だらだらと引っ張った青梅街道ライドも今回が完結編。青梅駅前の「CROCERISTA」で落車のダメージを修復し、自走で我が家を目指します。時刻は15:00。18:00から上野で行われるチーム小輪爺の暑気払いに、間に合うことができるのか!?
青梅駅から緩やかな下り勾配が続くので、ヒザを痛めてる割にスムーズに走れます。瑞穂松原交差点から東は、道幅が広くてスピードを出しやすい新青梅街道を行くことに
ところが東大和市内から渋滞が発生。この辺は二車線道路の割に道幅が狭く、クルマの脇を通り抜けることも不可能。このままでは時間をロスするばかりなり
渋滞がひどくなる一方の新青梅街道を外れ、往路で使った青梅街道へ。少し遠回りになるけど、こっちは流れがスムーズ。16:15過ぎに小平市へ突入。遅れを取り戻そう
西武柳沢駅の手前で、富士街道を経て新青梅街道へ。走行距離は短縮できるけど、結構なアップダウンが連続してました。登坂する度、ヒザに負担がかかります (;´Д`)
新青梅街道から目白通りへ。学習院大学の正門近くでサイコンのアラームが鳴り、走行距離が100kmを超えたことを知らせます。時刻は何と17:55! 終わった…orz
暑気払い参加メンバーに遅刻する旨を連絡し、できるだけ早い合流を目指します。ドリンクボトルはとうに空。
それでもメロスは走った。 喉の渇きをビールで潤してえっ!
飯田橋から後楽園の裏手を抜けて春日通りへ。最後の難関・本郷台地の激坂を登れば、もうすぐ我が家。ダンシングで一気に登坂した後、本郷三丁目から浅草橋まで坂を下ります
18:40頃、ついに浅草橋に到着。急いでシャワーを浴び、暑気払い会場の上野「ちゅら島酒蔵」へ向かいます。が、ヒザが痛くて歩けないので、短距離なのにタクシーを使っちゃいました。セリヌンティウス yuzanさん&テルさん、お待たせしました!
駆けつけ三杯のオリオンビールを飲み干したところ、落車で負傷した両ヒザから流血の惨事。アルコールを摂取したことで血行が良くなったのかな? スプラッターなオチが付いたこの日の走行距離は約108.3km。走行ルートはコチラです。
青梅街道
ひえ~、約1カ月ぶりの更新。かなり間が空いてしまったけど、青梅街道ライドの続きです。青梅街道をせっせと西走したsaruveraは、13:00過ぎに青梅市へ突入。コンビニでGoogle Mapsを確認すると、あと5km程度で青梅駅前に到達できるみたい。
まだ体力も時間も余裕があることだし、青梅駅周辺のレトロチックな街並みを散策しつつ昼食にしようかな。すれ違うサイクリスト諸兄と声を交わしながら走行を続け、東青梅三丁目交差点を斜め右に入って東青梅駅の北側へ向かいます。
青梅市役所の先にあるJA西東京の前から、道路は旧青梅街道に。一見、何の変哲もない道路標識に書かれた「旧青梅街道」という文字に旅情を感じ、ワクワクしてきました
ところが好事魔多し。東青梅駅の先で斜行するレールに前輪を取られ、前転するように転倒。我が身はロケッティアのように投げ出された後、路面に叩き付けられました
後続車に轢かれずに済んだのが、不幸中の幸いか。起き上がって、踏切上に横たわるFELUCAを道端へ寄せたはいいけど、脚に力が入りません。見れば両ヒザから出血してるではありませんか (ノД`)
ちょっと落ち着いてきたので、激痛が治まるのを待ちながらFELUCAのダメージをチェック。右ブラケットが明後日の方向を向いてるなあ。ブレーキレバーも傷だらけだ……
転倒の衝撃で、サイクルコンピューターと右バーエンドキャップが脱落。サイコンは無事だったけど、バーエンドキャップは見つかりませんでした。バーテープもボロボロ
外れたチェーンを直すのに手間取ったので車体後部をよく見ると、リアディレイラーが変な方向を向いてました。後輪を回すとスポークに何か干渉してるような異音もするし
20分ほどして痛みが和らいできました。FELUCAもどうにか走れそう。青梅駅前に自転車屋さんがあったはずなので、そこまで行こう。青梅の街並みを楽しむ余裕はnothing
