことから、分かりやすい性格のホイールなのかもしれませんね。とはいえ、DT SWISS ハブのダイレクトな反応も相まって、機敏で小気味よいホイールではあります。何より、こんなに楽に速く走れることが感動的で、すっかり虜になっちゃいました。
