Shimotsuma, Ibaraki

りんりんロードの起点が遠いんですけど

saruvera

今年のゴールデンウィークはまとまった休日を取れそうなので、つくば霞ヶ浦りんりんロードを走ってみようかな。特に旧筑波鉄道の廃線敷区間は、以前から走ってみたかったんだよね。そんなことを知人(非サイクリスト)に漏らしたら、思いっきりハードルを上げてきやがった。
 
旧筑波鉄道区間の約40kmじゃ物足んないでしょ。もちろん、起点の岩瀬駅まで自走だよね? ぐぬぬ。おう、やったるわい! 走行ルートを引いてみたら、浅草橋〜岩瀬〜土浦で約160km。ここ2ヶ月ほぼ走ってないけど、何度も経験してる距離だから何とかなるでしょ。多分。
 

 
柴又駅前の寅さん像に一声かけてから江戸川サイクリングロードへ向かうこうして、前日にサドルを交換したチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 を駆って下町エリアを東進。自宅から50分ほど走り、柴又駅前の寅さん像に一声かけてから帝釈天前を抜け、江戸川サイクリングロードへアプローチするのでありました。
 
葛飾橋の南詰から江戸川左岸CRを俎上する柴又公園から江戸川の右岸CRへ入り、葛飾大橋を渡ってマッドシティへ。そして葛飾橋東詰から江戸川左岸CRの遡上を開始します。時刻は7:00を回ったところ。川面から漂ってくる冷気が気持ちよく、ペダルを回す脚が軽く感じられます。お、今日は調子イイかも。
 
運河河口公園の入口にチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451 を停車これに気をよくしてケイデンスを上げ、7:45頃に運河河口公園へ到達。ブランクがある割に悪くないタイムだなと鼻高々で小休憩してると、結構な南風が吹いてることに気づきました。うーむ、この好調っぷりと好タイムは追い風のおかげだったのか。
 
利根運河に架けられた約100匹の鯉のぼり小休憩後、いつも素通りしてた利根運河沿いを走ってみたくなり、予定を変更して運河右岸を進んで利根川へ向かうことにしました。進むにつれて牧歌的になる風景が新鮮。日光東往還に差し掛かる手前・運河水辺公園一帯では、運河を覆う鯉のぼりの群れに遭遇できました。
 
利根運河の最上流から利根川の右岸CRへアプローチこうして進むうちに、道は利根川の右岸CRへ突き当たります。出たな、利根川CR名物の延々と変わり映えしない風景。近くに利根川と鬼怒川の合流点があるそうだけど、雑草が茂ってるので視認できず。ときどき現れる鉄パイプを組んだクルマ止めを越えつつ、上流へ進むのでした。
 
芽吹歩道橋で利根川を渡って茨城県へ黙々と利根川CRを8.5kmほど進むと、芽吹歩道橋が見えてきました。高所恐怖症にとって、茨城県へ入る最大の難関は利根川の渡河。この辺りで最も怖くなさそうな橋を選んだつもりだけど、それでも怖い。10分近く逡巡した後、半べそになりながら橋を駆け抜けて茨城県坂東市へ。
 
茨城県に入って最初のコンビニでおにぎりを補給これで安心したのか、茨城県道3号を進むうちに空腹感が激しくなってきました。まだ9:00前だというのに、県道沿いのローソンでおにぎりを補給。キャンペーン中とのことで、お茶をもらっちゃった。その場で飲み干せるわけもなく、ペットボトルを背面ポケットに挿して走行を再開。
 
茨城県道3号の両脇に広がる水田県道3号を東進するとすぐに法師戸水門に差し掛かります。青空を映す水田が美しいけど、車道のクルマが速くてちょっと怖い。やがて交差する県道252号は交通量が少ないのでホッとします。この道から県道58号に入って5kmほど北上し、国道354号へ向かいます。
 
国道354号を東進し、大和橋北から小貝川に沿った県道129号へそして国道354号を東進。鬼怒川を渡り常総線を越え、しばらくすると小貝川に架かる大和橋が見えてきました。この橋の北詰から小貝川の右岸を遡上することにします。右岸に沿って県道129号を進み、福岡堰の脇で川沿いのサイクリングロードっぽい細道へ。
 
下妻市を北上するうちに筑波山の姿が大きくなってきたこうして小貝川右岸の遡上を続けるうちに下妻市へ入りました。たまに原付2人乗りのヤンキー小僧と遭遇すれども、ゴスロリ姿の深田恭子は見つからず。ともあれ、前方に見える筑波山の姿が徐々に大きくなる様は、前進してる手応えが得られて素敵ですね。
 
県道131号を北上して桜川市内へ向かうなおも遡上を続けて筑西市に入り、黒子橋で小貝川沿いを離脱。ここから県道54号を東進すると、かなり筑波山に近づいてきました。大川の辺りで突き当たった県道131号を桜川方面へ進み、続けて県道148号をひたすら北上して国道50号方面へ。
 
赤いトラクターとチタンミニベロ LIGHTCYCLE Ti451県道148号は交通量が少なく、農村の生活道路といった風情。ちょうど田植えの時期ということもあり、クルマよりトラクターと遭遇することのほうが多かったです。思わず口ずさんでしまいますよね ♪燃える男の〜赤いトラクタ〜
 
沿道にセイコーマートを発見したので寄っていくことにしたなどとやってるうちに12:00を過ぎ、走行距離は100kmを突破。空腹感も出てきたので小休憩したいなと思ってると、県道沿いにセイコーマートを発見。なぜ茨城にセコマ?と不思議に思いつつも、おにぎりと北海道アイスクリームを補給するのでした。
 
走行距離が100kmを超えてからのアップダウンはキツイここまで来たら ゴール りんりんロードの起点は近い。県道343号を経由して、山際を縦貫する羽田街道を北上します。が、いくつか山の裾野を越えなければならないのね……。地味に繰り返されるアップダウンが、100km超えの脚に堪えます。
 
JR水戸線と北関東自動車道を越えて旧国道50号へそんなアップダウンの先に水戸線と北関東自動車道が見えてきました。その先にある旧国道50号を1.5kmほど東進すれば、りんりんロードの起点・岩瀬駅前。ここまで長かったなあ。逸る気持ちを抑えるように、道沿いを見物しながらポタポタと進みます。
 
すっかり走り切った感があるけど、実際は道半ばというか、ようやくスタート地点に辿り着くところ。時刻はそろそろ13:00。次回の[後編]では、まさかのアクシデント発生に端を発し、トラブルを抱えながらりんりんロードを土浦まで南下する様子をお届けします。
 

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