東善寺にある燈籠坂大師の切通しトンネルは涼風が吹いて気持ちいい
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ミニベロでワンイチしてくる[千葉編]

by saruvera

ミニベロでワンイチ(東京湾1周)に挑むsaruveraは、横浜で迷子になりながら久里浜港へ到達。10:20出港の東京湾フェリーに乗って房総半島へ向かいます(神奈川編を参照)。チタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 を船底に固定してもらって甲板へ。あいにくの曇天なれど、フェリーからの眺めは抜群の開放感です。
 
ここまでの走行で火照った体に当たる海風が気持ちいい! 東京湾の海原を眺めながら、久里浜港の売店で買った揚げたての “よこすか海軍カレーパン” をパクつくのでありました。後でこれが惨劇を生むことになろうとは、露ほども知らずに……。
 

 
フェリーの窓から房総半島が見えてきたそうこうしてる間に、フェリーの左前方に房総半島が見えてきました。うへー、なかなか起伏に富んだ地形じゃないの。あのアップダウンを走るのかと思うと、ちょっと気が重くなりました。とことんヒル嫌イマーなワタクシでござんす。
 
金谷港に着いたフェリーから下船フェリーが金谷港に到着したので、クルマに続いて下船。これまたワンダバ感あふれるシチュエーションですな。さあ、フェリーから陸に架けられたランプウェイを渡って房総半島へ上陸。いよいよ千葉県を北上する135kmライドのはじまりです。
 
金谷港を後にして国道127号へ向かう金谷港から国道127号(内房なぎさライン)へ続く細道の端は、土産物店や食堂が林立。軒先に並ぶ干物が旅情を掻き立てます。排ガス浴びまくりじゃん!とは言わないお約束。フェリーから下船したクルマやバイクに続いて国道へ向かいます。
 
左手の海、右手の内房線に挟まれた内房なぎさライン(国道127号)を北上する海と内房線に挟まれた内房なぎさラインを北上。左手の入り組んだ海岸線が美しい景勝地なのだろうけど、そんな景色を楽しむ余裕は皆無。クルマに煽られたり幅寄せされたりしながら、繰り返されるアップダウンを必死に走るしかありません。
 
半分コンクリ壁で塞がれた旧島戸倉トンネルほどなくして島戸倉トンネルが見えてくるので脇道へ逸れて、半分コンクリ壁で塞がれた旧島戸倉トンネルに寄り道。塞がれた部分は私有地だそうで、古い家具やらの物置と化してました。それでも塞がれてない部分は通行可能な公道だそうで、意味が分からん。
 
東善寺にある燈籠坂大師の切通しトンネルは涼風が吹いて気持ちいいで、内房なぎさラインに復帰して4.5kmほど進むと、燈籠坂大師の切通しトンネル。硬い岩盤を石切の技法で切下げて手掘りしたというから恐れ入る。とても涼やかな風が吹き抜けるトンネルで、激走で汗まみれの体を心地よく鎮めてくれます。ワンイチ随一の癒しスポット。
 
内房なぎさラインの側にあるニコニコドライブインで昼食そんな燈籠坂大師の切通しトンネルから2km進んだニコニコドライブインで昼食を摂ることにしました。どうですか、この佇まい。年季の入った昭和テイスト溢れる外観にも関わらず駐車場は満車。旨い食事にありつける予感しかありません。
 
ニコニコドライブインのラーメンは、もちろん竹岡式ラーメンラーメンを注文すると、ご当地ならではの竹岡式ラーメンが登場。甘味と塩気が強めのスープが、汗塩を吹きまくった体にありがたい。麺もコシがあって美味。おばあちゃん軍団が厨房で作る “地元の味” が五臓六腑に沁み渡ります。いやあ、これは旨い。
 
ニコニコドライブインの身厚でふっくらしたアジフライどうやらアジフライが人気のようで、気になったので注文してみました。やや小ぶりながら、サクッとかじると身厚でふっくらしたアジの旨みが広がって旨い。ライスもふっくら炊けていて食が進みます。完全に食べすぎました。これで合計1,140円だなんて、本当にイイの?
 
静かな県道256号(新舞子海岸線)で佐貫町方面へ進むすっかり重くなった腹を抱えて北上を再開し、長浜交差点で千葉県道256号(新舞子海岸線)へ逸れ、続けてのどかな田舎道へ突入。途中に登坂があるけど、遭遇するクルマは軽トラ程度。横スレスレを走るクルマと離れて安全に走るなら、こっちの道ですな。
 
前方の丘陵から見える東京湾観音田舎道を進んで再び県道256号にぶつかると、正面の丘陵の上に巨大な観音像が見えてきました。何じゃありゃ? と調べてみたら、東京湾観音というものらしい。それより、これからあの丘陵の上を走らなければならないことが分かってテンションだだ下がりですよ。うげー、また登坂するのか。
 
