横断するのに難儀した利根大橋を越え、再び利根川の右岸に戻ってサイクリングロードを走り続けます。ちなみに左岸を走ると、すぐ上流で合流する渡良瀬川の左岸に出て、渡良瀬遊水池へ向かうルートになります。
今回のロングライドは「ミニベロのGIOS FELUCAで、どこまで走れるのか」をテーマにしたので、利根川橋を行ったり来たりして、利根川の右岸に戻ってきたわけです。
さて、ここから7.6kmの区間は今年6月に舗装されたばかりで、当時は「江戸川サイクリングロードと合わせて日本一長いサイクリングロードが完成」とニュースになりました。この報道が、利根川サイクリングロードを走ってみようと思った動機なのでした。
利根川と渡良瀬川の合流地点の先に架かる東武日光線の鉄橋。ここで自宅からの走行距離が70kmを越えました。天候が回復してきたおかげで、まだ気分よく脚を回せます
ほとんど変化のない風景に飽きてきた矢先、のどかな風景にそぐわない近未来的な建物が見えてきました。加須未来館という施設で、宇宙ステーションなどの展示物の傍らに農産物直売所を設ける“ごった煮感”がステキです
利根川と江戸川の分岐点から1時間30分、前方に東北自動車道が見えてきました。自宅から80kmという走行距離にちょっとした達成感を覚える一方、空腹感も襲来! サイコンの時計を見て、もう13:30過ぎだものなあと納得
空腹に陥ったが最後、もう食べ物のことしか考えられません。急激に気力と体力が低下する中、土手の端にコンビニや食堂を探しながら走って道の駅はにゅうに到着。取る物もとりあえずチャーハン(550円)を掻き込みます。パラッと炒めてあってウンマ~!
食後、道の駅のやや上流(利根川河口から154km地点)にある利根大堰でしばし休憩。トラックがトミカのように見える巨大な堰を眺めていたら、幼い頃ここへ遊びに連れて来てもらったことを思い出しました
利根大堰から東京・埼玉へ水を導く埼玉用水路・武蔵水路・見沼代用水路。中央の武蔵水路は荒川へ注ぎ、その水が秋ヶ瀬取水堰へ至ることを考えると、荒川サイクリングロードの風景が思い浮かばれます
利根大堰の対岸は、もう群馬県。思えば遠くへ来たものだという気がするけど、利根川サイクリングロード最上流(群馬県渋川市)までは道半ば。十分に休憩した後、再びペダルを踏み始めます。時刻は14:40。果たしてどこまで行けるのか。[次回]に続きます。
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