見沼代用水を終端から発端まで遡上するサイクリングに出かけた小径車オヤジ3人組。緑のヘルシーロードを走って、見沼田圃のド真ん中にやってきました。雑木林・水田・畑が続くのどかな風景を楽しみながら、ペダルを回す脚も軽く先へ進みます。
新見沼大橋有料道路を越えてしばらく行くと、東側にかつてサギの繁殖地だったというさぎ山記念公園、西側に見沼自然公園が現れます。この辺りはサイクリングロードの両脇に木々が繁っているので、走ってて爽快な気分になります
田園風景の中にあって目を引く赤い祠の見沼弁財天。見沼代用水の端には、水神である弁財天が点在してます。その中でも代表的なのが、この見沼弁財天、星川弁天、元圦弁天なんだそうです(この2つは思いっきり見過ごしましたが)
見沼弁財天から1kmほど上流にある七里総合公園の脇を通過した辺りから、見沼代用水に沿って住宅が増えてきました。どうやら、この辺が見沼田圃の北端のようです。久々に生活感のある風景を見て、なぜかちょっとホッとするのでありました
住宅地を両脇にしたがえた緑のヘルシーロードを走っていたら、小さな橋の先で道が途絶えてるではありませんか。そして道端には、迂回を示す案内板。見沼代用水からちょっとそれた場所に東武野田線の踏切があるようです
案内板に描かれた道を記憶して住宅地を進むと、東武野田線の小さな踏切がありました。案内板を頼りに、踏切を越えてすぐに右折してそのまま進んでいくと、神明神社の前で見沼代用水の脇に復帰しました
用水路の脇に復帰して喜んだのも束の間、緑のヘルシーロードは落ち葉まみれの極狭路になったりします。おまけに勾配もあるので、ちょっと気を使いました。ここで対向車とすれ違うのは、自転車同士でもキツいですね
そんなこんなしてるうちに国道16号の陸橋を潜り抜け、東北本線の踏切までやってきました。気が付けば、周囲は再びのどかな風景が広がってます。いつの間にやら上尾市に突入してました
東北本線の踏切を越えて500mくらい走ると、瓦葺分水工に辿り着きました。ここが見沼代用水の東縁と西縁の分岐点です(手前の流れが東縁、奥の流れが西縁)。すぐ上流には見沼代用水が綾瀬川の下を潜る“川の立体交差”もあり、これも見ものです
綾瀬川を渡った先に「見沼代用水路東西縁竣工記念碑」が建ってました。見沼代用水が綾瀬川を潜る現在の瓦葺伏越の完成を記念した碑のようです。碑に刻まれた文章を読みながら休憩。時刻は7:30過ぎ、自宅からここまでの走行距離は約42.1km
見沼代用水の東縁と西縁の分岐点に到達したことで高揚するsaruvera。「もう緑のヘルシーロードを半分くらい走ったんじゃないの?」なんて調子づいたけど、実際は1/3程度でした。どうりで疲労感がないはずだ。さあ、再び走り出そう(次回へ続きます)。
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