スポーツバーのような大画面でZwiftを楽しむべく、ホームプロジェクター dreamio EH-TW650Sに飛びついて早2カ月。環境整備(導入編・収納編)も完了し、いよいよ dreamioならではの臨場感をたっぷり味わう[検証編]へ突入します。いそいそと機器を接続し、いざプレイ開始!
この記事の目次
Zwiftと好相性! 昼間でも鮮明で残像感のない高画質映像
我家のリビングは6畳間なので、ローラーとホームプロジェクターを常設しておけません。クローゼットから防振材・吸音材を引っ張り出して床に敷き、ローラーとGIOS FELUCAを設置(ここまで約10分)。一方、ホームプロジェクターの準備は慣れてくると約3分で完了できます。
リビングに出現した大画面Zwift環境。ホームプロジェクター dreamio EH-TW650Sは、ワゴンから取り出して電源ケーブルとHDMIケーブルを挿すだけ。仕上げにMac上のZwiftアプリからANT+接続でローラーを認識させれば、臨場感あふれるプレイをスタートできます
dreamio EH-TW650S 最大の魅力は、明るい昼間でもくっきり鮮明な映像を楽しめること。ホームプロジェクターとしては高レベルな出力光束(最大3,100ルーメン)と3LCD方式という独自の投影技術が、部屋の明るさに負けない鮮明な映像を生むそうな。実際に自転車を使用するZwiftにはありがたい特性です
ホームプロジェクター dreamio EH-TW650S のレンズ(f値1.58-1.70)から投写される光束は、全白もカラーも同じ明るさ。そのため、環境光が明るい場所でも鮮明で見やすい映像が映し出せるそうです。チラつきや虹のような滲みが出ないので、ストレスフリーで映像に集中できます
スクリーンに映し出された映像は、昼間でもこんなに色鮮やか。3LCD方式とは、光を赤・緑・青に分解して各色ごとに制御した後、再びフルカラー映像に合成して投影する技術なんだそうです。結果、色が1ドットレベルで再現され、プロジェクターにありがちな残像を感じることがありません
ボタン配置とモバイルスクリーンはアップデートに期待
dreamio EH-TW650Sを使ってると、こりゃあZwiftと相性のいいホームプロジェクターだと感心します。とはいえ、不満が一切ないわけではありません。使ってるうちにイラッとする箇所も数点。アップデートや次モデルでの改善を期待して、不満を覚えた部分をピックアップしたいと思います。
不満その1は、ゆがみ補正の操作系が縦方向と横方向で一貫してないこと。タテ補正は操作パネルの台形補正ボタンなのに、なぜかヨコ補正はレンズ付近のスライダー。いよいよZwiftに興じる直前に操作する箇所なので、ヨコ補正スライダーの場所を見失ってイラッとしがち
不満その2は、モバイルスクリーンがヨレること。ロール状に巻いて収納してるスクリーンを広げて使うものだから、仕方ないことなのかなあ。使用してるうちにヨレが大きくなってきました。スクリーン四隅を台座の骨にピンと張っても、たわみが解消されません
不満その3は、音声出力がモノラルスピーカーでショボいこと。2000年頃のパソコンみたいな音なので、外部スピーカーが欠かせません。が、音声出力端子は存在せず。つまり、パソコンから外部スピーカーへ出力するしかありません。これにはショボーンとしましたね
家族を味方にするならプライム・ビデオを大画面へ投影
そんなホームプロジェクター dreamio EH-TW650S ではありますが、基本性能の優秀さを考えればコストパフォーマンスは悪くありません。それでも家族の了承がいる価格帯なので、“家族で楽しめる” ことをアピールする必要があります。ほらほら、好きな映画を大画面で観られるよ〜!
Amazonプライム・ビデオの映画をスクリーン投影すべく、EH-TW650SのHDMIポートにFire TV Stickを接続。すでにWi-Fi環境が整ってるなら、これだけで準備完了です。だが、これでは音声が貧弱すぎる。結局、Macから映像をHDMIケーブルでdreamioへ、音声はBluetoothで外部スピーカーへ出力……
EH-TW650Sには映像コンテンツや環境光に適したカラーモードが4種類あります。日中に映画を鑑賞するなら、ブライトシネマモードが適してるかな。リモコンのColor Modeボタンをポチポチ押せば、好みのカラーモードに切り替えられますよ
大型スクリーンに投影された映画は、やはり迫力がありますね。熱心に鑑賞する相方に感想を聞いてみました。「昼間の明るい部屋でも、テレビ同等の鮮明でシャープな映像にビックリ。この大画面・高画質で映画を観るのは楽しいね」とのことで、家族からの評価は上々。もうひと押しかな
ホームプロジェクター dreamio EH-TW650Sを2カ月使ってみて、大画面スクリーンへ映像を美しく鮮明に投影する基本性能は、エントリーモデルとは思えないほど優秀だと感心しました。音声出力や操作性の不満を大きく上回る魅力と実力。今度はチーム小輪爺メンバーにZwiftで使ってもらおうかな。
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