はじめてビンディングペダルを使うときに、誰もが経験することなんですけどねえ。相方が何度か立ちゴケしました。停車するときにビンディングが外れず、パタンと横転するやつ。で、泣きながら訴えるわけですよ。もう二度とビンディングペダルを使いたくないと。
これが原因で自転車に乗らなくなったら本末転倒なので、相方が望むフラットペダルに換装するか。ということで、ストリートファイターっぽい姿の BRUNO SKIPPER ブルホーン仕様 に似合うフラペを探した末、MKS MASH STREAM を調達しました。初の三ヶ島製作所!
MKS MASH STREAM は、三ヶ島製作所とサンフランシスコのピスト系ショップ “MASH SF” のコラボ商品で、ストリートバイクに似合うデザインと使い勝手を追求したフラットペダルだそうです。ギザギザ歯型が並ぶ踏面は、幅76mm×長さ61mmと小ぶり。
MKS MASH STREAM はトゥクリップの装着を想定した設計で、裏面後方に蹴返しが設けられてます。わずか13.5mmの三角形の突起ながら、スムーズなシャフト回転と相まってイイ仕事をするんですよ。蹴返しに足を掛けると、クルッと表面になって楽々ステップイン。
相方がトゥクリップを要望するので、三ヶ島製作所のクォータークリップを MKS MASH STREAM に装着しました。爪先を覆うくらいのサイズだけど、意外と機能してくれますぞ。足が小さい人は使いやすいみたい。シューズを傷めないように、ゴムっぽい樹脂でコーティングされてます。
トゥクリップを装着したペダルは、未使用時にペダル踏面が下へ向いちゃいます。そこで、足裏を踵返しに引っ掛けながら後方へ引くと、ペダルが半回転して踏面が上向くのでステップインするギミックです。足を後ろに引いてから前に出す、という2アクションを動画で撮ってみました。
クォータークリップを装着した MKS MASH STREAM と クランクブラザーズ キャンディ1 のサイズ感はこんな感じ。世紀末感のある外観に惑わされがちだけど、ペダル本体は キャンディ1 とほぼ同等のコンパクトさです。拇指球を外さずに踏めってことか。
ただし重量はズッシリ。片側だけで229gって、クランクブラザーズ キャンディ1 の左右ペア(295g)とあまり変わらないぞ。これはもう鉄の塊です、凶器です。ああ、だからストリートファイターなのか。バイオレンスだなあ、サンフランシスコは。
MKS MASH STREAM の装着には、6mmヘックスレンチを使用します。ペダルレンチとの共使いで締めると、締め付けトルクが掛かりすぎるので注意しないと。ちなみにスピンドルも鉄製なので、ケイデンス取得用マグネットはタイラップを使うことなく磁力で固定できます。
ペダルを MKS MASH STREAM に換装した BRUNO SKIPPER ブルホーン のサイドビュー。全長が短いクォータークリップは、以前のトゥクリップのように地面へ接触しないので使いやすいと、相方は気に入ったようです。名実ともにストリート仕様らしさが強まりましたな。
さて、夏休みの工作よろしくカスタムした BRUNO SKIPPER は、年末になってようやく相方と馴染む仕様に落ち着きました。これで年の瀬ポタリングにでも行ってくれるとイイなあ。その間、取り外した クランクブラザーズ キャンディ1 の嫁ぎ先を探すとしますか。
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