浜風に煽られながら下洲海岸を進むということで、丘陵地帯を縦貫する国道465号を北上し、富津岬へと続く下洲海岸へやって来ました。丘陵を走った脚をさらに削りまくる強烈な浜風。必死にペダリングしても遅々として進みません。富津岬の先端まで行こうなんて考えるんじゃなかった。オレのバカ。
 
富津岬の突端に立つ明治百年記念展望塔(富津岬展望台)後悔の念を推進力に変換して、ヘロヘロになりながら富津岬の突端・明治百年記念展望塔(富津岬展望台)へ到達。ああ、脚が痛い。もう走れる気がしない。駐車場に寝っ転がって休息してると、反射ベストを着たサイクリストがちらほら。うーむ、無様な姿を晒してる場合ではないぞ。
 
国道16号の道標に書かれた距離が心を萎えさせる脚力の回復を確かめた後、浜風を背に受けて君津方面へ東進。国道16号の道標に書かれた距離が心を萎えさせてくれます。おまけにロングライドの影響で消化能力が弱ってるのか、よこすか海軍カレーパンの油が胃から込み上げてくる始末。うげげ、気持ち悪い……。
 
木更津港にチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 を停めて海を眺めるこうして14:50頃、木更津港へ到達。ここまでの走行距離は115.7km。ゴールまで100kmを切ったことが確実になったので、ちょっと元気が出てきました。ここから北は7年前に走った経験があるので、おぼろげながら土地勘があり、自信というか安心感があります。さあ、走行を再開!
 
内房線を左手に、房総往還(県道24号)を北上県道87号を進んで袖ヶ浦駅前に出た後、県道24号(房総往還)を北上。大型トラックが激走する上に路肩が荒れた国道16号を避け、この道で千葉市内へ向かう作戦です。とはいえ、クルマが横スレスレを抜いてくことに変わりなし。少しでも抜かれずに済むように、30km/h維持を心がけて必死のペダリングであります。
 
16:20頃に五井市街地へ突入14kmにおよぶスプリントの末、養老橋の西詰へ到達。ああ、しんどかった。この橋で養老川を渡って、五井市街地のコンビニで小休憩することにします。ドリンクボトルに給水しながら時刻を確認すると、そろそろ16:30。こりゃあ17:00までに千葉市へ入るのは絶望的かな。夜間ライドを覚悟しなくちゃ。
 
千葉モノレールが頭上を走る京葉線通りを進む案の定、房総往還は八幡宿の北から延々と渋滞。ノロノロと進むクルマに混ざって北上し、17:00に千葉市中央区へ突入。渋滞は酷さを増すばかりで、千葉市役所前に着く頃には日没を迎えてました。並走するクルマと競うように車速を上げて、京葉線通りを北上。
 
海浜大通りへ入る前に炭水化物とレッドブルを補給この先、稲毛から船橋へ至る海浜大通りはクルマが高速で走るバイパス道。そこを走り抜くために炭水化物をレッドブルで流し込み、いざ35km/h超の夜間走行へ。肩から数センチ横をトラックが掠める戦場のような道路は、路上の障害物を踏んで落車したら即アウト。アドレナリンどばどばで走り切るのみ!
 
江戸川閘門を渡って東京都へ入るどうにか無事に浜大通りを走り抜いた後は、ららぽーと裏手の漁港から船橋IC南側の脇道を使って原木IC前へ。そこから船橋行徳線を走り、行徳橋で江戸川を渡河。続いて江戸川閘門を渡って東京都へ突入。ゴールまで残りわずかだけど雨が降ってきました。落車しないように注意して走らなくては。
 
夜空に映える葛西臨海公園の大観覧車雨で濡れた白線やマンホールを踏まないように気をつけながら、旧江戸川右岸の篠崎街道と新荒川葛西堤防線(都道450号)を南下。20:10頃に葛西臨海公園へ到達しました。ここへ寄らねばワンイチの画竜点睛を欠くと思いながら辿り着いた自己満スポット。
 
ワンイチのスタート・ゴール地点の東京駅丸の内前広場に帰着葛西臨海公園を後にして清砂大橋で荒川を渡ったら、都心に向かって永代通りを一気走。21:30頃、スタート/ゴール地点の東京駅の丸の内駅前広場に帰着しました。祝日夜のせいか、灯りが消えて人の気配がないや。ともあれ、走行距離203.1kmでワンイチ完遂です!
 
ワンイチは交通量の多い一般道を走ることになるので精神的な疲労は大きいけど、脚はまだ走れそう。これはドリンクとして過剰摂取したVAAMとレッドブルによるものかな。いずれにせよ、翌週の200kmブルベを完走する自信は付きました。この日の総走行距離は207.1km、走行ルートは[コチラ]です。
 

今回のサイクリングをRelive動画で振り返る


 

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