Lake Saiko, Saitama

はじめて自転車レースする人のための基礎練習

saruvera

小春日和の前日までとは打って代わり、底冷えする2月末の日曜日。TOKYOエンデューロ2018に向けて、チーム小輪爺の練習会を彩湖で敢行。ところが、はじめての自転車レースに臨むメンバーをよそに、寝坊DNSが続出であります。これも主宰者の人徳ですな (つД`)
 
そこで今回は、レース未経験の3人(KONさん@GIOS FELUCA、yuugaさん@DAHON Vick P20、ろいろいさん@TREK MADONE 4.5)を対象に、基礎練習会を実施。第1部はsaruveraがファンライド・トレーニングキャンプで得た集団走行ノウハウの共有、第2部はDさんによるレース走行アドバイスですぞ。


 
横にグラつかないようBBに重心を置く練習入念なストレッチ後、まずは[横から接触されることに備える]練習。腕に力が入ってると、他者に横から接触されたときにハンドルを持ってかれ、転倒してしまいます。それを防ぐために、重心をBBに置いて腕や肩の力を抜くクセを付けます。ペダルを水平にして両足の中心になるBBへ重心を置き、腰を前後にヘコヘコさせて微速前進。ちょっと恥ずかしい所作だけど、勘所をつかむまで繰り返すのだ
 
横からぶつけられてもBB荷重で倒れない練習重心をBBへ置くことを意識できたら、次は応用編の[接触されても倒れないBB荷重を体感]です。重心をBBに置いて微速前進するライダーの腕へ、左右の人が交互に体当たり。腕に力が入ってると転倒しそうになるけど、BBへ荷重できてればグラつかずに立て直せます。腕や肩に力を入れず、BB荷重で衝撃をいなす。これも繰り返して、勘所を習得します。決してイジメの現場写真ではないぞ
 
まずは自転車に乗らずにトレインを体感そして[トレイン走行時の安全確保]の練習。集団で連なるトレイン走行は、脚力温存や速度向上を図れるため、レースに欠かせません。一方、接触する可能性も高まるので、声がけやハンドサインによる積極的な意識共有、後続の急ブレーキや判断ミスを誘う挙動をしない、30m先の状況を把握する視線などが大切。これらを習得するため、徒歩でトレインを組んで練習します。断じてオヤジの鬼ごっこではない!
 
Dさんの指導を聞くレース初心者メンバーこれらの練習内容を徐々に速度を上げるトレイン走行で実践し、基礎練習の第1部[集団走行の安全確保ノウハウ]は終了。ここからはチーム小輪爺結成の立役者のDさんが教官となり、第2部[レースで楽に速く走るためのアドバイス]です。ちなみに、5年半ぶりに再会したDさんの第一声は「肥えた?」でありました (;´Д`)
 
Dさんが中華カーボンなんちゃってGIOSでペダリングを指導第2部の実践目標を一言で表すと、パワーをロスしないペダリングの習得。踏み足のクランクアームを時計の針に見立て、大臀筋(お尻の筋肉)を使って12時(上死点)から2時、そして2時から6時(下死点)へ脚を下ろすペダリングを理解します。決して脚に力を入れず、引き脚が自然と上がるように左右の踏み脚の筋肉と時計針を意識することが大切なのだそうです。Dさんの中華カーボンミニベロにSRAM REDが実装されてる!とか余所見しないで学ぶべし
 
彩湖の周回路を使って実走行で練習座学の後は、上死点の位置や大臀筋を使う意識を体に染み付けるように走行練習。ギアをアウタートップに固定して、12時から2時までの片足ペダリングで彩湖バックストレートを行ったり来たり。それに慣れたら、12時から6時までの片足ペダリング。それが終わったら、アウタートップのまま彩湖バックストレートから土手上のコースを周回して経験値を積み重ねます
 
Dさん曰く、エンデューロレースのポイントは「トレインを乗り換えながら、自分に合ったペースのトレインを見つけて加わり、脚力を消耗せずに周回を重ねること。ムダな追い抜きや単独加速は、脚力を削るだけなので自重すること」であります。4時間後のゴールを見据えたクールなレース運びが重要と。
 
だからsaruveraのように、ハブ性能で得た下り加速に脚力を乗せてムダなペースアップを図ると、後半に脚が終わって集団から遅れちゃうからマネしないようにな! 反面教師に突き刺さる一同の冷ややかな視線が痛いのなんの。ともあれ、TOKYOエンデューロ2018を楽しもうじゃないか (;´Д`A

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