おいしい “うどん” を目当てにグループで走るツール・ド・うどん。その2024シーズン第1ステージ［大宮地粉うどん］を、3月上旬の日曜日に決行しました。今回の目的地は、さいたま市にある武蔵野うどんの人気店・駕籠休み。主な走路は荒川サイクリングロード（左岸）です。
朝7:00頃、スタート地点のキッチンとれたてへ向かって我家を出発。いつものように浅草橋から入谷へ出て、尾久橋通りを北上して荒川CRへ向かいます。絶好の晴天なれど、とにかく寒い。サイコンの気温計はいつまでも4℃から上昇せず、一向に体がほぐれません。
脚の筋肉をほぐそうと無駄にケイデンスを上げたシャカシャカ走行を続け、7:30頃に扇大橋北詰から荒川CR（左岸）へ突入。はるか前方に見える富士山が真っ白に冠雪してます。ぐえー、3月ってこんなに寒かったかなあ。ボヤきながら荒川CRの走行を開始。
すると、首都高の江北JCTを過ぎたあたりから、冷たい向かい風が出てきました。もう3月半ばに近いというのに “荒川峠” が現れそうな予感。こりゃあ、脚を削られまくる1日になるなあ。できるだけ脚力を温存しようと、 無駄な抵抗 ちんたら走行へ切り替えてキッチンとれたてへ向かいます。
こうして7:50頃にキッチンとれたてへ到達。ここで合流予定のsambeさんがDNSになったので、他に参加者の姿はないはず。それでもスタート時刻の8:00まで、ここで時間を潰すとしますか。そこへ、参加予定のなかったテルさんが登場。びっくりしたあ！
この日のテルさんは、3日前に納車されたという DAHON K9X に乗って現れ、服装も普通のジャージ姿。それで行くの？と尋ねると「いんや行かないよ」という返事。どうやら新車のシェイクダウンついでに見送りにきてくれたらしい。
テルさんに見送られて走行を再開したものの、戸田競艇場の前で誤って荒川CRから出て道に迷い、9:00ちょうどに彩湖トイレ小屋前へ到達。yuugaさん@DAHON Visc. P20、くらたまごさん@TREK EMONDA SL6と合流し、予定より約10分遅れて走行を再開。
ところが、秋ヶ瀬橋から上流の荒川CRは強烈な北風の独擅場。この荒川峠に脚を削られて、戦意喪失からの茫然自失。おかげで荒川CRからの離脱地点を通り過ぎちゃいましたよ。くらたまごさん、気付いてたなら言おうな。「荒川峠の苦行が好きなんだと思って放置しました」じゃないよ！
ということで、予定より2kmくらい遠回りして9:45頃に文明堂さいたまあおぞら工房へ到達。サイクルラックに愛車を預けた刹那に店外ベンチへ腰掛けて、削られまくった脚の回復タイムであります。ああ、日向ぼっこが気持ちいい。買物するのは、脚が回復してからね。
あおぞら工房で買えるアウトレット品カステラは超ロングサイズで、サコッシュに収まるのはカステラ巻だけでした。そこでカステラ巻に加え、この工房で誕生したという3時のおやつあんぱんと、3時のおやつゴーダチーズパンも購入。相方へのお土産と相成りました。
回復と買物を終え、10:00頃に走行を再開。あおぞら工房を背にして東進を続け、やがて見えてきた上越新幹線の高架を潜ってさいたま新都心へやってきました。日曜だからなのか、スーパーアリーナ周辺以外に人影はなく、怖いくらいに静かな高層ビル街ですな。
そんな新都心を通り抜け、氷川神社参道と南大通東線の交差点の脇にある駕籠休みへ到着。まだ10:30過ぎだというのに、店前に長蛇の列ができてます。開店30分後で30人待ちとは、さすが人気店。ここまで来たのだから、大人しく行列に加わって待つとするか。
荒川峠から逃れた一行の前に、今度は入店峠が立ちはだかるのでした。まさか、我々の直前で品切れなんてオチはないよね。期待と不安と寒さで震えながら、遅々として進まない行列の先頭を凝視するミニベロおやじたち。その顛末は、次回［後編］で。
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