池上梅園で見納めの梅に邂逅したポタリングは、次の目的地・多摩川スカイブリッジを目指して多摩川サイクリングロードを南下。最南端の穴守稲荷神社大鳥居に到達後、高所恐怖症ゆえの葛藤を経てスカイブリッジの東詰へ向かうのでありました(前編を参照)。
穴守稲荷神社大鳥居から都道311号の自転車レーンを東進し、突き当たった環八を右折して第1・第3ターミナル方面へ進みます。左手に見えるはモノレールと羽田空港。飛行機が頻繁に離着陸する様子を間近にするうちに高揚し、スカイブリッジに対する高所恐怖がちょっと薄れてきたかも。
環八を第1・第3ターミナル方面へ東進すると、立体交差上に多摩川スカイブリッジの東詰が見えてきました。なるほど橋梁へ出るには、この交差点の左側(ホテル側)に設置されたスロープもしくはエレベーターで立体交差の上層へ行く必要があるのね。
で、多摩川スカイブリッジの通行帯を見てみると……。何ということでしょう! 幅員の広い自転車レーンが、車道と歩道の間に設けられてるじゃありませんか。これなら高所恐怖症を抑えられますわい。意気揚々とスカイブリッジを渡って川崎へ突入。案ずるより産むが易しでありました。
そしてスカイブリッジ西詰の交差点を右折し、12:00にTREX KAWASAKI RIVER CAFEへ到着。多摩川CRのマイルストーンとして定着してきた場所だけあって、サイクリストの姿がいっぱいです。今日はこの店でランチを摂り、我家へ折り返すことにしますか。
TREX KAWASAKI RIVER CAFEの店内は、いわゆるブルックリンスタイルのデザイン。工業的な雰囲気でありながら開放感があるので、おしゃれ空間なのに長居しやすいです。また、客席と入店待機列が離れてるので、視線に追い立てられることもありません。
そんなTREX KAWASAKI RIVER CAFEのケイジャンチキンローストは、かなり好みの味わいで美味でした。表面はパリパリ、内部はふっくらジューシー。クミンが効いたケイジャンソースと、たっぷりのレモン果汁やパクチーとの組み合わせも最高。ちょっと値が張るだけの満足感はありますぜ。
こうして50分ほどランチタイムを過ごし、再び多摩川スカイブリッジへ。こちらの車線も広い自転車レーンが設けられてるので、高所恐怖症に襲われることなく渡れました。ちなみに川崎側は普通の勾配路なので、ランチを食べすぎると橋の登坂が苦しくなりますよ。
さて、スカイブリッジを渡って羽田空港前へ戻った後は、しばらく環八を西走。そして大鳥居交差点を右折し、産業道路で都心方面へ向かいます。空が曇りはじめ、イヤな感じの風も吹いてきました。途中で雨が降ってこないか心配だなあ。
産業道路は大森警察署前で第一京浜(国道15号)と合流。このまま北上を続け、品川・新橋を通過すれば日本橋。そんな風に我家までの距離を体感する地点まで戻ってきたせいなのか、妙な物足りなさが湧いてきました。このまま直帰するのがもったいない感じ。
なので新馬場で山手通りへ右折し、天王州アイルへ寄り道してみました。ドラマやCMに頻出する割に、よほど意識しないと来ない場所。この天王洲ふれあい橋も、その1つですね。個人的には自衛隊がネオランガを迎撃した場所という印象が強いけど。
その後は旧海岸通り(都道316号)を芝浦まで北上し、札の辻橋で山手線・東海道新幹線を越して第一京浜へ復帰。ここから見える東京タワーは、周囲の高層ビルに背を抜かれそうでかわいそう。そんな感傷を覚えながら日本橋方面へ向かいます。
芝を抜け、浜松町のカーブを過ぎれば間もなく新橋の山手線高架。我家まで6kmを切ったここで、またもや脈絡もないことが脳裏をよぎります。ボロくなったバーテープの換えを買わなくちゃ。ということで、まだ行ったことのないワイズロード新橋店へ寄ることにしました。
2022年10月にオープンしたワイズロード新橋店は、1Fコンビニ奥がミニベロ売場、B1Fがロードバイク/クロスバイクとアクセサリー/パーツ売場になってました。場所柄なのでしょうか、広めな売場面積の大半を完成車が占め、アクセサリー/パーツは基本的な品揃えといった感じ。
求めるバーテープはなかったけど、未知のショップを見たり話を聞いたりするのは楽しいものですね。その後は銀座の混雑を避けて昭和通りを北上し、日本橋本町から江戸通りで浅草橋へ帰着。この日の総走行距離は約58.7km、走行ルートは[コチラ]です。あ、桜が咲いちゃった……。
今回のポタリングをRelive動画で振り返る
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