寸詰まりな姿のミニベロは、乗車時の重心を後方にして安定性を稼ぐためにシート角が寝がち。そのため、サドル高を上げるとペダルが遠くなりすぎて、思うように脚を回せない状態に陥りやすいです。それを少しでも解消しようとするうちに、極端な前乗りになりました。
シートポストはセットバック0mmのものに交換し、サドルの前後位置は規定量よりも前方に。ここまでして、ようやくサドルノーズに着座できる有様です。いわゆる “ちょこん型前乗り” に近い着座でしょうか。だからね、前方着座を前提としたショートサドルの普及は、最大級にありがたいのですよ。
そんな理由を付けて LIGHTCYCLE Ti451 に装着するサドルを物色。最近はフィッティングシステムや試用品が増え、最適サドルを探しやすくなりましたね。最終的に Prologo Dimension T4.0 や Specialized Power Arc Expert を押し退け、fi’zi:k ARGO VENTO R3 を購入しました。











その結果、座面の地上高が935mmというミニベロにあるまじき威圧的な自転車が誕生。BBの位置が高いこともあり、メンテスタンド使用時の地上高が1,110mmに達する巨漢ぶりです。ただし、このままだとサドル高とハンドル高の落差が大きすぎるので、コラムスペーサーを入れないと。
閑話休題。高身長のミニベロ乗りにとって fi’zi:k ARGO VENTO は、身長に合わせてサドル高を上げるとペダルが遠くなる悩みを解消できるサドルという感触を得ました。そしてポジションを詰めた先の走行時には、軽量・高剛性なサドル周りが効果を発揮してくれると期待せずにはいられません。
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