熱々の坂東みそ煮込みうどんを求めて、寒風が吹き荒れる江戸川CRを走るドMなミニベロおやじ一行は、日光街道沿いの権現堂公園へ到着(前編を参照)。ここで合流予定のjkomさんを探して15分ほどウロウロした末、外野橋の脇で合流を果たしました。これにて今回のメンバー全員集合!
jkomさんの愛車は、何と451ランドナーのBILLION SG-Ex。直付けWレバーとブルホーンバーが、いぶし銀な雰囲気を放ってますなあ。初顔合わせの挨拶とミニベロ談義を交わした後、関宿城へ向けて県道267号を進みます
20分ほど走って、利根川と江戸川の分岐点近くの情報・防災ステーションごか前にやってきました。ここでsambeさんが「利根川の遺跡!?」と絶叫。確かに、積み上げられた消波ブロックの大群は、謎の遺跡っぽく見えるかも。気分は川口浩探検隊ですな
そして関宿水閘門で江戸川を渡河。この水閘門は、日本の大型建築技術がレンガ造りからコンクリート造りへ移行していた時期の建造物(昭和2年竣工)らしいです。それより、対岸の公園に林立する “マムシに注意” 看板のほうが印象的なんだけど……
ってなことをやりながら、関宿城に到着であります。時刻は12:20。空腹が抑えられなくなってきましたなあ。目的地・ばんどう太郎の総本店まで、あと少しの道のりだ。と、ここでテルさんから電話。いま起床したらしい。今日は休んでてくだされ(走りに行ったようだけど)
関宿城の裏手から利根川右岸CRを走って境大橋の南詰へ。この橋の側道橋で利根川を渡り、改めて茨城県境町へ突入します。あとは県道17号を北上するだけ。なのに右ふくらはぎの痛みが激しさを増し、ペダルを回すだけで涙ちょちょぎれ。目的地はまだか!
そんなsaruveraの眼前に、とうとうばんどう太郎の総本店が姿を現しました。予定より1時間30分遅れの13:00、目的地に到着であります。と喜んだのも束の間、満席につき1時間待ちとな!? よかろう、芯まで冷え切った体をさすりながら待とうじゃないか
きっかり1時間後、ぐつぐつと煮えたぎった「坂東みそ煮込みうどん(餅トッピング+ごはんセット)」とご対面。八丁味噌の渋味がツユの甘味と塩気を引き締め、実にコク深い味わいですなあ。やわらかいのにコシがある太麺に味が染み、箸が止まりませぬ。すっかり体が温まりました
目的を果たして店外に出たのは15:00近く。大幅にスケジュールが狂ったため、後半ルートをショートカットすることにしました。sambeさん・KONさん・yuugaさんは関宿城から江戸川右岸CRを南下して篠崎ポニーランドへ。脚痛のsaruveraはDNF宣言し、jkomさんに曳かれて東武日光線幸手駅へ
乗客まばらで貸し切り状態の東武日光線と東武伊勢崎線を乗り継いで、浅草まで輪行。東埼玉を舞台にしたツール・ド・うどんは、どうにも相性が悪いみたい。2016年の第4ステージ[鬼平一本うどん]同様、DNFからの東武線輪行であります
この日の総走行距離は約104.2km、本来の走行ルートはコチラです。ところで、浅草へ向かう電車に揺られながらSNSを見てると、昼過ぎに起床したテルさんは1人で今回のルート後半の “平将門スポット” を巡ってる様子。執念すら感じるポタリングでありますなあ。
ということで、ツール・ド・うどん(TDU)2018シーズンは閉幕。全3ステージを走った合計13人のうち、栄えあるマイヨジョーヌを手にするのは誰なのか。それは1月下旬に開催される[TDU2018表彰式&チーム小輪爺新年会]の痴態とともにお伝えします。乞うご期待!

