fi’zi:k ARGO VENTO はミニベロ救済サドルか!?

saruvera

寸詰まりな姿のミニベロは、乗車時の重心を後方にして安定性を稼ぐためにシート角が寝がち。そのため、サドル高を上げるとペダルが遠くなりすぎて、思うように脚を回せない状態に陥りやすいです。それを少しでも解消しようとするうちに、極端な前乗りになりました。
 
シートポストはセットバック0mmのものに交換し、サドルの前後位置は規定量よりも前方に。ここまでして、ようやくサドルノーズに着座できる有様です。いわゆる “ちょこん型前乗り” に近い着座でしょうか。だからね、前方着座を前提としたショートサドルの普及は、最大級にありがたいのですよ。
 
そんな理由を付けて LIGHTCYCLE Ti451 に装着するサドルを物色。最近はフィッティングシステムや試用品が増え、最適サドルを探しやすくなりましたね。最終的に Prologo Dimension T4.0Specialized Power Arc Expert を押し退け、fi’zi:k ARGO VENTO R3 を購入しました。
 
fi’zi:k ARGO VENTO R3 kiumレール フロントビューsaruveraの尻と前乗りに最も合うショートサドルは fi’zi:k ARGO VENTO(150mm幅)でした。同シリーズの ARGO TEMPO よりレーシーな位置付け。軽量性と高剛性を狙って、チタン合金に近い重量強度を誇る新合金K:ium製の中空レールを採用したR3タイプにしましたよ。
 
fi’zi:k ARGO VENTO R3 kiumレール リアビューARGO VENTOの座面に設けられた穴(カットアウト)は大きく、窪みがショートサドルとしては長く幅広なノーズの先端まで続いてます。この長さ・太さ・窪みが、ちょこん型前乗りと好相性。なおかつ、前傾姿勢を強いる形状が、サドル高とハンドル高の落差が大きいポジションにマッチします。
 
fi’zi:k ARGO VENTO R3 kiumレール 裏面fi’zi:k ARGO VENTO R3 はK:iumレールとカーボン強化ナイロンシェルを採用することで、軽量性と高剛性をバランスさせたモデルです。サドル裏面の造作は、一体成型シェルのおかげでシンプル。泥汚れなどをクリーニングしやすい形状なのが、ありがたいです。
 
fi’zi:k ARGO VENTO R3 座面のクッションサドル表面は、サラサラした手触りなのに荷重状態だと高グリップする不思議な仕上げ。また、座面のクッション性が低いと言われるけど、長年ガチガチに硬い Specialized ROMIN Expert を使ってる身としては「クッションあるじゃん」という印象。低反発だけど奥に強いコシがある感じです。
 
fi’zi:k ARGO VENTO R3 屈曲性のあるサイドエッジサイドエッジは屈曲性のあるWingflexという構造になってます。脚の動きに伴って接触部分が “しなる” ことで、幅広なサドルに生じやすい漕ぎにくさを解消してます。接触する感覚は慣れる必要があるけど。ちょっと気になる耐久性は、長く使ってみないと分かりませんね。
 
fi’zi:k ARGO VENTO R3 kiumレール 重量計測軽量性を意図した fi’zi:k ARGO VENTO R3 の重量は実測230g。カタログ値より10g重いけど、高剛性な金属レール採用サドルとしては十分な軽さではないでしょうか。より軽量なカーボンレールのR1(カタログ値186g)は6,000円以上も高いしね。
 
KCNC TI PRO LITE 31.6mm当然、シートポストはセットバック0mmタイプ。カーボンは耐衝撃性が不安だったので、スカンジウム合金製の KCNC TI PRO LITE を採用することにしました。レアメタルの1種のスカンジウムとアルミニウムの合金で、通常のアルミ合金より軽量・高剛性で耐衝撃性も優れてます。
 
KCNC TI PRO LITE サドル固定部KCNC TI PRO LITE のレールクランプは、半円状のレール受け皿とレールを上から挟むクリップ部で構成されてます。ちなみに、クリップ部を締めるボルトはチタン製。軽量かつ高剛性を追求した結果のシンプルな構造なんだそうです。サドルの装着に少し手こずったけど。
 
KCNC TI PRO LITE 31.6mm パイプ刻印アルミ削り出しパーツに定評のあるKCNCの製品だけあって、パイプ内側までシャープで美しい仕上がりです。製品ロゴがちょっと厨二っぽいけど。背面下部には10mm間隔で目盛りが刻まれてます。この刻印もシャープで、シートチューブに隠れるのがもったいなく思えます。
 
KCNC TI PRO LITE 31.6mm 重量計測外径31.6mm×全長400mmの KCNC TI PRO LITE の重量は、実測192gでした。挟んだままのダミーレールが12gあったので、実質重量は180g。これヘタなカーボン製ポストより軽くない? 余剰分を切り落せば、さらに10gくらい軽くなりそう。
 
fi’zi:k ARGO VENTO R3 と KCNC TI PRO LITE を組んだ LIGHTCYCLE Ti451fi’zi:k ARGO VENTO R3 と KCNC TI PRO LITE を LIGHTCYCLE Ti451 に仮組みしてみました。サドル座面を水平にして、ノーズ先端をBBより少しだけ前へ。サドル高は GIOS FELUCA と同様、BB下端から座面までの垂直距離を820mmにして仮固定しました。
 
その結果、座面の地上高が935mmというミニベロにあるまじき威圧的な自転車が誕生。BBの位置が高いこともあり、メンテスタンド使用時の地上高が1,110mmに達する巨漢ぶりです。ただし、このままだとサドル高とハンドル高の落差が大きすぎるので、コラムスペーサーを入れないと。
 
閑話休題。高身長のミニベロ乗りにとって fi’zi:k ARGO VENTO は、身長に合わせてサドル高を上げるとペダルが遠くなる悩みを解消できるサドルという感触を得ました。そしてポジションを詰めた先の走行時には、軽量・高剛性なサドル周りが効果を発揮してくれると期待せずにはいられません。
 
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