あれはカーボンホイールのシェイクダウンで荒川サイクリングロードを走ってたときのこと。右岸の荒れた路面を走行中、さすが23Cタイヤだ、何ともないぜ!と浮かれてたら、ダウンチューブ下面に装着したツールボトルがガランゴロンと落下していきました。踏んだら転倒するところでしたね。いやあ、危なかった。
ダウンチューブ下面に設置したボトルケージは軽くて丈夫な Zefal PULSE L2 を採用してたのだけど、この使い方だとボトルの固定力が足りなかったかな。シューズのようにBOAダイヤルとワイヤーで包み込む固定ができたらボトルの落下を防げるかも。そう思いながら調べたら、ELITE STRUKA に行き当たりました。
LIGHTCYCLE Ti451 のダウンチューブ下面に配したツールボトル用のボトルケージ。チタンフレームは滑りやすいので、使い古したチューブを巻いて摩擦係数を高め、そこに結束バンドを巻いて どこでもケージホルダー を固定。そこに Zefal PULSE L2 を装着してました。
で、これが強力な固定力を求めて購入した ELITE STRUKA というボトルケージ。ダイヤルと2本のワイヤーで構成された機構は正しくは Fitgoメカニズム という名称だそうな。ともかく、ダイヤルを時計回りに回すとワイヤーが締まり、反時計回りに回すと緩みます。まさに求めてた仕組みじゃないか!
試しに CAMELBACK PODIUM STAINLESS を挿して固定してみると、力いっぱい引き抜こうとしてもビクともしません。なるほど、大した固定力ですね。ダイヤル操作が必要なので、抜き差しすることが多いドリンクボトルには向かないけど、出番が少ないツールボトルなら無問題。むしろ、安心感があります。
ということで、どこでもケージホルダーに ELITE STRUKA を装着。ケージの固定ボルトには、例によって緩み防止のロックタイトを塗布してます。ただね、位置的に作業しにくいのよ。同様の作業をする人は、どこでもケージホルダーにケージを装着してからフレームに固定すると良いですよ。
装着後、ボトルケージがクランクアームやチェーンリングと干渉しないように位置を微調整しながら、どこでもケージホルダー付属のベルクロ式ベルトを巻いて作業完了。こうしておけばケージホルダーの固定力が増すし汚れも防げるし、それに見た目も悪くないでしょ?
左側面から見ても、ダウンチューブ下がまとまりのある感じに仕上がりました。工具類が詰まったツールボトルは重量物なので、BB周辺に配置することでマスの集中化が図れます。ELITE STRUKA によって落下も防げるだろうし、これで安心して走れますね。
ELITE STRUKA の効果を試すべく冒頭に触れた荒れた路面を走ってみたところ、ツールボトルが落下することはありませんでした。さすがFitgoメカニズムだ、何ともないぜ!これで次回ブルベの不安要素を1つ解消できました。まあ、最大の不安要素は己の脚なんですけども。