どうにか青梅駅前の自転車店「CROCERISTA」に到着。ズダボロのsaruveraを見た店主さんが洗面所に通してくれ、消毒液と絆創膏を持ってきてくれました。ありがたや
ケガの手当をして店内カフェで一服してる間、FELUCAの各部ダメージチェックと修理をしてもらいました。思ったよりもダメージが少なくて、ホッと胸を撫で下ろします
修理中、破損個所や修理方法を説明してくれる親切な店主さん。ディレイラーが変な方向に向いた原因は、転倒の衝撃でリアエンドが曲がったことにありました。修復できるクロモリフレームで良かったよお。また後輪の異音は、サイコンのセンサーがスポークに干渉して発生してた模様。バーエンドキャップも代理品を装着してもらいました。
修理を終えた店主さんと話してると、アートスポーツで修行してたことがあり、当時は青梅から上野まで自転車通勤してたとのこと。凄えな (;゚Д゚)
なお、このお店の常連さんによると、あの踏切で落車した人は少なくないそうで、その中には青梅市議もいるのだとか。青梅では知られた落車ポイントということです。特に初めて青梅方面へ行く方は、斜行する青梅線のレールにご注意くださいね。
さて、落車のダメージとショックから、一旦は輪行で帰ろうと考えました。でも、修復されたFELUCAの姿、店主さんや常連さんとの会話、そしてフォロワーさんたちから心配と励ましのツイートをいくつもいただき、自走して帰る元気が出てきました。帰路は下り勾配だから何とかなるでしょう。ということで、次回の完結編に続きます。
残暑が少し和らいだように感じた8月最初の土曜日。こんな日は走らずにいられるものかと、朝食もほどほどにGIOS FELUCAの各部をざっとチェック。たまには東京西部・多摩方面へ行ってみようかと考え、10:00過ぎに浅草橋を出発しました。
まずは靖国通りを西進して新宿へ。明治通りを左折して、伊勢丹前の新宿三丁目交差点に到着しました。なぜ、こんな寄り道をしたかというと……
お目当ては、マルイワンの前にある新宿追分(甲州街道と青梅街道の分岐点)の道標。江戸時代の青梅街道の起点です。今日は、ここから青梅街道を走ることにします
新宿大ガードの西側にある青梅街道の標識。ここが現代の青梅街道の起点です。遠慮なくガンガン飛ばすクルマと路駐車に注意しながら、車線の左端を走行します
環七の西へ行くと道幅が広くなり、環八を越えるとクルマが減って走りやすくなってきました。それでも時折、クルマにあおられるので油断は禁物
西武新宿線のガード下を潜り、田無一丁目交差点を左折。ここは江戸時代の田無追分で、看板だらけの田丸屋酒店は昭和初期まで柳沢宿(田無宿)の旅籠だったそうです
西澤タワー スカイタワー西東京を右手に見つつ西進すると、やがて小平市に突入。西武新宿線の踏切の先で、多摩湖自転車道と交差します。この道も走りたいですね
多摩湖自転車道を20mくらい進むと「小平ふるさと村」。江戸時代の農家などを移築してあります。糧うどんは休業だったので、小休憩&ドリンク補充だけします (´・ω・`)
再び西進し、その名も青梅街道駅の前を通過。単線と小屋のような駅舎が、ローカル線の情緒たっぷりで堪りませぬ。この辺が江戸時代の小川宿だったそうです
東大和市駅たもとの青梅橋交差点で、青梅街道は右に折れて北進。走っていると前方に狭山丘陵が見えてきました。だいぶ旅情が出てきましたねえ
青梅街道は狭山丘陵の手前で左に折れて再び西進。武蔵村山市内で都バス梅70系統と遭遇しました。都バス最長路線で後部ドア乗車のマニアックなヤツです
瑞穂町に入り、旧日光街道交差点へ。明治5年創業という會田漢方の建物がイイ味を出してます。この辺りが江戸時代の箱根ヶ崎宿だったそうですよ
横田基地に離着陸する飛行機の轟音を聞きながら進むと、瑞穂松原交差点で青梅街道と新青梅街道が合流。ここまで来れば、青梅市街まであと少し (`・ω・´)
出発前は爽やかに感じたけど、思ったより日差しが強く、早いペースでドリンクを消費してます。とはいえ、まだ走行距離は46kmなので余力は十分。鼻息も荒く青梅駅前を目指すsaruveraに、まさか大アクシデントが待ち受けていようとは。子細は次回で。