美味なるご当地うどんを目当てにしたグループライド企画ツール・ド・うどんは、ついに第4ステージ[定峰峠の鬼うどん]を迎えました。定峰峠名物 “からみきんぴら鬼うどん” を食すべく、道の駅おがわまちを起点に外秩父山地を走る山岳ステージであります。
7月最後の日曜日、道の駅おがわまちへ向かうべく LIGHTCYCLE Ti451 をトランポに積載してたら、後輪がパンクしてることが発覚。前日のチェック時は大丈夫そうだったのになあ……。集合時刻まで余裕がないので、とりあえず予備チューブをサコッシュに入れて集合場所へ向かうとしよう。
出がけにドタバタしつつ、7:00前に秋葉原駅の電気街口ロータリーへトランポを停車。ここで参加者のくれよんレンジャーさん@CARACLE-COZを乗せ、道の駅おがわまちへ向かうのでした。その道中、ドリンクボトルを忘れてきたことに気付いたけど時すでに遅し。関越道の練馬ICは目前だもの。
途中でコンビニに寄ってペットボトルの麦茶と水を買い、8:30頃に道の駅おがわまちへ到着。Ti451の後輪チューブ交換に手間取ってる(2本持ってたチューブのうち1本をビードで噛んで破裂させた)うちに、くらたまごさん@TREK EMONDA SL6も合流。9:30過ぎにスタートと相成りました。
まずは定峰峠へ向かうため、国道245号の旧道を西進して小川町の旧市街地を通過。この日は七夕祭りだったようで、鎌倉街道宿場町の風情が残る沿道は笹飾りで彩られてました。なお、この時点でサイコンの気温計は37℃を示しており、早くも汗だくです。
市街地を抜けて道路名が埼玉県道11号になると、徐々に斜度が増してきました。まだアウターで回せるものの、この後のヒルクライムに備えて脚力を温存したいところ。LSDを心掛けてリアギアを軽くし、脚をセコセコと回しながら山間部へ向かいます。
こうして11kmほど走るうちに、山間部への入口である落合橋へ到達。その脇にある売店(落合の店)で水分補給を兼ねた小休憩であります。ここが定峰峠へ至る道中で最後の売店。空になった飲用の麦茶と体冷却用の水を、しっかり満たしておかねば。
10:25頃に走行を再開。気温が39℃に達する中、6.2km先の白石車庫まで各自のペースで走行することにします。2人に先行してもらい、インナーローで微速前進するヒル嫌イマーは県道11号が1車線道路になったあたりで心が折れ、とうとう脚を着くのでした。
苦行のようなヒルクライムを続け、11:00頃に白石車庫で先行してた2人と合流。さーせん、お待たせしました。息絶えそうなsaruveraを、鬼うどんまで1kmを切ってるよ!と励ますくらたまごさん。声が出ず、ジェスチャーで返事をして登坂を再開します。
ヒイヒイ言いながら5〜6分ほど登坂した先に、お目当ての “定峰峠の鬼うどん” が見えてきました。やっと休めると安堵しながらサイクルラックに愛車を預けて深呼吸。冷静さを取り戻して店舗を見ると、どうにも人の気配がありません。まさか臨時休業じゃないよね!?
安心してください、やってますよ。敷地内の別棟で営業してました。冷房の効いた店に入って、冷たいぶっかけうどんを注文。うどんが茹で上がるのを待ちながら麦茶を何杯も飲んでると、おばちゃんが冷たい麦茶を満たしたポットを持ってきてくれました。申し訳ない。
待つこと25分で、からみきんぴら鬼うどん(冷たいぶっかけ)が登場。出汁が効いた甘めの汁に、きんぴらの辛味や天かすの油が溶け出して旨い! 中細の麺は、程よいコシがありながらモチっとした食感。そして、大根おろしが爽やかな後口をもたらします。この旨さは癖になるなあ。
苦労して登坂する甲斐のある一杯に大満足。12:00を告げる時報を聞きながら走行再開の準備をしてると、店のおばちゃんが空ペットボトルに冷たい麦茶を満たしてくれました。その心遣いに感謝しつつ、4.5km先(243m上)の定峰峠へ向けて出発。その顛末は、次回[後編]をどうぞ。
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