昨夏に続き、今年の夏も福島県会津地方(相方の実家)へ行ってきました。今回はレンタカーを使って都内を脱出。大渋滞に巻き込まれる手前で高速道路を降りたので、かなりスムーズに辿り着けました。片道300km・約6時間といったところ。
のどかな山里で穫れたての野菜や馬刺をいただき、まったり山と田畑を眺めながら過ごして心身を静養。十分に休んだ翌日は、念願の「大内宿」へ行くことにしました。会津と日光を結ぶ会津西街道の宿場町として栄え、今も往年の建物が残っている地です。
江戸時代に宿場町だった大内宿は、かつての街道に沿って茅葺きの古民家が軒を連ねてます。町並みを眺めてるとタイムスリップしたような気分になります
古民家はそれぞれ、飲食店や民芸品店などになってます。全部で40軒ほどなので、1店ずつ軒先を覗いて買い食いしながら散策しました
本家玉屋の軒先では「黒米入りきんつば」を焼いてます。和菓子の金鍔というより今川焼みたい。焼きたてアツアツで、美味なオヤツです
浅沼食堂の軒先では、炭火で焼いたイワナや団子を販売。炭のパチパチとした音と香ばしい匂いが食欲をそそります
街道沿いに引かれた用水路のアチコチで、ラムネや野菜が冷やされてました。“清水で冷やされた”と形容されると、俄然おいしそうに思えてなりません
よろづやという蕎麦屋で昼食。店内も古民家のままで、年季の入った囲炉裏も健在。魚の塩焼きなどに使われてました
昼食はもちろん、大内宿名物「高遠蕎麦」。橋の代わりに長ネギで蕎麦をたぐり、蕎麦と長ネギを一緒に食べます。長ネギの辛みと甘みが、蕎麦の風味とマッチ
大内宿の程近くにある「塔のへつり」にも寄ってきました。風雨に浸食された断崖絶壁はとても美しいけど、高所恐怖症にはちとツライ(吊り橋も揺れて怖いし)
大内宿観光の翌日、畑で野菜の収穫をさせてもらいました。その最中にセミの脱け殻を発見。ヒグラシの鳴き声が夕方を告げる山里であります
畑仕事(というより畑遊び)から帰った夜、1年に1日しか咲かないというサボテンの開花に出会いました。これはイイことがあるかもね
雪深く夏短い会津地方に生きる方々の温かい人情とおもてなしに触れ、ほっこりと癒された三泊四日の旅。去りがたく感じつつも会津を後にし、再び東京での日々に向かいます。また来年も訪れたいものです。ありがとう、会津。
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