Yoshimi, Saitama

吉見さくら堤へ荒サイ桜ライド[後編]

saruvera

桜が散ってしまう前に、花見とサイクリングを兼ねた桜ライドをしておきたい。その一念で荒川サイクリングロードを遡上し、戸田桜づつみ〜彩湖〜榎本牧場を経て埼玉県吉見町へ。ついに目的地の吉見さくら堤が見えてきました(前編を参照)。自転車道を覆う桜トンネルは健在か?
 
吉見さくら堤を貫く自転車道は、湾曲する荒川自転車道をショートカットする支線のような存在。下流から向かう場合、松永橋という小橋の東側で荒サイ本線と分岐する細道を進むことになります。この時期は細道の両側を菜花がびっしりと覆い、なかなかに幻想的。
 

 
菜の花に覆われた自転車道を進む荒サイ本線と分岐する菜花に覆われた細道を550mほど進めば吉見さくら堤の入口。追い越しする余裕のない道幅なので、前走者に続いてポタポタ走りましょう。菜花の匂いが濃い空気を存分に吸って、ようやく訪れた春を楽しむが吉。
 
吉見さくら堤の桜トンネルへ到達こうして辿り着いた吉見さくら堤は、かろうじてトンネル状の桜並木を楽しめる状態でした。ちょっと葉が出てきたものの、桜花は健在。桜の花びらがちらちらと路面に降る中を微速前進し、約1.5kmの桜トンネルを楽しむことができました。
 
吉見さくら堤を上流側から見下ろす桜トンネルを抜けた先で、自転車道は荒川自転車道の本線と合流。田畑の中にぽっこり小山のように存在する吉見さくら堤を振り返り、この美しい景色を記憶にとどめつつ再訪を期するのでありました。来春もこの桜トンネルを走ろうと。
 
荒川の右岸サイクリングロードを下って東京へ向かうどうにか目的を達せられたので、ここで折り返して帰宅の途に就くとしますか。時刻はそろそろ12:00。帰路は榎本牧場や彩湖に寄らず、ひたすら荒川右岸CRを下って東京へ向かうとしよう。その考えが甘かったことを、この時点では知る由もありません。
 
菜の花に覆われた荒川の土手は黄色い絨毯のよう菜花に覆われた黄色い絨毯のような土手を見ながら右岸CRを下るうちに、徐々に日が陰って気温が下がってきました。南風は強くなるわ、冬用ベースレイヤーを着てるのに寒いわ。何だか苦行めいてきたぞ。そんなことをボヤきながら前進するのでした。
 
帰路は樋詰橋・榎本牧場へ寄らずに右岸を直進やがてホンダエアポートを通過し、川島町上大屋敷へ。ここを左折すれば樋詰橋・榎本牧場だけど、帰路はまっすぐ南下するのだ。でもね、しばらくして空腹感が現れたときに、この選択を後悔しました。辺りに飲食店はおろかコンビニもないんだもの。
 
入間大橋から下流のサイクリングロードは工事中で迂回を余儀なくされるで、南下を続けて入間大橋へ到達したところ、サイクリングロードが工事中で通行止め。入間川右岸への迂回すなわち入間大橋を渡ることを余儀なくされました。何のために荒川を渡河せずに帰宅できる右岸を走ってきたのか……。仕方なく渡りましたよ、涙目になって車両を押し歩いて。
 
ゆたかや食堂のカツ丼+半ラーメンセットは大ボリューム入間川右岸を迂回する中、伊佐沼の近くで発見した “ゆたかや食堂” に入ってみました。カツ丼+半ラーメンを注文したら予想以上の大ボリューム。普通に1杯分ある半ラーメンは、シンプルながらダシが効いてて美味でした。カツ丼は衣にサクサク感が残る良品で、濃い目の味がサイクリスト向き。
 
川越線の南側で荒川サイクリングロードへ復帰ゆたかや食堂で40分ほど過ごした後、重くなった腹を擦りながら13:50に走行を再開。国道16号を古谷上交差点で横断し、しばし古谷八幡通りを東進して荒川の右岸CRへ復帰しました。が、強さを増す向かい風のせいか、しばらく100km超を走ってなかったせいか、車速が上がりません……。
 
荒川の土手を覆う赤羽桜堤緑地の芝桜マイルストーンなき右岸CRの南下を続け、16:00頃に赤羽桜堤緑地へ到達。土手一面に広がる芝桜を見ながら最後の休憩であります。ああ、我家までラスト14kmを走り出すまでの腰が重い。レッドブルを補給してエネルギーを前借りしようと思ったけど、いまさらコンビニへ寄るのも面倒くさい。
 
現実逃避の気が済んだところで走行を再開。扇大橋南詰で荒川CRを離脱し、尾久橋通りを南下して17:00頃に我家へ到着しました。この日の走行距離は約118.2km、走行ルートは[コチラ]です。桜ライドの目的を果たせたことは良いとして、冬の間にリセットされた脚力は深刻な問題だなあ。

今回のサイクリングをRelive動画で振り返る


 

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