多摩川の畔から渋谷水道をトレースするポタリングは、台地を越え谷を越え、用賀の街へやってきました。水源の砧下浄水所からここまで約2.8km、時刻はそろそろ11:30。日曜とはいえ、水道道路を行き交う人が次第に増えてきました。
渋谷町水道に沿って形成された用賀の商店街。裏通り特有の眠い空気が漂う感じは、どこの街でも変わらないなあ。好きです、こういうヌルさ
商店街を進むと、共立信用組合の脇に「水道みち」と書かれた道標がありました。この道が水道道路であることを後世に伝える痕跡であります
大山道追分を越えて旧玉川通りを進むと桜新町駅前。磯野家の銅像を眺めると、波平の頭頂部がサイボーグ化されてました(何度か抜かれてたもんなあ)。そして道向かいの不動産屋にはアノ親子!
騒々しい駅前を通過した先で、水道道路は旧玉川通りと分岐して小径へ。交通制限の看板があるので気付きやすい。おや、水道道路の先に大正モダンな塔が見えてきましたよ
渋谷水道の途上に配された駒沢給水塔。ここを中継地にして渋谷町全域へ配水されたそうな。実は2基の塔が並立してるので、双子の給水塔と呼ばれてます(幻の3基目は用地だけ残ってます)
駒沢給水塔の周辺をぐるりと廻って敷地の裏手に出て、水道道路へ復帰。延々と続く一本道の先に、三軒茶屋の街が見えます。もう、ゴールは近いのかな
ちょっと進むと、渋谷水道みちは駒沢中学校交差点で弦巻通りとの合流。ここまで来ると、前方に待ち構えるキャロットタワーの姿が大きく見えるものだなあ
水道道路は環七の東で弦巻通りと分岐し、世田谷通りに当たった所で終了。その延長線上に建つキャロットタワーの地下駐輪場にGIOS FELUCAを預け、26階の展望ロビーへ。すると、いま走ってきた渋谷町水道みちが、1本筋となって眼下に現れました。奥には駒沢給水塔も見えますね
キャロットタワーを後に、茶沢通りを北上して中野通りへ。そのまま北上を続けると、甲州街道の北側で都道431号と交差しました。そういえば、この都道も水道道路だったなあ
ということで、角筈の水道道路(都道431号)を東進して新宿新都心へ。この一帯は1960年代まで淀橋浄水場があり、現在の高層ビル群からは想像もできない水面が広がってました
かつては淀橋浄水場のはずれだった場所、新宿アイランドのLOVEオブジェで信号待ち休憩。ここから靖国通り〜外堀通り〜蔵前橋通りを東進して秋葉原・浅草橋方面へ向かいます
帰る道すがら、秋葉原の鳴門鯛焼本舗でタイヤキを購入。休日に留守番をしてた相方へのお土産を兼ねて、糖分補給に励みます。たいした距離を走った訳でもないのに
こんな寄り道をしながら、13:50頃に帰宅。この日の総走行距離は57.0km。そのうち、荒玉水道が約29.4km、渋谷町水道が約7.5kmでした。走行ルートはコチラです。厳寒期の体ほぐしにイイかもね。とか言ってる間に、2017年レース開幕戦が目前に迫ってんスけど Σ(゚Д゚lll)
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