ついに、緑のヘルシーロードの起点に到達したミニベロオヤジたち。見沼代用水の発端・利根大堰を確認すべく、目前にある利根川の土手をハイテンションで駆け上がるのでありました。利根川に出れば、埼玉県縦断も達成だ。うひょ~!
緑のヘルシーロードの起点から県道59号を渡り、利根川の土手をせっせと駆け上がるオヤジたち。かなりの上り勾配なので、フロントギアをインナーに落として高ケイデンスで脚を回します
そして、やってきました利根大堰。2011年秋の利根川サイクリングロード初ライド以来です。利根川の対岸は群馬県。せっかくなので魚道の観察室に行った(鮭が自然遡上する南限だそうです)けど、魚は見られませんでした (´・ω・`)
利根川からの取水の土砂を除去する沈砂池。その先は、邑楽用水路・埼玉用水路・武蔵水路・見沼代用水路に分岐してます。帰りは熊谷駅から輪行しようと思ってたけど、余力があるので武蔵水路に沿った県道20号・県道306号で行田市街まで南下しますか
武蔵水路と見沼代用水の立体交差を越え、秩父鉄道とそのすぐ先にある国道125号バイパスを通過。国道125号を右折して、行田市役所方面へ向かいます。昭和の面影が残るレトロな行田市街を走ってると、観光気分が盛り上がってきますね
11:00を過ぎたことだし、今度こそちゃんと昼食にしたい! どうせなら行田市の郷土食を食べたいよね~。ということで、ご当地B級グルメの「フライ」を求めて移動。行田市役所の付近でちょっと迷いながら、住宅地に佇む「古沢商店」へ
この古沢商店が発祥というフライは、水で溶いた小麦粉に少量の豚肉やネギを加えて鉄板で焼いた“チープなお好み焼き”。小麦食文化圏の北関東らしい食べ物ですね。北関東出身のsaruveraは、このチープさが堪らなく好きであり、なぜか懐かしくもあります
フライはソース味と醤油味が選べるので、元祖の味という醤油味を選択。小=300円、中=400円、大=500円で、中と大は桜エビと青ノリが追加できます。常連客のおじちゃんの助言に従って、七味唐辛子をひと振り。もちっとした食感と素朴な味が沁みます
食後は道に迷った挙句、行田市郷土博物館の前へ。映画「のぼうの城」の舞台にもなった忍城を再現した建物です。周辺には遺構があり、市の郊外には石田三成が陣を構えた丸墓山古墳や石田堤もあるので、映画を観てから訪れると楽しさが倍増するでしょうね
さて、行田市郷土博物館を見た後は、もう1つの行田市B級グルメ「ゼリーフライ」を食べるため、水城公園の脇にある「駒形屋」へ。注文後に揚げてくれるセリーフライは、小ぶりでホクホク軽い口当たりのソース味。“元祖に最も近い味”なんだとか
行田市の郷土食で空腹を満たし何となく観光もした一行は、再び武蔵水路で南下すべく市街地を後にしました。武蔵水路の終端付近に北鴻巣駅があるから、そこから輪行して帰ることにしようかな。旅程を適当に調整できるのが、自転車旅のいいところですね。
ここまでの総走行距離は約88.9km、時刻は12:00を回りました。真夏の太陽がジリジリと照りつけ、オヤジどもの体力を奪っていきます。今のところは意気揚々とペダリングしてるけど、いつまで保つものやら。一抹の不安を残して、[次回]に続きます。
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