さらばシーズンオフ。TOKYOエンデューロ2019のエントリーも締切ギリギリに完了し、いよいよ活動期が迫ってきました。今年は我家のフィット(GK3)をレース時のトランポにすべく、室内サイクルキャリアを品定めすると MINOURA VERGO-TF2 がお買い得な価格になってるじゃない!
喜びのあまり他社製品と比較することなくポチったのは、VERGO-TF2-WH kit(自転車2台を積載できるVERGO-TF2とVERGO-TFホイールホルダー1本のセット)と、後輪を外したリアエンドに装着するリアエンドサポート3。これでTOKYOエンデューロ2019に間に合うぜえ。
Amazonから届いたVERGO-TF2-WH kitの外箱は、かなりデカイ。1000mm×200mmの直方体が、我家の玄関を圧迫しまくります。これ、本当にフィット3のラゲッジルームに収まるのか? 本体サイズとクルマ荷室幅を下調べしてたにも関わらず、不安感が拭えません
そんな箱の中身はいたってシンプル。VERGO-TF2(全長990mm・重量2800g)とVERGO-TFホイールホルダー(全長465mm・重量400g)、それに説明書と保証書。概ねアルミとABS樹脂で構成された軽量なツールなので、クルマへの出し入れで苦労することはありませんね
クイックレリーズを備えたフロントフォーク受けは、赤色のノブを緩めると15°刻みで左2段階・右3段階に回転します(基本はクイックとベースレールが平行な状態)。ちなみにクイックレリーズは、9mmクイック対応に加えて、アダプターの組み替えで15mmスルーアクスルにも対応
ベースレール脚部とフロントフォーク受け脚部は、ともに樹脂製。ベースレール脚部のほうがゴムっぽい質感で、滑り止め効果を狙ってるっぽい。クルマと固定する部品は一切なく、この脚部だけで支える設計ではラゲッジルームで滑らないか気にななります
ホイールホルダーは、基部の板ナットをVERGO-TF2のベースレールに通し、任意の位置でノブボルトを締めて固定。このノブボルトを緩めれば、360°無段階でホイールホルダーの向きを変えられます(折りたたみ時と使用時の90°にしか変えないけど)。その上のボルトはアーム角度の固定用
GIOS FELUCAのサドル高を考えると、後輪を装着したままフィット3に積載するのはムリそう。そこで、後輪を外して車載する際にリアエンドへ装着するリアエンドサポート3も調達しました。チェーンリングやリアディレーラが床に接触しないように、自転車の後方を持ち上げて支持するツールです
VERGO-TF2をフィット3のラゲッジルームに設置してみると、荷室で左右幅が最狭なホイールハウスでも6mm程度の余裕がありました。後席をたたんだ状態であれば前後長も問題なさそう。荷室カーペットは思った以上に摩擦力が大きいようで、VERGO-TF2が滑る気配はありません
前輪を外した GIOS FELUCA をラゲッジルームへ運び込むと、やはりサドルが天井に突っかえて自立させられません。想定通り、後輪を外してリアエンドサポート3で支持することにしました。リアエンドの固定位置はもっと下げられるので、かなりサドル高のある自転車でも積めます
次にGIOS FELUCAのフロントフォークをVERGO-TF2に固定し、フィット3への積載が完了。この状態で、サドル上端と天井は約40mm、STI前端とリアハッチは約50mmのクリアランスがあります。また、VERGO-TF2とリアハッチの間には200mm以上の余裕があり、ちょっとした荷物も置けます
ただし、VERGO-TF2に固定しただけだと走行時にGIOS FELUCAが左右にグラついたので、タイダウンベルトでクルマと固定することにしました。自転車のフレームにタイダウンベルトを巻き、ベルト両端のS字フックをISOFIXアンカーと後席固定アンカーに引っ掛けます
ホイールホルダーは1本で車輪2つを積載できます。後輪(写真奥)はシャフトをホルダー先端の切り欠きに入れ、クイックを締めて固定。前輪(写真手前)はクイックのナットと傘バネを一旦外し、シャフトをホルダーの孔に通してからナットと傘バネを取り付け、クイックを締めて固定します
ひと通りの手順を終え、GIOS FELUCAを車載したフィット3のラゲッジルーム(実際は自転車の右側にもタイダウンベルトを張りました)。工具箱やヘルメットを置いても、自転車をもう1台積めるスペースは十分にありますね。ホイールホルダーとリアエンドサポートを追加しようかな
ちなみに、GIOS FELUCAを車載したときの後方視界は、こんな状態です。バックミラーに自転車が映り込みはするものの、視界を妨げる感じはあまりしません。これなら2台の自転車を積んでも、ある程度の後方視界は確保されそうですね。運転するにも安心
VERGO-TF2を使ってフィット3にGIOS FELUCAを車載した結果、ミニベロはもちろんロードバイクでも2台は積める手応えを得ました。フレーム前後長はミニベロのほうが長いし、フロントフォーク側の上方空間は余裕ありまくりだもの。一式の積載時間も慣れれば15分程度。かなりイケるじゃない(自己満)。
4 コメント
こんにちは。
VERGOは私も買ったんですが、毎回セットするのが面倒で結局使わなくなりました。
折り畳んでザックリ輪行袋入れた方が早いし、スペースとらないんです。
自分のは折り畳み自転車なのでsaruveraさんとは状況が全然違いますが。
2台積めるなら、旅先で奥様と自転車を楽しむ事もできますね。
そんな記事も楽しみにしています。(笑)
>まりぽさん
おお、VERGOを持っていたんですね。使わなくなってるなら貰えばよかったw っていうレベルで満足してます。実はVERGOを購入する際、「これがあれば安心して走れる自転車専用道まで運べるよ」といって相方を口説き落としました。お楽しみにされてるなら、ネタ作りに出かけましょうかね。
私も相方とのクルマ輪行サイクリングを提案して2012年に購入しましたよ。
なので、最初から2台搭載仕様のです。ホイールホルダーもあるので一緒ですね。
前にも書きましたが、相方のBRUNOはハンドルステムを高く改造しているため載らなかったので提案虚しくお蔵入りしました。
次はブロンプトンでも買おうねという結論にw
コレにかぎらず、自転車パーツやアクセサリって購入前に懸命に調べるんですが、意外と合わなくてお蔵入りしてる物が多い気がしますな…(´Д`)
>まりぽさん
あのBruno Mixteは、かなりアップライトにしてありますもんね。自転車のパーツやアクセサリは試用できないものが多いから、計算したのに合わないってこともありがちですね。一方、どこかをイジった結果、合わなくなっちゃったということも。なかなか難しいものですね。