ということで、自宅から江戸川CRまでの所要時間を甘く見たsaruveraが15分ほど遅れて
そんな児戯を経て、予定より20分遅れの7:20頃、篠崎ポニーランドを出発。朝もやのかかる江戸川右岸CRを遡上して、まずはテルさんとの合流地点・柴又公園を目指します。うーむ、寒くて体がガチガチに固い。序盤は体をほぐすつもりで、ゆっくり慎重に走ろうっと
寒さに震えながら、7:45頃に
走行を再開した一行は、金町浄水場の取水塔を眺めつつ遡上を続け、外環道が頭上を横断する
それにしても北風が強い&冷たい。まだ20km弱しか走ってないのに、かなり脚力を削られてる感じです。いくら練習不足とはいえ、ここまでキツくなるとは。たまらず、
そして
早くも刀折れ矢尽きたsaruveraではありますが、同行者一同に励まされて権現堂公園までの走行を再開。
結局、当初の予定から1時間20分遅れの11:20、
![ツール・ド・うどん2018 stg.3[坂東みそ煮込みうどん]ルートマップ](https://saruvera.jp/wp-content/uploads/2018/11/udon181105.jpg)

そんな思いで走ること約25分。八瀬大橋の南詰近くにある
肉汁やカレー汁など数種類あるメニューから、冷や汁うどんをチョイス。自社工場で作る麺はコシが強くゴワッとした食感で、武蔵野うどんらしさ満点です。揚げたての天ぷらは油切れがよく、おっさんの胃にありがたい。つるつると計3盛りのうどんを食したら、店のおばちゃんに顔を覚えられたでござる
食事中、大幅に狂ったスケジュールの調整を協議し、日高方面ルートを省略して入間市のジョンソンタウンへ向かうことに決定しました。14:30に店を出て走行再開。 SADAさんを先頭に、
そして、トドメとばかりに現れた
そんなこんなで、15:30過ぎに
それはともかく、30℃を超える気温で熱がたまった体をクールダウンしよう。77年製エアストリーム(キャンピングトレーラー)を改装したカフェ&ダイナーの
輪切りレモンたっぷりの自家製ジンジャーエールでひと心地。じんわり沁みる辛い刺激と、我々のためにテラスへ日除けを作ってくれた店員さんの親切心がありがたい。お客が増えるまで30分ほど、のんびり過ごさせてもらいました。おかげで、うどんが消化されてきたみたい
今回のTDUは、ここジョンソンタウンで散会。16:10過ぎ、埼玉中東部・多摩・都内の三手に分かれて帰宅の途につくことになりました。都内組のsaruveraとKONさんは、国道463号をひた走って所沢市を横断。
雨が止んだのを見計らって自宅を出発し、8:10頃にスタート地点の
雨が止んだのを見計らって走行を再開し、9:30前に
雨が上がったばかりの荒川CRは、あちこち水たまりだらけ。
1時間前までの雨模様はどこへやら。気温がどんどん上昇し、猛烈な湿度との合わせ技で不快度MAX。こいつは体力を削られるぜえ。今日は150km近く走ることになるだろうから、しっかり脚力をマネジメントせねば。この時点では、そんなことを考えながら走ってました。ええ、この時点では
川越方面へ向かうため、
あきれ顔のKONさんから予備チューブを譲ってもらい、二度目の補修を済ませ走行を再開。もう11:00過ぎか。本来なら醸ん楽座に着いてる頃なんだけどなあ。そんなモヤモヤする気持ちを整理しながら荒川右岸を遡上。
が、まだ
フロントタイヤを触ると、フニャフニャした手応え。ああ、今度は前輪がパンクだよ。
観光地の道端で本日二度目のチューブ交換作業を開始。気温は28℃を超え、暑い日差しが照りつけます。なぜ、こんな通行人の多いところで作業してるのか。今朝の雨が止んだことで運を使い果たしたのか。そんな負の感情が態度に出たようで、ペーターさんに “ヤサグレおやじ” と笑われちゃいましたよ
山崎製麺所がチェーン展開する武蔵野うどん竹國は、ボリューミーな武蔵野うどん店として西埼玉人の畏怖と崇敬を集める存在らしいです。今回は八瀬大橋の南詰にある![TDU2018[武蔵野∞うどん]ルートマップ](https://saruvera.jp/wp-content/uploads/2018/05/udon1805001.jpg)
越辺川の北側は、のどかな里山の風景が広がってました。田畑の合間から小山がポッコリ顔を出す様子はミニチュアのようにも見え、旅情をそそります。のんびりポタリングが似合う気持ちよさ。実のところ、日差しがキツくて木陰に入りたい気持ちも大きかったけど
そんなポッコリ小山のふもとにある
さんざん迷った末、梅あんぱんを購入。やっぱり越生といえば梅だよね。アンコの中に入った刻み梅干しが、実にいい塩梅。アンコの甘さに飽きがくる寸前で、梅の酸味と塩気が口内をリフレッシュしてくれます。もっと食べたいけど、ここはガマンの子。うどんが入る余地を残しておかねば
パン工房シロクマに20分ほど滞在し、ときがわ町へ向けて走行を再開。八高線に沿って再び丘陵地帯を走ります。このあたりは道端に茂った木々が直射日光を遮り、涼やかで気持ちいい。おかげで精神的な余裕が生まれ、うどんへの期待がどんどん膨らみます。ざるうどんを大盛りで食べようかなあ♪
ところが、ついに到着した
近隣のうどん屋にも断られたため、県道172号を戻って
そんな食事休憩を1時間ほど過ごした後、ゴールの森林公園に向けて走行を再開。
こりゃあ、フロントディレーラーがガタついたか。案の定、森林公園が見えてくる頃にはフロントが変速できなくなり、インナー固定になっちゃった。でも残り1〜2kmだから、このまま走っちゃえ。大雑把な性格を武器にペダルをセカセカと回し、14:40頃に
ともあれ、森林公園の木陰でひと涼み。いやあ、暑かった。ツール・ド・うどんを謳いながら、最後までうどんにありつけない1日だったけど、みなさんお疲れさまでした。無事の帰宅を約束し、ひとまず散会。本日の走行距離は約58.3km、本来の走行ルートは
トランポに4台の自転車を積載して帰宅する道すがら、吉見町の