桜の名所を訪ねて荒川CRを走るsaruveraは、吉見町さくら堤を抜けて御成橋の西詰へ。川幅日本一を喧伝する場所に架かる全長804.8mの御成橋ではあるけども、何度も渡ったことがあるので新鮮味に欠けます。高所恐怖症だから避けたいし。ならばと思い、埼玉県道27号を横断して一漕ぎ。
御成橋から荒川右岸CRを200mほど遡上すると、川幅日本一の道標が現れます。菜花に囲まれたサイクリングロードの脇に愛車GIOS FELUCAを停めて一休み。今日の花見ライドはここを北限にして、対岸の桜名所を巡りながら帰ることにしようっと
だからといって、荒川の左岸へ渡るためだけに長く高く怖い橋を走ることもあるまい。御成橋の橋梁の手前で脇道にそれ、田畑の中にある小さな滝馬室橋で荒川を渡河。川幅日本一とは言うものの、荒川そのものは小さな沈下橋で渡れる幅なのでありますよ!
荒川左岸の農道のようなサイクリングロードを南下し、高尾さくら公園へ到達。約30種200本の桜が植えられてるそうで、鮮やかな桜色に包まれてます。そこまで混んでないので、のんびり桜を眺めるにはイイ場所ですね。いままで脇を素通りしてたのが惜しまれるくらい気に入りました
高尾さくら公園の入口にGIOS FELUCAを停め、桜とのツーショットを撮影。公園内は自転車侵入禁止なので、おとなしく桜と愛車の姿を愛でることにします。ただ、とてつもない空腹感が顔をもたげてきました。やはりジェラートで朝食を済ますのは無理があったか。そろそろ12:00だものなあ
高尾さくら公園を後にして桜堤通りを南下すると、やがて桜並木に覆われた城ヶ谷堤(桜土手)。桜と菜花の美しさもさることながら、土手下に並ぶ屋台から漂うソースの香りにノックアウトされそう。ここで食べてくか、でも行列に並ぶのはイヤだなあ。写真だけ撮って先へ進むことにしました
すると、何ともフォトジェニックな風景が見えてきたではありませんか。樹齢の高そうな桜と、その足元に建つ小さな祠&庚申塔。ここは北本七福神のひとつ、猿田彦大神だそうな。周りの送電線や火の見やぐらと渾然一体となった景観は、愛すべき片田舎といった風情に満ちてます
それにしても空腹だ。もう力が入らなくなってきた。ここまで来たら行先は1つ。榎本牧場を華麗にスルーして、開平橋の袂にある川岸屋へピットイン。この店も荒川CRを走るサイクリストの聖地であります(他に飲食店がないだけという説あり)。おばちゃん、もりうどん大盛りでね!
川岸屋のうどんは手打ちながら、ふんわりやわらかくて “おばあちゃん家で食べるうどん” みたい。これはこれで好きだけど、食欲に歯止めが効かなくなったsaruveraには前菜的存在。ほろほろのモツ煮とライスを追加注文し、さらに小ライスをおかわり。うおォン、俺はまるで井之頭五郎だ
さすがに腹が重くなったので、近くのコンビニで食休み。13:30に走行を再開したものの、荒川CRの工事区間を迂回するうち道に迷う始末。指扇駅の近辺をフラフラ走って、西遊馬公園の近くからサイクリングロードへ復帰を果たしました。迷子は精神的に疲れますな (;´Д`A
そして14:30、彩湖まで戻ってきました。走行距離が100kmへ近づくに連れ、だんだん脚がキツくなってきました。鈍った脚には、南からの向かい風が何とも辛い。おのれ
彩湖から下流は左岸CRを定番にしてるけど、たまには違う風景を見たいな。ということで、戸田橋で荒川を渡って右岸CRへ。京浜東北線の橋梁を越えた先の土手(赤羽桜堤緑地)が、鮮やかな芝桜で覆われてました。土手の上には桜並木。ここもまた、春ならではの光景ですね
4年ぶりに走る荒川右岸CRは、なかなか新鮮に感じられますな。マンネリ解消にイイかも。岩淵水門の脇で最後の小休憩をして、扇大橋までラストスパート。キツさを増す向かい風の中、野球小僧を避けながらペダルを回します。でも、ケイデンスが80rpm近くまで落ちてきた……
そんなこんなで扇大橋の南詰で荒川CRを離れ、尾竹橋通りを南下して浅草橋へ。16:20頃に帰還を果たしました。本日の総走行距離は約121.3km、扇大橋を起点にした走行ルートはコチラです。これにて2018年の桜の花見は終了。次はTDU2018 stg.1で越生町のツツジを花見ですな。
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